(95)全国大学選手権・早大戦 試合後コメント 伊藤龍之介「すごく成長することができた一年」

2026.01.19

 7年ぶりに日本一を成し遂げた。平組は5年ぶりに関東大学対抗戦(対抗戦)を制覇すると全国大学選手権(選手権)も決勝戦へ。5年前に決勝戦で敗れた早大を22―10で下し単独2位となる史上14度目の日本一に輝いた。栄冠をつかみ取ったスタメン選手15人、幹部陣にお話を伺った。

第9回は伊藤龍之介(商3=国学院栃木)のインタビューをお送りします。(この取材は1月14日に行われたものです)

――優勝を決めた心境はいかがですか。
 「自分の中でも優勝は初めてなので、実感がないと言いますか、うれしいですけどちょっと喜び慣れてない感じですね」

――平翔太主将(商4=東福岡)がトロフィーを掲げた時の心境を教えてください。
 「明治に入ってから、帝京がトロフィーを掲げるシーンを見てきましたし、自分たちもそこを目指してやっていたので、その瞬間にやっぱ喜びがすごく込み上げてきて、うれしいな、優勝したんだなというふうに思いました」

――試合を振り返っていかがですか。
 「本当に今季ベストのゲームだったかなと言っていいかなと思うぐらい、みんなのパフォーマンスもよく、自分自身もすごくいいパフォーマンスができたなという印象ですね」

――チームテーマだった『オールコネクト』についてはいかがですか。
 「もちろん試合に出たメンバー全員がしっかりコネクトしていたと思いますし、試合に出ていないメンバーもメガホンで大きい声で応援してくれて、すごくコネクトできたいい試合だったと思います」

――ご自身のトライシーンを振り返っていかがですか。
 「由高(矢崎・早大)がいなくて、数的有利を生かして外でトライを取りたかったので、外に振ろうと思ったんですけど、ボールが乱れて。そういうアンストラクチャーは(ディフェンスに)すごくスキができるチャンスなので狙っていて、僕の前が空いたのが見えたので、そこに仕掛けた感じですね」

――明治コールは力になりましたか。
 「すごくなりましたね。部員が率先してたくさん明治コールをスタートしてくれて、それに呼応するように観客の人たちもたくさん声を出して応援してくれて、すごく力になりました」

――今年度を振り返っていかがですか。
 「自分自身すごく成長できた年だったなと思います。今までは先輩についていく形でやっていましたが、今年は自分から率先してチームの前に立って引っ張ることをすごく意識しました。この大人数のチームを引っ張ることの難しさであったり、自分たちを理解して一試合一試合に対していい準備をするところの大変さを知ったことで、勝てるという自信を得て、すごくいい経験ができたシーズンだったなと思います」

――個人で伸びたなと思う部分はありますか。
 「ハイボールキャッチとゲームマネジメント、キックですかね。チームのプレースタイルに合った選手にならないといけないですし、ゲームを遂行する上でキックの精度は本当にカギになってくるということは理解していたので、そのプレーに対しての精度も上がったなと思います。その結果、キックやハイパントキャッチ(の成長)につながったなと思いますね」

――チームにとってターニングポイントになった出来事を教えてください。
 「やはり(対抗戦の)慶應戦、そして帝京戦が本当に自分たちを変えてくれた試合だったなと思いますね。最初は筑波に負けたところからスタートして、うまくいかないモヤっとした試合を続けていく中で、このままではダメだとみんなが心の中では思っていたんですけど、それを形として全員が理解したのが慶應戦でした。それを変えようと行動に移して、勝利に向かって本当に全員が努力して、勝利という形でしっかり結果を得て、自信をつけることができた試合が帝京戦。この二つがこのチームの優勝に結びつく大事な試合だったなと思います」

――4年生に向けてメッセージをお願いします。
 「上下関係なく意見を言えるような環境をつくってくれて、僕たちの意見をしっかり聞いて、自分たちの意見もしっかり出して、うまく間を取ってゲームやチームづくりを進めてくれたことにはすごく感謝しかないです。本当につらいシーズンだったと思うんですけど、最後に優勝という形で終えることができて、自分たち下級生は本当にすごくいい経験をさせてもらえたシーズンだったので、本当に感謝しかないですし、これからの明治をつくるすごくいい代だったなと思っています。つくってくれたこの歴史、伝統であったり、ミーティングの文化を今後もしっかり続けて、引き継いで、胸を張れるようなチームをこれからもつくっていきたいと思っているので、これからも応援してほしいなと思いますし、こんなシーズンをつくってくれて本当にありがとうという気持ちですね」

――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
 「筑波に負けたり、慶應にああいう試合をしたりする中で、変わらず大きな声を送り続けてくださって、たくさんの人に応援されているという責任であったり、ある意味のプレッシャーが本当に僕たちの力にもなっていましたし、ファンの方々と一緒に最後優勝という形で喜ぶことができてすごく良かったなと思います。ファンの皆さんの応援あっての今の明治だなと思っているので、これからもいろんなことがあると思うんですけど、変わらず応援していただければすごくうれしいなと思います」

――来年度に向けて意気込みをお願いします。
 「学生ラグビーもラストなので、本当に悔いなく、やりたいこと、やらなくちゃいけないこと全部をやり切りたいなと思っていますし、今年は優勝できましたけど、また来年は来年でまた新しいチームになるので、一からまた自分たちの新しい色を出しながらチームをつくっていって、最後にまた優勝という形で終われれば本当にすごくいいのかなと思うので、来年も引き続き頑張っていきたいなと思います」

――ありがとうございました。

[晴山赳生]

伊藤 龍之介(いとう・りゅうのすけ)商3、国学院栃木高。172センチ・79キロ

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