(15)4年生へのメッセージ/池上礼一コーチインタビュー続編

2018.12.14

池上礼一コーチから4年生へのメッセージです。

 

――4年生1人ずつにメッセージをお願いします。まずはGK後藤大輝選手(政経4=大宮アルディージャユース)にお願いします。 

「ごっと(後藤)は真面目な性格なので練習にもすごく真摯(しんし)に向き合って取り組みますし、GKというポジション上、なかなか公式戦に出場できない時期でも我慢強くチームと自分のために毎日を送っていたと思います。高校生の時は1年生の時から試合に出続けていたそうなので、明治に来て試合に出るための努力と準備の大切さを改めて学んだと思います。真面目な性格なので失点やミスを全て背追い込みすぎてしまうところがあるのですが、時には彼自身がチームや仲間を叱咤(しった)することも必要だと思います。この4年間でそれだけの努力をしていますし、それができるようになればインカレの優勝も本当の意味で近付いてくると思います」

 

――GK長沢祐弥選手(政経4=藤枝東)へお願いします。 

「他の4年生メンバーに比べると自己表現がすごく少なくて本当に何考えているか分からなかったですけど、1年生の時に和泉竜司(平28政経卒)とかが長沢と対峙して『こいつスゲー』と言っていたので、やっぱり対峙したFWからしてもやりづらいGKなのかなと思いました。また、高い身体能力に加えてボールを最後まで目で追い続けられていて、ギリギリのところまで我慢できるから、至近距離のボールとかもよく止めている印象ですね。でもハートを全面に押し出せない性格なので、なんとか変わってほしいなと1年次のⅠリーグ全国大会に無理やり連れてって、普段リーグ戦に出場できない4年生とかの必死にプレーする姿を見てほしくて僕も必死でしたね。学年が上がるにつれて、試合に出るにつれて自然とハートが出せるようになっていったので、やっぱり試合に出ることや学年が上がるということの重要性を痛感しました。長沢と後藤は本当に1年生の時からお互いを尊重し合って高め合っていたと思いますし、最後の最後までお互いを高め合う良きライバルであってほしいと思います」

 

――DF伊藤克尚選手(商4=サンフレッチェ広島ユース)へお願いします。 

「やっぱりいい選手で、サイズはないですけど安定したプレーをしてくれますし、頭もいいので会話をしてくれますし、仲間に対してもこちらの要求を理解して実践しようとしてくれます。実際技術力も高いのですぐにプレーで表してくれますけど、2年次もリーグ戦に出たりして西競技場での専大戦に出て、そのまま出続けていれば、また全然違う1年間になったと思います。その試合のケガで休んでしまったりとか細かいケガがあったりとかが、ある意味弱点で、今年はケガなくやってきて最終節でキャプテンマークを巻いていましたけど、後藤とかと同じでなかなか出られない時期もしっかり取り組んでいましたし、選手としては悔しい使われ方でも不満に思うことなくやっていました。そういった意味での信頼感も周りが見ていてもあって、サッカー以外の面でも信頼があるので、橋岡和樹(文4=浦和レッズユース)と二人で副キャプテンとして岩武克弥主将(政経4=大分トリニータU―18)をサポートしてくれます。大臣杯でメンバーに入れず大阪に行けなかったですけど、八幡山で残りのメンバーをまとめてやっていて、最後優勝した時もスタンドで優勝カップ掲げていたりとか苦い経験をしているので最後インカレで、もう一花咲かせてほしいですよね」

 

――DF上夷克典選手(商4=鹿児島城西)へお願いします。 

「エビ(上夷)はうまくて速いんだけど、弱くて戦えなくて、ケガも多いし声も出せない。自分の能力をフル活用していない甘えん坊といった感じですかね。よく栗田監督にも甘エビって言われていました。歴代の明治のセンターバックはみんな強くて戦えて大声でどなりちらせるので、さらにそういった先輩たちと比べられて足りないと怒られる(笑)。でも、学年が上がり試合にも出続けられるようになると一気に印象が変わりましたね。高さ強さも磨きがかかり、ラインコントロールの指示も練習中から出るようになりました。もともとうまかったので明治でサッカーがうまくなったかと言われればそこまで変わってないかもしれませんが、明治の仲間や明治の環境が彼を成長させたと思っています。プロになるのでここから先は自分自身でさらに成長していってほしいと思います」

