(94)全国大学選手権・早大戦 試合後コメント 柴田竜成「苦しい時間があったからこそ」

2026.01.18

 

 7年ぶりに日本一を成し遂げた。平組は5年ぶりに関東大学対抗戦(対抗戦)を制覇すると全国大学選手権(選手権)も決勝戦へ。5年前に決勝戦で敗れた早大を22―10で下し単独2位となる史上14度目の日本一に輝いた。栄冠をつかみ取ったスタメン選手15人、幹部陣にお話を伺った。

 第8回はスクラムハーフ柴田竜成(営4=秋田工)のインタビューをお送りします。(この取材は1月13日に行われたものです)

——決勝の雰囲気はいかがでしたか。

 「対抗戦の早明戦で(優勝が懸かった試合は)一度経験しているので、特別緊張はなかったです」

——校歌斉唱はいかがでしたか。

 「選手権では、決勝に立った2校しか校歌は歌えないので、すごくうれしくて大きな声で歌いました(笑)」

——前半を振り返っていかがですか。

 「先制スコアされてしまいましたが、しっかり自分たちのプランをやりきって、いい形で前半を終えられたと思います」

——いい時間をつくることができた要因は何だったと思いますか。

 「エリアの取り方や、キックとアタックの塩梅のところ、あとはやはりディフェンスがすごく良かったからだと思います」

——ご自身の献身的なディフェンスも目立ちました。

 「相手にチャージに行くことは自分の役割でもありますし、抜けてきた選手にタックルに行くのも自分のバッキングのところで、どちらも結局自分の役割だったので、そこをしっかり遂行できたのは良かったかなと思います」

——後半を振り返っていかがですか。

 「後半も前半と同じようにエリア取りの部分で上に立てて、ディフェンスでは最後の10分にしんどい時間が続いたんですけど、しっかり全員で我慢して守り切れたのは、今後の明治にとっても収穫かなと思います」

——後半にはターンオーバーからトライを取り切るシーンもありました。

 「アンストラクチャーに対して、自分たちがどう攻めていくかというのは練習していました。BKとFWが一体となってしっかりコミュニケーションを取れていたからこそできたトライだったのかなと思います」

——ノーサイドの笛が鳴った時はどのような心境でしたか。

 「最高でした。試合後も後輩や同期と『ありがとう』と言い合って喜びを分かち合いました」

——今シーズンを振り返っていかがですか。

 「今シーズンはうまくいかないことの方が多くて、私生活でも、試合でも、すごく苦しいシーズンでした。でも、その苦しい時間があったからこそ、チームでしっかり話し合えて、一体感を持つことができて、対抗戦と選手権の優勝に結びつけられたと思います」

——今シーズンのターニングポイントになった出来事は何だったと思いますか。

 「対抗戦の筑波大戦での敗戦もそうですが、やはり慶大戦が一番のターニングポイントだったのかなと思います」

——そこからどのようにして優勝までたどり着きましたか。

 「選手どうしで話し合うことでしか解決できないと思うので、ミーティングをしっかり行うようにして(苦しい時期を)乗り越えました。もう一度自分たちの強みを全員で認識し直して、そこに対するゲームプランも全員で見つめ直していきました。やはりAチームは過程も大事ですが、ノンメンバーのためにも結果で示さなければいけないと思っているので、帝京大戦で結果を示して、そこからチームに一体感が生まれたのかなと思います」

——柴田選手から振り返って、今年度の明大はどのようなチームでしたか。

 「最終的に見れば今までの明治で一番まとまりのあるチームだったと思います。だからこそディフェンスを強みとすることができて、決勝の早稲田に対して1トライに抑えられたのかなと思います」

——決勝を終えて、改めて明大での4年間はどのようなものでしたか。

 「苦しいことも多かったんですけど、最終学年で優勝という経験ができて本当に最高です」

——次のステージでの目標を教えてください。

 「リーグワンでもしっかりチームにフィットして、より高いレベルで成長していきたいです」

——ありがとうございました。

[加藤晃誠]

◆柴田 竜成(しばた・りゅうせい)営4、秋田工高、174センチ、81キロ