(74)関東大学対抗戦・早大戦 試合後コメント①

2025.12.09

4万人近くの観衆の中行われた101回目の早明戦は明大に軍配が上がった。今回は早大戦後のインタビューをお送りします。

左プロップ田代大介(営3=大分舞鶴)
――率直な気持ちを教えてください。

 「今日は素直にうれしい気持ちです。対抗戦5年ぶりの優勝というのは仲間で喜び合いたいと思いますが、明治のプライド、心臓であるスクラムで完遂できなかったところは自分としては全然満足できていないので、明後日からは選手権決勝でどういうふうにスクラムを組むかというのを全員でもう一回修正したいと思います」

――筑波大戦での敗戦からのチームの成長についてはいかがですか。
 
「ラグビーがどうこうという話より、まず私生活や寮内の態度から見直そうということになり、チーム内で少し分裂しかけた時もありましたが、試合が近くなるとノンメンバーからの悔しい思いやプレッシャーとかで僕らも奮い立たせられるみたいなところがありました。最後に試合が近くなっていくと一つになっていくみたいな感覚はすごくありました」

フッカー西野帆平(文4=東福岡)
――前半を振り返っていかがですか。
 
「前半は先制トライを取られてしまったのですが、そのあとしっかり3点を返してワントライを取れたので、向こうにPG(ペナルティーゴール)をとられましたが、0―0からという気持ちでやろうと思いました」

――選手権への意気込みをお願いします。
 「スクラムフォーカスの話になってしまうのですが、関西と関東ではスクラムの組み方で違う部分もあると思うので、そういうとこを対策していきながら、しっかりこれまで対抗戦で培ったFWのプライドという部分をしっかり選手権でも出していきたいなと思います」

右プロップ山口匠(政経3=流経大柏)
――筑波大戦で敗戦しましたが、そこからどのように立て直しましたか。
 「明治はフォワードの『重戦車』でセットプレーに一番注力していたので、筑波大に負けた部分でもう一度見つめ直さなきゃいけないこともありましたが「最後勝てばいい」というメンタリティがありました。全部勝てる相手ではないし、最後は1点差でもFW戦で勝てれば勝利はつかめると分かったので、そのメンタルの切り替えは筑波大戦からできていたと思います」

――接点の部分を振り返っていかがですか。 
 「僕自身はまだまだでした。チームはすごくできていたと思いますが、僕が多分足かせになっていたと思うので、今日から2週間、必死に接点を磨いて、スクラムもラインアウトも全部で上回れるように頑張りたいと思います」

左ロック亀井秋穂(政経3=長崎北陽台)
――セットプレーを振り返っていかがですか。

 「ラインアウトは菊池(優希・政経4=山形中央)さんが抜けて、自分がそのまま指揮を取る形になったのですが、日頃から練習していた分うまくいったのかなと思います。けれど、まだ飛ぶ位置での改善点がまだありました。スクラムは自分の押しや体重がない分、スピードでいきたかったのですが、やはり早稲田さんの方がスクラムに関しては勝っていたなというふうに思うので、自分のスキルを修正しつつ、体重も増やしてという感じでやっていきたいなと思います」

――亀井選手にとって初優勝ですが、今の気持ちはいかがですか。
 「優勝を目指してやっていたので素直にうれしいというのと、選手権に向けて気を引き締めたという二つの気持ちがあります」

右ロック菊池優希(政経4=山形中央)
――セットプレーを振り返っていかがですか。
 
「やはり明治と言われると『前へ』という言葉があると思うのですが、特に自分はロックという立場で、ラインアウトのモールのところで前に前に押してトライを取りきる気持ちで今日やっていました」

――後半、外から見ていて明治のチームはどう映りましたか。
 「自分たちのやるべきことをしっかりやって、我慢するところ我慢して、しっかり最後もゴール前でのスクラムでクオリティをしっかり出して、タッチに出して勝ち切れたのは、準備してきたことをしっかりやった結果かなと思います」

左フランカー最上太尊(商4=仙台育英)
――2つ目のトライは右手一本でしたが、どのような気持ちでしたか。
 
「あれはいけると思って、絶対トライを取るという気持ちでいきました」

――トライの取り消しについてはいかがですか。
 「取れたトライだったのですが、レフリーもミスはあると思うので、もう1回僕たちが取り返せばいいかなと思っていました」

右フランカー大川虎拓郎(法3=東福岡)
――今の心境はいかがですか。
 「最初はスタートダッシュが悪くて、なかなか自分たちのラグビーができない中で、しっかり4年生が引っ張ってくれて、こういう形で終われたのはすごくいいと思いますし、自分たちのこの揺るがない土台となる部分がしっかりできてきていると思います。今は優勝をしっかり喜んで、明日からはしっかり切り替えて、2週間後、どこが相手なのかは分からないですけど、しっかりそこにフォーカスしてやっていきたいと思います」

――選手権に向けて意気込みをお願いします。
 「自分たちの反省点を洗い出して、自分たちにしっかりフォーカスしていきます。優勝はしましたが、まだ始まったばかりだと思うので、これから関西の強豪チームともやりますし、そこに向けてしっかり自分たちにフォーカスしてやっていきたいです」

ナンバーエイト利川桐生(政経4=大阪桐蔭)
――勝因について教えてください。
 
「劣勢な時間帯でもしっかりとDFで粘り強く戦えたことが勝因につながったと思います」

――選手権に向けての意気込みをお願いします。
 「しっかりとチーム全員で、対抗戦で出た課題を修正し、一戦一戦を戦っていきたいと思います」

佐々木大斗(政経1=常翔学園)
――日体大戦での初紫紺を経て今まで出てきましたがいかがですか。
 「日体戦、立教戦と緊張がすごかったですが、楽しまないと自分のいいプレーもできませんし、明治の代表として紫紺を着るからにはしっかり自信を持ってプレーしようと思っていました」

――選手権に向けての意気込みをお願いします。
 「優勝できたのはうれしいのですが、しっかり試合に出続けられる選手になりたいです。スタンダードを上げて、もっと早くから試合に出してもらえるような信頼を勝ち取って試合に出られる、リザーブになっても力が落ちないような戦力になりたいです」

倉掛太雅(政経2=東福岡)
――前半を受けて後半どんな気持ちで試合に臨みましたか。

 「(前半から)ベンチで「後半の最初から行けるか」みたいに言われていて、緊張しましたが、グラウンドに入ったらもう緊張はほぐれました」

――セットプレーはいかがでしたか。
 「自分自身はまだあっていないところがあったので、そこにまだ課題があるかなと思います。次の試合までに修正していきたいと思います」

楠田知己(政経4=東海大仰星)
――優勝した今の気持ちはいかがですか。
 「とてもうれしいのですが、明治は調子いい時によくないことが起こりがちなので、しっかりみんなで大学選手権への準備をやりたいなと思います」

――国立の舞台はいかがでしたか。
 
「観客席がすごく歌っていて、今までラグビーしてきた中で一番の大舞台だったので、もっと頑張りたいなと思いました」

藤井達哉(政経3=東福岡)
――優勝した感想を教えてください。
 「すごくうれしいのですが、自分的に納得いっていないプレーがちょっと悔しいという気持ちもあります」

――今後の意気込みをお願いします。
 
「まだ選ばれるか分からないですが、しっかり自分の役割を果たせるように頑張ります」