 

 ――DF辻拓也選手(商4=徳島市立)へお願いします。

「僕が3年前にIリーグの監督をやっていた時、CBを交代させなければならなかったのですが、辻ではなく他の選手を入れて勝った時がありました。辻には、試合に出るかもしれないから準備しといてくれと伝えながら出せなかったので『さっきは出せなくてごめんな』と伝えたら『あの場面で使ってもらえなかったことは悔しいけど、まだそこまでの信頼を勝ち取れていないことが分かったので、また明日からその信頼を勝ち取るために頑張ります‼ 』と言われたのがすごく印象に残っています。僕が選手だったら、なんで使ってくれないんだという不満が先行してしまうでしょうけど、彼は違いましたね。その後、練習でも前向きに努力する姿を見ていたので常に試合のメンバーには入れていたのですが、Iリーグの全国大会出場をかけた試合のラスト15分に前線から厳しい守備を繰り返してほしいと本職のCBではなくFWとして出場させました。最後の最後までチームのために前線からきつい守備をやり続けてくれたのを今でも覚えています。だから僕は辻となら心中できると思っています。彼の持ち前のキャラクターでグラウンドのみんなの表情も明治の寮の中もパッと明るくなるので、ラストのインカレまで良い準備を続けてほしいと思います」

 

――DF袴田裕太郎(法4=浜松開誠館)選手へお願いします。 

「裕太郎の印象はすごくおぼっちゃんで、すごく性格良いし優しいし頭も良いですけど、サッカーに1番大事な戦う部分とか自信とかが全然ない。いい意味で謙虚ですけど謙虚すぎてもこの先はやっていけない。3年になって試合に出続けるようになってからそういった部分が徐々に備わってきていると思います。彼自身もチャンスが巡ってくるような取り組みも日々していると思いますし、怒られながらも試合に出続けて結果を出す能力はある選手なので、そういった性格や取り組みが良い方向に出ているのかもしれませんね。ただ、ここから先はもっとシビアなプロの世界で、性格が良いとか取り組みが良いとかの前に結果が全てなので、そういった厳しさの中でも良く考えて早く順応して持っている能力を更に磨いてほしいと思っています」

 

 ――DF橋岡選手へお願いします。 

「はっしー(橋岡)は変わったな。はっしーは運動能力が高くてスピードもあって頭も良くて会話もできるし、コーチングできるし、右左両方できるし、すごく期待していましたけど、ここって瞬間に裏切られることが多かったです。裏切られるというのは、そこ大事じゃんと伝えている時に自分のせいではなく見せる、あまりうまい言葉が思いつかないんですけど、でもこっちからすれば『お前能力高くてそれだけできるんだから、そのくらいはやってくれよ』というプレーが本当にたまにありました。その本当にたまにが、結構大事な場面で出てきて。だからリーグ戦で出ていてその場面が出てきたり、ここ大事だよというトレーニングマッチで出てきたり、彼自身が下級生の時ほど思ったような軌道をたどってきていないと思います。その理由はそういうところにあって、日常がすごく性格良くて頭良くてなんでもできるからこそ、そういう際のところをしっかり飲み込んで反映させてプレーできていたり、責任を自分で被れたらもっと違ったのではないかと思いますね。だから正直に自分の責任を伝えきれなかったことは、こっちの普段の接し方や指導力に問題があると思いますし、結構彼に関しては能力の割に試合に出る回数が少ないので、もっとうまく伝えられれば良かったなという後悔があります。上級生になってからか、いつからか分からないですが副キャプテンにもなるくらいまとめていますし、発言も自分のことを殺してでもチームのためにこれが必要なんじゃないかと、発言もプレーも増えて下級生の頃にあったここって時に逃げてしまうプレーは全くないです。今は本当にチームのために走っているし、それができる選手が頼りがいのある選手だと思うので、サッカーでいったらいいプレーですし、それはもっと1年生の時からやってくれよと思いましたけど、だから今、試合に絡むのが増えてきていると思います。インカレで絶対にチャンスがくると思うのでやってほしいですね」

