(1)関東大学1部リーグ戦開幕直前 新副主将対談
4月4日より第100回関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)が開幕する。今季明大は〝紫道〟をスローガンに掲げ、主将の桒原陸人(商4=ガンバ大阪ユース)を筆頭に2年ぶりの優勝を目指す。第100回の節目の大会で王座奪冠なるか。注目の初戦は5日、駒大との一戦だ。
今回は新副主将の小澤晴樹(政経4=大宮アルディージャU-18)、多久島良紀(文4=青森山田)の対談をお届けします。
(この取材は3月25日に行われました)
——副主将就任の経緯を教えてください。
小澤:「下級生の頃から試合には多く出場させていただいていて、サッカーの面でいったら、自分で引っ張っていくというのと、明治大学のサッカー部はサッカー外の生活の部分というのをすごく大事にしていて、そこは桒原を支えるとともに、自分もサッカー以外の分も、チームを引っ張っていきたいなという思いも強くあったので、副主将をやりたいなと思いました」
多久島:「自分もほとんど一緒で、下級生の頃から試合に出させていただくことが多かったので、その責任もそうですし、下級生の頃から見ていた先輩方の姿を自分が先頭に立って後輩に見せる責任があると思いました。その責任をしっかりと果たすために、ピッチ内外で先頭に立ってやっていきたいと思い副主将に就任しました」
——副主将としてチームをどう引っ張っていきたいですか。
小澤:「昨年結果が出なくて、どうして結果が出なかったかなと考えた時に、主将の島野さん(令8法卒=現柏レイソル)だけがチームを引っ張っている姿が多く見受けられたので、今年は桒原だけにやらせるのではなくて、自分たちもそうですし、周りの他の4年生や上級生巻き込めるような選手になりたいなという思いが自分としてはすごく強くあります」
多久島:「役職、幹部の仕事をやるのは当たり前ですし、チームを引っ張るのは当然ですが、それ以外の4年生も含めて下級生をどう引っ張って巻き込んでいけるかだと思います。ピッチ内では分からない、ピッチ外からの視線などサッカーだけではないところにもこだわっていきたいですし、それが明治としてあるべき姿だと思っています。サッカーもそうですし、寮生活や補助枠、運営も全てにおいてトップを目指すための日常を作れるようにやっていきたいなと思います」
——幹部の印象を教えてください。
小澤:「主務の新谷(陸斗・商4=東山)は結構周りを冷静に客観的に見れる選手です。自分や多久島は人に言うのもそうですけど、プレーでも結構表現できる選手だと思います。前澤(拓城・法4=大宮アルディージャU-18)も1、2、3年で結構苦しんでいましたが、今年はなんとか残したいという強い気持ちをもって、寮長という形で幹部になっています。それぞれみんな幹部に対して強い思いというのはありますし、明治を強くしたいという思いは全員強いのかなという印象があります」
多久島:「自分は下級生の頃から学年のミーティングも含めて、この幹部が『やらなきゃいけない』という責任がある中で、やっぱり自分たち以外いないかな、このメンバーじゃないとなというのはありました。あとは小澤や前澤は中学校から一緒にやってきたので、こうやってチームを引っ張る立場にこの3人がなれたというのは自分もうれしく思いますし、責任を感じています」
——お互いの印象を教えてください。
小澤:「まず一番は信頼しているので、試合中自分がミスしたり抜かれたりしても多久島がカバーしてくれているという、阿吽(あうん)の呼吸じゃないですが、後ろにいるというのは気持ち的にも余裕ができますし、こいつならそこ弾けるだろうみたいな、無駄なストレスが全くないです。あと多久島は中学から左足のキックや両足も上手いので、そこは尊敬している部分です」
多久島:「自分も中学から一緒にやっていて、正直言わなくても通じている感じがあります。高校の時は別のCB(センターバック)などいろいろやっていたのですが、やはり少しやりづらさがありました。小澤は隣にいて、結構楽で、通じ合える部分は感じています。あとは対人やヘディングもそうですし、前に強い選手なので、そこは自分がカバーしているっていうのはあったんですけど、あまり何かしなくても大丈夫だなという安心もあります。そういった意味でも、仲間としてもそうですし、良いライバルとしての関係性でやれていると思います」
——チームとして、個人としての目標をそれぞれ教えてください
小澤:「チームとしては取れるタイトルを全て取りたかったのですが、昨日の天皇杯(予選)で敗れてしまったので残りのタイトルは全部で4つということで、まずそのタイトルを取るという目標です。あとはリーグ戦が来週から始まるので、開幕戦から明治らしく戦うっていうのと、開幕戦勝利一つ必ずいい結果を残したいなと思います。総理大臣杯(総理大臣杯全日本大学トーナメント)はこの4年間でタイトルを取れていないので必ず取りたいなっていう思いがあります。個人のところでは、対戦相手の目の前の相手に負けないというのは当たり前で、それを余裕でできるぐらい周りを動かして、自分が何もしないでも守れるくらいのリーダーシップを身につけたいなと思いますし、リーグ戦のベストイレブンには必ず入りたいなと思います」
多久島:「昨日負けて一冠目は取れなかったですが残りのタイトルを取るために練習もそうですし、日常からこだわっていきたいです。自分たちが引っ張って残り4つのタイトルを厳しい戦いは多いですが、チーム一丸となってやっていきたいなと思います。個人としてはケガを治して、ピッチでしっかりとチームを引っ張るのと、個人のタイトルは欲しいですが、自分はチーム、明治のために戦いたいと思っています」
——多久島選手は来シーズンの東京ヴェルディの内定が発表されています。決めた理由を教えてください。
多久島:「一番は練習の厳しさや強度のところで明治と方向性が同じで、自分が成長する場がここかなと感じました。大学4年間で同じような環境の中でもがきながら成長していった自負もあるので、そこの環境を決める軸とした時にここだなというのを感じたので、そこが一番の決め手になりました」
——小澤選手はプロへの志望はありますか。
小澤:「目指しています。一度ゲキサカで進路を早く決めたいというふうに言ったのですが、すぐには全然決まらないなという感じがあるので、自分も多久島同様、どこが一番成長できるのかを考えて決めたいです」
——リーグ戦の意気込みをお願いします。
小澤:「4年間やってきた土台というのは自分たちが知っていますし、その明治が大事にしてきている三原則であったり、ショートハイプレスからショートカウンターというところはリーグ戦1年間通して体現していきたいなというのがあります。昨年から池上寿之監督に変わって、池上監督がやりたい、ボールを保持しながら前進してゴールに向かうサッカーというのも、積み上げてきたものっていうのもあるので。栗田さん(大輔前監督)から明治のサッカーと、池上監督の新しく積み上げているサッカーというのをうまく融合して、強い明治というのを1年間表現していきたいなと思っています」
多久島:「小澤が言ったこともそうですし、去年リーグ戦で筑波が優勝して、インカレも決勝で優勝している姿を見て、本当に悔しい気持ちでした。それは全部員が思っていることだと思うので、その悔しさを忘れずに、一戦一戦長いですけど、誰が出ても強い明治を確立したいです。先の優勝を目標にしつつ、目の前の一戦一戦をチーム一丸となって戦って最後に優勝したいです」
――ありがとうございました。
[和田唯花]
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