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あと3カ月で平成最後のクリスマス…イマドキ大学生はアプリで恋活♡

明大スポーツ新聞 2018.09.26

 9月。夏休みも終わった。ふと考えたことはないだろうか。「このままでいいのかな?」。クリスマスまで3カ月、恋人と過ごしたいならそろそろ本腰を入れたいところ。そんな今、注目を集めているのは〝マッチングアプリ〟。ネット上で理想の異性を探すこのサービス。欧米では既にカップルの3組に1組がオンラインで出会っている。日本でも今後、若者を中心に一般的になることが予想される。


訳アリ若者事情

 時代はまさに〝草食系〟だ。「大学生になったら自然に恋人ができる」。そう思っていた人は少なくないだろう。だが現実はうまくいかない。本紙が明大生405人に行ったアンケートでは全体の約7割が『彼氏・彼女がいない』と回答した。背景にあるのは現代の若者特有の心理だ。テレビ、雑誌などで活躍する世代・トレンド評論家の牛窪恵氏は「(今の大学生は)サークル内での恋愛が起きにくくなっている」と語る。その大きな理由の一つは〝周りの空気を読んでいる〟ことだという。「身近な相手と深い関係になっても、『別れた後にどうなるのか』など、先のことを考えている。そうなると身近な相手は『面倒くさいな』と思ってしまう」(牛窪氏)。嫌な記憶は誰もが残したくないもの。大学生が求めるのは後腐れのない関係のようだ。


新しい恋愛の形

 そんなニーズに合わせるように、マッチングアプリが現在、急速に普及している。業界最大手『Pairs』を運営する株式会社エウレカ広報の田山慶子氏は新規における学生の割合が近年、増加傾向にあると分析している。「学生の比率は2017年1月時点では約7%だったが、それが今、13%を超えている状況にある。この1年半だけでも比率が顕著に高まっている」(田山氏)。今の大学生はいわゆる〝デジタル・ネイティブ〟。物心ついた時からインターネットと触れ合ってきた。人間関係、そして恋愛関係の始まりがアプリ上に移っても特に違和感がないのかもしれない。

 一方で否定的な意見もある。アンケートで『マッチングアプリを使わない理由』として目立ったのが『怖いから』という回答だ。かつて出会い系サービスが犯罪の温床として社会問題となった歴史から、マッチングアプリにもネガティブなイメージを持つ人は一定数いる。

 その対策として多くのアプリでは厳重な管理体制が敷かれている。公的書類による本人確認や不適切な投稿の排除。『Pairs』では業界初の24時間365日対応を行っている。「地上での出会い以上に安全な環境にしたい」(田山氏)。より安全に、より安心にマッチングアプリは進化している。


目的意識の差異

 人それぞれ恋愛への価値観が違うように、マッチングアプリにもいくつか種類がある。結婚に焦点を当てたもの、ただ出会いの場だけを提供するもの。目的、用途はそれぞれ違う。利用者の意識の差がトラブルを招くこともある。利用する上で大事なのは「自分に合ったものを選ぶこと」と田山氏。アプリに固執し過ぎることなく、あくまで選択肢の一つとして。運命の相手があなたを、画面の向こうで待っているかもしれない。


【楠大輝】


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