 

 ――DF岩武選手へお願いします。

「彼が明治に入って明治を出ていく時は、思い描いている通りになるかは彼自身しか分からないので、次の世界でこの4年間が間違っていなかったかを証明してほしいですね。キャプテンになってすごく悩むことも多かったと思いますし、自分のプレーを表現することとチームを引っ張ること、伝統を守ることなどいろんなことで悩み続けた1年間だったと思います。最後インカレでしっかり取って、明治選んで良かったと出ていった先で感じられるような最後のインカレにしてほしいなと思います。下級生は、今の頼もしすぎるタケ(岩武)しか知らないと思いますが、実はタケも2年生の頃は怒られまくっていましたね。チームは圧勝しているのにサイドバックで足つっちゃってめちゃめちゃ怒られるみたいなのが2年生の前期にずっと続いていました(笑)。当時は本当に不思議でしたが、明治のサイドバックあるあるで、守らなきゃいけない範囲が広すぎるらしいです。僕はそんな気はなかったのですが、公式戦中にも関わらずかなりの理不尽があったようで、その積み重ねが今の岩武を作ったのかもしれませんね。今後にも期待しています」

 

――MF小野雅史選手(政経4=大宮アルディージャユース)へお願いします。 

「マサ(小野)は2年生から出続けているので、明治のボランチといえば小野という印象が強いですね。その分マサに頼り切りになっている部分やマサが何とかしてくれるという思いが強かったと思います。3年生の時に膝をケガして悔しい年になったと思いますけど、そこで学んだものも今年のラストイヤーで出し尽くしてほしいですね。明治のボランチで2年生から出続けた選手はあまりいないので、プロの世界にも行きますけど自信を持って卒業してほしいなと思います。プロの世界のポジション争いは熾烈なので周りに遠慮することなくやってほしいです。自分がチームを勝たせるという強い思いをピッチに立つまでの姿勢として示し続けられるかが、彼が大学を経由した理由だと思いますし、性格の優しさとかピッチでのプレーではない部分で本当のプロフェッショナルになれれば、もっともっとできるんじゃないかと思います」

 

 ――MF富田光選手(文4=中京大中京)へお願いします。 

「光はやっぱり筋肉が付かないので、うまさでやっている選手ですね。でも1年生の時からアミノバイタルとか出ていますし、結構大事な時に点を取る選手なので、栗田さんもずっと使い続けていましたけど、4年目にして少しモヤモヤしている時期を過ごしているのかなと思いますね。多分本人にも分からないことだと思いますし、僕はサッカーのプレーでしか選手の調子の良い悪いを判断してないので、そのモヤモヤしている部分が分からないですけど、今日(12月1日)のトレーニングマッチを見たら吹っ切れてきているなと思ったので、どこかチームが決まるといいですけどね。仲間からおじいちゃんと言われているので ()。王様で卒業していってくださいと。高校の時から王様だったみたいなので()。 ただ、今はチームに気を使っているように見えるので、下級生の時のような一番泥臭く動き回れる王様になってほしいです。インカレ以降はそこに期待しています」

 

 ――MF渡辺悠雅選手(営4=横河武蔵野FC)へお願いします。

「辻と筋トレばっかりやっていて、いつもトレーニングルームで上半身裸になって鏡を見ていましたね。筋肉量はもはやサッカー部の領域を超越していると思います。見た目の割に根は真面目ですごくピュア。下級生の時は俺のプレースタイルはコレ!みたいなところがありましたけど、3年生くらいから自分のプレーの幅を広げるために自主練などもよくしていましたね。ピッチに立つと悠雅はすごく我が強いので、プレーもまさにそのままですけど、自分のスタイルが強い分そこで勝負してやってきてそれが通用しなかった時とかに、結構空回ってしまうタイプ。すごいプレーしたと思ったら、すごい下手くそなミスしたり、結構波がある選手です。でも今年の最初の開幕戦もあいつから始まったりしているし、やっぱりキャラクターとしても一番勢いが出るタイプなので、インカレで爆発して、本人はプロにいきたいと思っているので、そっちの道が見つかればいいですけど、ノリがいいので思う存分乗らせてインカレに出てほしいと思います。だから少し乗らせるために頑張ります」

