(88)全国大学選手権・早大戦 試合後コメント 西野帆平「小さい頃見ていた憧れになれた」
7年ぶりに日本一を成し遂げた。平組は5年ぶりに関東大学対抗戦(対抗戦)を制覇すると選手権も決勝戦へ。5年前に決勝戦で敗れた早大を22―10で下し単独2位となる史上14度目の日本一に輝いた。栄冠をつかみ取ったスタメン選手15人、幹部陣にお話を伺った。
第2回は西野帆平(文4=東福岡)のインタビューをお送りします。(この取材は1月15日に行われたものです)
――優勝して少し日にちは経ってしまいましたが、今のお気持ちはかいかがですか。
「気持ちとしては、当日はあまり実感がなかったんですけど、(試合後は)試合を見返しながらミーティングやレビューをするんですけど、そのレビューやミーティングをすることはないんだなと思って、ちょっと寂しさも感じます。純粋に優勝できてうれしいなという気持ちは込み上げてきました」
――ハーフタイムどのようなことを話しましたか。
「前半からしっかり自分たちのやりたいプランがはまっていたのと、スクラムやラインアウトも前半からいい形でできていたので、このまま精度を維持して継続していこうという話をしました」
――セットプレーを振り返っていかがでしたか。
「ラインアウトは前の(関東大学)対抗戦でも精度良くできてたんですけど、スクラムの部分は対抗戦の時にうまくいかなくて、しっかり対早稲田を選手権に入ってからも準備してきました。スクラムの借りを返せて、その部分は自分としてもしっかり役割を果たせたと思うので良かったです。モールは早稲田も明治の強みがモールということで、しっかり対策してきたというのは感じました。その中でしっかりモールで相手のインゴールまで迫れたり、(トライを)取り切るまではいかなくても、しっかり前に出ることはできたので、そういうところは自分たちの強みとしていい部分だったかなと思います」
――試合終了間際で早大に押されるような試合展開で、守り切ってのノーサイドというのは振り返っていかがですか。
「前半からキックに対応してきた早稲田がしっかりボールを展開してきて、最後はとてもしんどい時間帯だった中でここで(トライを)取られて終わるのと、守り切って終わるのとは勝利でも価値が違うなと感じていました。試合終了のホーンが鳴ったから取られてもいいやじゃなくて、しっかりプライドを持って守り切るというのは考えていました」
――明大ラグビー部での4年間が終わりました。
「2年前の決勝や、去年の準決勝などでメンバーに入らせてもらって、先輩たちが敗れて悔しい思いをしている姿は間近で見てきたので、一昨年、去年も、来年はしっかりと自分たちが優勝して借りを返すという気持ちでした。先輩たちの思いも背負って決勝に臨めたので、その上でしっかり優勝という形でお世話になった先輩たちへの恩返しもできたのかなと思います」
――2年前の決勝戦後インタビューでは松下潤一郎選手(令6法卒・浦安D-Rocks)が一番期待している後輩で西野選手を挙げられていました。
「最後の卒部式の時も写真を撮ろうと声をかけてくださったりして、明治の2番を託されたと思って大学3年生、4年生の2年間は潤(一郎)さんの言葉もあって、期待されている中でもしっかり2番として頑張ってこれたのかなと思います」
――最後の紫紺は優勝という形で終わりました。
「やっぱり大学選手権や、対抗戦は小さい時から見て育ってきたので、小さい時に見ていた憧れの姿、憧れのジャージに今は袖を通して、しかも優勝できたというのはやっぱり感慨深いです。試合が終わった後で、子供がラグビーをやっている親御さんなどから『すごく感動しました』とか、『憧れです』というDMをもらって、小さい時に自分が見ていた明治の憧れの姿に、自分もなれたのかなと思います」
――4年間共にしてきた同期へメッセージをお願いします。
「4年間色々あって、今年もいろんなことがあった学年だったと思うんですけど、そういう中でもしっかりバラバラにならずにまとまって、最後は優勝という最高の形で終われたのは同期たちのおかげですし、ほんまに明治に来て良かったなと思います。卒業後ラグビーする人も、辞めて普通に働く人もいるんですけど、別々の道を進む中でも、またいつもみたく飲みに行きたいです」
――期待してる後輩はいらっしゃいますか。
「やっぱり恭ちゃん(高比良恭介・政経2=東福岡)ですかね。僕自身も2年の時リザーブで、3年からスタメンでした。恭ちゃんも順当にいけば来年スタメンだと思うんですけど、そういう一緒の立場として、リザーブとスタメンは役割としても全然違うし、最初はうまくいかないこととかもあると思うんですけど、そういった中でも、しっかり恭ちゃんのプレーをすれば来年も明治を優勝に導ける、引っ張っていける選手だと思うので、来年の明治の優勝にも期待していますし、フッカーとして恭ちゃんの活躍もすごく期待しています」
――最後にファンと後輩たちにメッセージをお願いします。
「最初の新人早明戦が大敗で終わってしまって、ちょっとこの代大丈夫かという感じだったと思うんですけど、そのまま4年間応援してもらって、そのおかげで優勝という形でファンの皆さんに還元できたと思うので、4年間応援ありがとうございましたという気持ちです。後輩には今年優勝して2連覇と前年度王者というプレッシャーが残ると思うんですけど、それは一旦置いておいて自分たちの明治らしいプレーをしたら2連覇できると思います。後輩たちはそんなに心配してないですけど、来年もめっちゃ期待しているので頑張ってください!」
――ありがとうございました。
[保坂啓太郎]
◆西野 帆平(にしの・はんぺい) 文4、東福岡高、176センチ・104キロ
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