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(51)箱根直前インタビュー⑩ 阿部弘輝 

競走 2018.12.27

箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。

今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。

 

10回は阿部弘輝(政経3=学校法人石川)のインタビューです。

 

――今年1年の飛躍の要因は何ですか。

 「来年必ず見返してやるという強い気持ち、競技に関して覚悟を持つことができたのが一つの要因です。(昨年度は)各大学にも予選会落ちをして、明大はダメだな、弱いなという印象しかなかったと思います。そこを何としてでも僕が先陣を切って明大をしっかりアピールして、今年度の明大は一味違うんだと(思わせる)覚悟はすごく持っていました。そういうものも全部含めた大きな要因があって、今年1年成長できたのかなと思います」

 

――追い求めている理想の選手像はありますか。

 「世界と戦うことが一番の目標です。確かに箱根も大事な大会ですが、トラック競技で勝負をしたくて明大に入学したので。大学のうちにできることは、スピードをたたき上げることだと思うので、そういった意味では箱根を通過点、トラックで世界と勝負するための土台づくりと捉えています」

 

――八王子ロングディスタンスでは27分台を出しました。

 「27分台は出したことで注目はされると思うんですけど、全部の主要大会に自分の絶好調を持っていくのは、非常に高いレベルの選手しかできないと思っていて、僕はまだその高いレベルの選手ではないと思っています。ただその27分台を出した自信は、必ず箱根で生かされますし、継続した練習の中での27分台は地力が上がっていることなので、箱根に対して不安はないです。プレッシャーを気負わず、僕自身にとっては一つの箱根駅伝、一つの20キロのレースにしか過ぎないので、実力をしっかり出し切ること、結果を残すことが目標です」

 

――27分台を出した後、それ以前の今季学生記録者である相澤晃(東洋大)選手と何か話しましたか。

  「そうですね。ラインで一言『おめでとう』ともらいました。僕自身相澤の記録は正直簡単に抜かせるだろうと思っていたので、それが有言実行できて、同期としてライバルとしても良い切磋琢磨(せっさたくま)になったと思います。箱根では、相澤に『箱根では負けない』と言われましたし、お互い高いレベルで大学界を引っ張っていけることは、楽しいしその位置にやっと来られたというのがあります。箱根ももし一緒の区間になったら、絶対負ける気はないです。来年度はお互い4年生になり、学生界を引っ張っていくのは僕ら2人だと感じているので、箱根では2人で結果を残したいです」

 

――今回2区で相澤選手と勝負したい気持ちはありますか。

  「(区間は)佑樹さんが決めることなので、正直どの区間になっても、今はどこでも走れる状態です。仮にエース区間を任されたとしても、勝負できるところまで来ているので、本当に非常に楽しみな箱根駅伝になると思います」

 

――その中でも走りたい区間はありますか。

 「区間にはあんまりこだわりがなく、一番はチームのために結果を残したいです。今回シード権は確実に取らなければいけないので、どの区間を走ってもいい状態を作って、1〜4区どの区間でも結果が出せる走りが求められてくると思います。今のチームは流れに乗ればすごく良いところまでいくと思うので、流れに乗っかることも、流れが悪い中で襷をもらった時は流れを断ち切る走りも僕は両方対応可能なので、任された区間の走りをしたいと思います」

 

――流れに乗ればどの辺までいけると考えていますか。

 「上の4強が正直抜け出しているとは感じているので、本当に流れに乗ったら5番には確実に行けるのではないかと思いますし、今回シード権争いも非常に混戦です。1区間1区間の粘りや流れが重要なので、任された区間でシード権獲得、またはその最高の目標で終われるような走りをしていきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[綾部禎]

 

次回のアップ日は1228日です。お楽しみに!

 



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