(番外)村田がJ2・水戸ホーリーホックへ来季新入団内定!

サッカー
2018.11.29

 1116日、FW・村田航一(法4=日章学園)のJ2・水戸ホーリーホックへの来季新入団内定が発表された。明大の今季プロ入り内定は、5人目だ。





 ケガを乗り越え、夢のプロ入りを決めた。相手DFを押さえ付ける強いフィジカル、高い突破力、チーム一のゴールへの嗅覚を持つ村田。九州屈指の強豪校・日章学園高校から明大に入学するが、1年次からケガが続き3年次までの公式戦出場試合数は4試合のみ。栗田大輔監督からは「リハビリ執行役員」と呼ばれるほどだった。それでも、今季に入るとリーグ開幕戦から得点を挙げ、リーグ戦全22試合に出場。不動のCF(センターフォワード)としての地位を確立した。得点ランキングは12得点とリーグ2位の成績を収め、紫紺の〝点取り屋〟がJ2の舞台へと挑む。

 

村田のコメント

――プロ入り内定が決まりました。今の心境を教えてください。

「夢だったことなので一つの通過点を達成できたことには率直にうれしく思っています。今までお世話になった人や親にプロになりますという報告ができたことはすごくうれしいです。現状の自分の能力と力でプロでやっていけるのかという不安や、そんな甘くない世界だということは先輩方を見てわかっているので、やるしかないなという気持ちです」

 

――水戸ホーリーホック入団内定までの経緯を教えてください。

「9月か10月くらいに練習参加に来てくれないかと声を掛けていただき練習参加をして、感触もよくてチームの方からオファーをいただきました」

 

――チームのイメージを教えてください。

「結構和気あいあいとしているイメージが強くて、雰囲気がいいです。地方に根付いて上がっていこうというチームで、水戸を盛り上げていこうという意識が強く感じられるので、一体感があってすごく好きだなと思いました」

 

――クラブに評価されたと思う点を教えてください。

「やっぱり関東リーグで点を取っているところと、運動量や献身性であったり、チームに献身的に働けるところだと思います」

――浅野雄也選手(大体大)とほぼ同時発表となりました。

「全然知らなくて僕も、みなさんと一緒にリリースされたので僕もそうなんだという形で知りました。Twitterでお互いの内定報告をリツイートし合ったんですけど、直接連絡はまだ取っていないです。でも同期ができたのはうれしいので仲良くできたらなと思います」

 

――栗田監督からは何かお言葉はありましたか。

「おめでとうと声を掛けていただきました。あとは悩んでいる時に率直に今何がしたいのかを決めていいんじゃないかとアドバイスをいただいて、自分の中でもその言葉は一つ大きなきっかけとなりました。自分はやっぱりサッカーがしたいなと思って決めることができたので、すごく感謝しています」

 

――3年生までケガで試合にあまり出ることができなかった時期を振り返ってみていかがでしょうか。

「ケガをしていて活躍もしていなかったですけど、明治のスタッフの方が期待してくださって、栗田さんも調子良くない時からメンバーに入れていただいたり、使ってくださったりしてくれました。自分だけの力ではここまで来られなかったのはすごく感じるので、周りの方には感謝したいなという気持ちです」

――Jリーグで対戦したい選手はいらっしゃいますか。

J1に上がったらイニエスタ選手(ヴィッセル神戸)とやってみたいです。各チームに明治の先輩方がいらっしゃると思うのでそういう選手とマッチアップするのがすごく楽しみです」

 

――プロでの目標を教えてください。

「J2の得点王は一番身近なところとして目指さなければいけないと思います。でも正直に言うと試合に出て定着することが目先の目標だと思うので、一個一個上っていくことで見えてくるものもあると思います」

 

――ありがとうございました。

 

[木田諒一朗]

 

  ◆村田 航一(むらた・こういち) 法4、日章学園、179センチ・77キロ