(43)インカレ直前インタビュー/横田はるマネジャー
12月6日より全日本選手権大会(インカレ)がついに幕を開ける。今季ここまで無冠と苦しむ明大にとってタイトル奪取のラストチャンス。初戦から北海道学生リーグ無敗優勝を果たした札幌大とのマッチアップとなっており、熱戦が予想される。今季初となる全国の舞台で〝貫徹〟を胸に頂に向けた挑戦が今、始まる。
今回はマネジャー横田はる(法4=市ヶ尾)のインタビューをお届けします。
――4年間を振り返っていかがでしたか。
「私は高校生までずっとバスケをしていて最初で最後のサッカー部であり、マネジャーという経験でした。全てが初めての経験で大変なことや辛いこと、苦しいことが多かったですが、今となってはすごくいい経験になりました。明治のサッカー部という自分がとても好きになれた素敵なチームで4年間やってこられて本当に後悔は無いと思っています」
――マネジャーをしていて大変だったことを教えてください。
「ピッチ内と外の仕事を常に持っていたので、オフや自分の事情に関係なく常に部活のことを考えていなくてはいけないというのが大変でした。4年生になってからは後輩にも色々伝えて引っ張っていかなくてはいけない立場だったので、結構悩んだ面が苦しかったなと思います」
――やりがいを教えてください。
「試合に勝った時やセカンドチームで頑張っていた選手がトップに上がって活躍した時です。あとは同期や3年生の選手は長い間一緒にやってきたので成長を見れた時には自分も頑張って良かったななど刺激を受けました」
――4年間で学んだことを教えてください。
「自分のためではなくて人のために頑張ること、常に視野を広く持つことをできるようになりました。またどんな立場でも頑張る選手の姿から刺激を受けて、そういう人たちと一緒に頑張れたことは人生においてすごくいい経験だったなと思います」
――一番の思い出を教えてください。
「2年生の時に初めて大会を任されて帯同した関東の新人戦で優勝して全国に行けたことです。また今年は4年生のマネジャーとして合宿とか遠征に帯同させてもらえる機会が多かったので、選手と関わる時間も多くて楽しかったです」
――マネジャー仲間への思いを聞かせてください。
「今年はマネジャーリーダーという立場でやらせてもらいましたが、自分自身もなかなか上手くいかないことが多かったです。後輩には厳しいこともたくさん言いましたが、明治を背負って頑張ってほしいという思いで伝えてきたのでこれから生かしてほしいです。あとは真面目に頑張っている子が多いのでその気持ちを忘れずに、でも真面目になりすぎずに楽しんで頑張ってほしいと思います」
――4年間で成長した部分はありますか。
「入部した時と変わったなっていうのは、人の意見や言葉を素直に受け入れて噛み砕く力かなと思っています。自分と違う価値観が入ってきた時に、それを自分の価値観とそぐわないからと排除して自分は自分だっていうふうに考えるのではなくてそれを1つの自分の成長の要素として受け入れて、自分の中であの言葉はどういった意味だったのかなどをかみ砕いて行動に移していくところが4年生になって入学した時とは違うなと感じます」
――監督やスタッフの方々への思いを教えてください。
「監督やスタッフさんは常に選手だけでなくマネジャーにも目を向けていただいて自分も成長できたなと思います。また、マネジャーはシフト制ですが、スタッフさんは基本全部の試合に顔を出されていて本当にすごいなと思いました。選手もマネジャーも感謝しなくてはいけないなと思っています」
――選手への思いを聞かせてください。
「絶対にこの人今辛いだろうなという時でもチームのために頑張っているところをたくさん見させてもらいました。また、私は結構人見知りなのですが声を掛けてくれて楽しく話をしてくれる選手が多くて、頑張っている姿とかそういうところで本当に元気をもらえて頑張ろうと思えた時がたくさんありました。感謝の気持ちでいっぱいです」
――インカレへの意気込みをお願いします。
「後輩のマネジャーに最後4年生としての背中を示したいなと思っています。チームが苦しいときも嬉しいときも近くで見させてもらいました。最後はみんな、特に今年度苦しんできた4年生が悔いなく頑張れるようにピッチ内でも外でも全力でやり切りたいなと思います」
[藤原茉央]
◆横田 はる(よこた・はる)法4、市ヶ尾
※写真は本人提供
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