 

――FW河辺駿太郎選手(農4=大分西)へお願いします。 

「しゅん(河辺)はセレクションの時にインパクトがすごくて、一瞬でトップスピードに入るところとか左右足のドリブルなどとにかくすごかった。その場にいた全スタッフが即決するくらいずば抜けたインパクトを残しましたね。そのままプレーをしてくれたら良いですけど、明治に入ったら明治の枠の中で自分の立ち位置を決めてしまったのか、すごく自信がないようなプレーを続けていましたね。客観的に自分の特徴を見られないのか、4年になった今もたまにありますね(笑)。でも能力はピカイチですし、頭も良くチームのために黒子になって走り回れる選手です。だからインカレで最後までインパクト残し続けて次のステージを勝ち取ってほしいと思います。少ない生田キャンパスの選手なので、生田代表としても頑張ってほしいです」

 

 ――FW村田航一選手(法4=日章学園)へお願いします。 

「航一はケガが多くて最初はプレーを見た事なくて、1年生の最後に少しプレーを見てすごくいいプレーをするなと思ったら、2、3年の時に試合に出たりしました。でもやっぱりケガが多くて、3年生の時に過保護ばりに手厚く気を回しました。出場時間とか練習量とか本人はあんまり思ってないと思いますけど、気を使って練習に毎日参加できるように、とにかくピッチに立てるように手厚くやったのは覚えていますね。今4年生になって本当にケガが少なくて、得点もリーグ2位でしたけどそれ以上にチャンスが多いと思うので、なんなら得点王もいけたかなと思いますけど、本人も1年間やり続けられているのが4年間で初めてだと思います。結果から内定ももらえているので、ピッチに立ち続けていればチャンスをモノにできる人間だと思うので、インカレもそうですし、次のステージでも謙虚過ぎず、献身的に航一らしくやってほしいなと思います」

 

 ――FW押本祐輔選手(営4=鎌倉)へお願いします。

「おっしー(押本)は一般生で入ってきれてくれて年齢が一番上で、去年のミニゲームで練習した時に、チーム分けで誕生日順にしたら誕生月も先頭でした()。だから去年の段階で一番年上で、思わぬ所で面白い部分があるやつで、後輩からも先輩からも同期からも愛されるやつでした。やっぱりセカンドでも試合に出られない中でもある意味明治らしい立ち振る舞いとかプレーとか体現できている選手だと思うので、やっぱり後輩とかはおっしーの考え方やサッカーに対する思いは推薦組、一般生関係なくお手本にしてほしいと思います。最終学年でIリーグの全国大会に出場しました。その予選を勝ち抜くには普段の練習が全てですが、その毎日の練習でおっしーは自分が試合に出る出ない関係なくチームを引っ張っていましたし、常に純粋にスタメンを取りにいっていましたし、だからこそ他のメンバーも手を抜かずに良い練習ができていました。なので、おっしーは試合に出ていない時でもチームのために尽力した選手だと思っています。おっしーのような選手がいる時のチームはまとまりますし強いですよね。話を聞くと体育会本部でもかなり人望が厚いらしく、集中応援の時は彼の呼びかけで明大の体育会が動いたと聞いています。人間としての魅力がある証拠ですし、サッカー部の誇りですね」

 

――DF山上渓吾選手(営4=札幌新川)へお願いします。 

「渓吾は一番良かった時が練習参加してくれた高校生の時で、それ以降怒られっぱなしで本人も悔しい思いをしていると思いますけど、やっぱり真面目で一生懸命練習しています。自分でできることとかを必死こいてやっているので、おっしー(押本)と似ていますけど、渓吾とかおっしーのためにも、試合出ている人はそういう人間がいることを忘れないでほしいなと思います。そう思わせてくれるような人間なので、本人としては試合出てIリーグも行きたくてでも行けなくて悔しい思いをしていると思いますけど、その悔しい思いをしている姿が周りにすごくいい影響を与えていると思うので、彼のためにもみんなやってほしいと思います。学連とかでも会場でも嫌な顔せず仕切ってやってくれている姿を見ますし、明治が勝った時はスーツ姿がですけど、うれしそうに握手してきてくれます。サッカープレーヤーとしては悔しい思いをした4年間だと思いますけど、学んだことを社会人になった時に生かしてほしいですね」

