(96)大学野球引退インタビュー 菱川一輝投手
(この取材は12月3日、電話で行われました)
菱川一輝投手(文4=花巻東)
――明治神宮大会はいかがでしたか。
「自分自身初めての全国大会ということで、緊張するものかなって思っていたのですが一つも緊張しなかったです。それが良くなかったのかなと今は思っています」
――4年間で最も印象に残っている瞬間を教えてください。
「やっぱり4年秋のリーグ戦ですかね。個人的にも最後に良い成績を残せましたし、みんなと優勝できたのが何よりもうれしかったです」
――1年生の頃の自分にどんな言葉をかけたいですか。
「もっと緊張感を持ちなさいと伝えたいです。緊張は程よい力になるよと伝えたいです」
――菱川投手にとってこの4年間は長かったですか、短かったですか。
「短かったです。特に2、3年生はあっという間でした」
――4年間で成長したと感じる点と、その理由を教えてください。
「体つきと球速です。大嫌いだったウエイトが好きになり、体が大きくなりました。球速も高校から10キロ近く伸びました。全ては筋肉です」
――上手くいかない時や頑張れない時、何が支えになりましたか。
「上手くいかない時はありましたが、僕の性格上失敗だと思わないので、常に挑戦だと思っていました。でも同級生のピッチャー陣がいたから、下を向いている暇ではないと思っていたのかもしれないです」
――菱川投手にとって、同期の投手陣はどういう存在でしょうか。
「大好きな6人です。それ以上はありません(エピソードなどありますか)ありすぎてこれというものはありませんが、僕にとっての最後の1年間は全て思い出です」
――後輩に伝えたいことを強いて一言で言うなら、何を伝えますか。
「筋トレは全てを変えます。筋肉は裏切りません」
――いつまで野球を続けたいですか。
「肘と肩にメスを入れる時が来たらやめます」
――菱川投手にとって神宮球場はどのような存在ですか。
「人生で一番成長させてくれた場所です。また戻ってきたいです」
――改めてこの4年間は野球人生においてどんな時間になりましたか。
「野球をこれまでやってきて、一番濃く楽しい時間でした。辛いことから楽しいことまで全て経験させてくれましたし、野球がとても好きになりました。これからは別の方たちと野球をしますが、また新しい環境でもっと成長できるように頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[橘里多]
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