(115)第552号特別インタビュー⑪/窪田悠人
今回は明大スポーツ第552号で扱った選手や指導陣の、掲載し切れなかったインタビューをお届けします。
第11回は窪田悠人(政経4=沼津東)のインタビューです。(この取材は11月30日にオンラインで行われたものです)
——4年間で一番思い出に残っていることを教えてください。
「競技面では前回のMARCH対抗戦2025(MARCH対抗戦)が自分の中で納得がいくレースにもなり、多くの人に応援されたので、4年間のまとめとしてすごく印象に残っています。生活面では菅平の合宿所に卓球場があり、そこで毎年白熱した戦いになっていたことが印象に残っています」
——4年間で一番苦しかったことを教えてください。
「2年生の冬頃、目標の大会が遠い中、走り込むことが苦手かつ、調子も良くなかったので精神的に苦しかったです」
——苦しい時期を乗り越えられた理由を教えてください。
「先輩や同期、後輩といった仲の良いメンバーが多かったことが、自分の支えになってくれていたと思います」
——同期はどういう存在でしたか。
「井坂(佳亮・商4=水城)や森下(翔太・政経4=世羅)、山本(樹・営4=専大松戸)は特に仲が良かったので、彼らには本当に支えられました。ただ、彼らが結果を出したら、それに負けないよう自分もモチベーション上がったりするようなライバル関係でもあり、良い関係だったなと思います」
——4年間で監督やコーチ、先輩から掛けられた印象的な言葉を教えてください。
「2年時の悩んでいた時に、馬場勇一郎さん(令6政経卒)に『何をすればよいか分からないです』と言った時に『毎日やるべきことをしっかりこなせば、何か目標が見えてくる』と言われました。当たり前のことですが、改めて言われることで、自分のやるべきことを再び実感した言葉です」
——窪田選手にとって、箱根駅伝(箱根)とは何ですか。
「陸上を始めた時から、ずっと走ることを夢見てやってきた大会でした」
——4年生としての1年間はいかがでしたか。
「波がある1年だったと思います。箱根駅伝予選会(箱根予選)に向けて、あまり手応えを得ることができなかったので後悔があります」
——最後の大会であるMARCH対抗戦2025への思いを教えてください。
「最後なので出し切ってやろうという思いで走りました。箱根を走る姿は見せられませんでしたが、最後に走る姿を見せたいなと思ったので、高校の友達を誘いました。最後に自己ベストを出すような良い走りをして終わりたいという目標持って練習をしていました」
——窪田選手が思う、次世代のエースを教えてください。
「小林周太郎くん(営3=伊賀白鳳)です。彼も自分と同じ3000メートル障害をやっており、同じ境遇の選手でもありますし、日常生活でも仲が良いので期待しています。彼はダイナミックな走りも持ち味なので楽しみです」
——明大はどういうチームでしたか。
「熱い思いを持った選手が多いチームです」
——後輩に伝えたいことを教えてください。
「自分たちは(昨年度)箱根予選で落ちて、まだ1年あると思っていましたが、あっという間に終わってしまったので悔いないようにやってほしいです。また、3年生にはあまり背負いすぎず、のびのびとやってほしいです。思い通りの走りができればいいなと思っています」
——エールを届けてくれた方々にメッセージをお願いします。
「陸上漬けの日々を送れたことは、いろいろな人の支えがあったからだと思いました。MARCH対抗戦では本当にありがたいなと改めて感じました」
——4年間で得たものを教えてください。
「4年間で大切にしたいのは仲間の存在です。同期や先輩、後輩といった、どの世代にも仲間ができたことが自分の4年間のかけがえのないものです」
——ありがとうございました。
[柏倉大輝]
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