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(26)シード権奪取に向けて明るい兆し/上尾シティマラソン

競走 2018.11.18

 箱根駅伝エントリーを目指す面々がしのぎを削った。トップランナーが集まった今大会。上位争いに絡みはしなかったが、63分43秒を出した酒井耀史(商2=須磨学園)らが好走。課題である〝層の厚さ〟につながる好材料となった。


◆11・18 第31回上尾シティマラソン

▼男子ハーフ 

酒井  34位 1時間03分43秒

手嶋   41位 1時間03分51秒

河村  54位 1時間04分04秒

名合  58位 1時間04分08秒

坂口  59位 1時間04分09秒

  岸    63位  1時間04分11秒

前田   71位 1時間04分20秒

竹山  125位   1時間05分16秒

東島  242位   1時間07分11秒

大保       1時間08分50秒

南        1時間09分35秒


 復活の一歩を踏み出した。昨年の関東インカレの後、両足内転筋のケガの影響もあり、長くレースを退いていた酒井。1キロ3分を刻む安定した走りを見せ、山本佑樹駅伝監督も「今日一番の収穫」と太鼓判を押した。「もう少し先頭集団に食らい付いて粘りたかった」(酒井)と悔しさをにじませるも、今後の活躍を予感させるレースであった。


 メンバー入りは熾烈(しれつ)を極める。「箱根本戦にしっかりと合わせる」と、調整を続けてきた坂口裕之主将(政経4=諫早)。安定した走りを見せ、本調子ではないものの、箱根本戦での完全復活に望みをつなげた。また手嶋杏丞(情コミ1=宮﨑日大)、名合治紀(営1=倉敷)といったルーキーも、好調ぶりをアピール。なかでも手嶋は「全日本や予選会も走れなくて、悔しい思いをした」と箱根への思いは人一倍。上級生を脅かすその走りに期待がかかる。


 箱根駅伝まであと1カ月半。今回の上尾ハーフ、来週の1万メートル記録挑戦会がエントリー入りを決める重要な選考となる。「区間賞を取る勢いで、上位で襷を持っていけるように頑張りたい」(酒井)。古豪復活の一端を握る枠を賭け、選手の士気も高まり、チームは上がり調子だ。今年最後の大舞台、今度こそ一枚岩となってシード権をつかみたい。


[仁科せい]


箱根駅伝まであと45日。


レース後のコメント

山本監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「一つの練習と考えれば、良い練習はできたかなという感じです。これを一つの評価として、エントリー上位16人の目星を付け、残り1カ月少しの調整をどう持っていくかという感じですね」


――坂口についてはいかがですか。

 「予定通りの走りだったと思います。彼は今日の走りで状況が見えたと思うので、あと1カ月でどれだけ上げられるかという感じです。その上がった具合でどの区間に使うかという感じですね」


――トータルで一番良かった選手はどなたですか。

 「酒井ですね。昨年関東インカレのハーフで故障をしてしまって、そこから一年間はほとんど走れない状態が続きました。このまま4年間過ぎてしまうのではないかと、本人も思っていたと思います。その中でもコツコツ地道なトレーニングを積んでいって、力を戻してきて、ここまで良くやったなと。そう考えると酒井は今日一番の収穫だと思います」


坂口

――箱根の選考に絡むレースですが、何か考えていましたか。

 「現状で走れなければ、箱根に縁がないという感じで、しっかり割り切るしかないと思っていました。今日はそこそこ走れましたし、ある程度メンバーに絡む可能性が出てきたというのが、僕自身の収穫かなと思います」


前田舜平(政経2=倉敷)

――収穫はありましたか。

 「後半は失速してしまったんですけど、前半は思い描いていたペースぐらいでは走れていたので、そこは良かったかなと思います」


酒井

――今日のレースを振り返っていかがでしたか。

 「最初は集団に着くことが出来ませんでした。タイムを見ながら、狙っていたペース通りに押していけたので、その点ではかなり良かったと思います」


――収穫はどこにありましたか。

 「1カ月ほど前に1万メートルを日体大記録会で走ったんですけど、かなり足にきていたので、距離を置く練習を増やしました。そのおかげで、後半でもあまり止まらずに、順調に足を動かせました」



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