 

――MF篠原力選手(文4=都立駒場)へお願いします。 

「りき(篠原)はやっぱり頑固だなって印象ですね。すごくいいものを持っていますけど、自分の意見も強くてなかなか変化を表せない選手だなと思います。やっぱり頭もいいし勉強もできるしすごく大人だと思うので、僕からしてもすごいなと尊敬する部分もあるんですけど、逆に何でもできるからなのか、他人の意見をすんなり受け入れない部分があったりして、そういうところで柔軟に変化していければすごい可能性を秘めている人間だとすごく思います。人間的にもモチベーション的にもすごいですし、これからを考えた時にすごく可能性を秘めていると思います。サッカーとしても社会に出てからもそうですし、柔軟性が身に付いたら、僕がそんなこと言える立場ではないかもしれないですけど、すごく何かしてくれるのではないかと期待していますね。能力もあるのでトップにもよく上がっていましたし、そこでやっぱりチャンスをつかみ切れなかったところは頑固で聞き入れなかった部分が本人にあって、足を引っ張った部分はあると思うので、本人もこれ聞いたりしたら通じるところがあると思うので、そういうところから徐々にキャパを広げていけたらいいかなと思いますね。やっぱり能力の高い人間はその枠組み以上のことを周りも求めると思いますし、サッカーもそうですけど主務としてもかなり苦労した部分や他の部員には分からない苦労などもかなりあったと思うので、この経験を彼の次のステージで生かしてほしいですね」

 

――江戸梨沙子マネジャー(政経4=新潟明訓)へお願いします。 

「江戸さんはやっぱり韓国のアイドルグループが好きなので、朝練の5時半ごろに寮に着いたときにアラームで韓国語の歌が流れていて、誰だよと思ったら江戸さんが恥ずかしそうに『すいません、私です』みたいな感じで出てきたのを強烈に覚えています。そこから真面目なキャラでいたのに、結構韓国ネタでいじったりするといじっているのにすごくうれしそうで、すごく真面目そうに見えてそういう一面もあってやっぱり学生だなと思いましたね。高校の時からサッカー部のマネジャーをやっていたので、部員との関係やマネジャーの中でも先輩後輩のバランスがすごく取れている印象がありましたし、マネジャーらしいなと思います。表に出すぎず、でも引き過ぎず必要な時に気を利かせてやってくれるので、すごく頼りになったと思いますね」

 

――吉光寺美和子マネジャー(商4=明大明治)へお願いします。 

「吉光寺さんは僕の中ではまず名前のインパクトが強かったので、すぐ覚えちゃいました。江戸さんと似ているんですけど一見大人しそうに見えて、やっぱりすごく気が回るというか、こっちが何をしてほしいとか分かっている所があって、すごく見透かされている感じなんですかね()。ああもうできているのね、みたいな感じでマネジャーの皆さんはすごくしっかりしている印象が強いですね。やっぱり部員にもよくいじられていますし、本当にマネジャーですけど部員の一員として4年生は一体感がありました。大臣杯優勝した時に2人がロッカールームで号泣していてうれしそうな姿を見た時に、この子たちも学生として他にいろんなことに手をつけられる時間を、朝6時から部員たちのために時間を割いて、犠牲にしたことが報われる瞬間がああいう瞬間なんだなとすごく感じました。選手だけじゃなくてああいう瞬間を見られた時に、僕もこういう時間に関われてすごく良かったと思いますね。何か一つに打ち込むことってやっぱり素晴らしいと思いますし、それが人のためにやってあげることが素直にできる子たちって本当に尊敬しますよね」

 

――ありがとうございました。

 

[木田諒一朗]