(10)インカレ事後インタビュー 坂本京介
全日本学生選手権(インカレ)で、創部87年目にして初の日本一に輝いた明大。今大会は1回戦から決勝まで、どの試合も息をのむような接戦が続いた。インカレ4連覇中の中大には土壇場での逆転勝利、さらに今年の関東学生春季、秋季1部リーグ戦を制した国士大にも終盤に意地を見せて勝利するなど、強豪相手に真っ向から挑み続けた。2年連続で初戦敗退という悔しさを胸に臨んだ今大会で、ついに悲願の頂点へ。今回は歴史的快挙を成し遂げた10人の選手の声をお届けする。
第10回は坂本京介(営1=洛北)のインタビューをお送りします。
(この取材は決勝戦後に行われたものです)
――関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)は3位に終わりましたが、どのような心持ちでインカレに臨みましたか。
「春リーグ、秋リーグともに3位でとても悔しい思いをしたので、インカレで借りを返そうと思って、日本一を目指して臨みました」
――トーナメントが出た時は、中大、国士大といった秋リーグで苦戦したチームと当たることが予想されました。
「最初は中大が2回戦の相手になって、厳しい戦いになることはわかっていましたが、上まで行くと強い相手とはやらないといけないので、最初に強い相手を倒して流れに乗っていけば絶対に勝てると話をしていました」
――2回戦から準決勝まで苦しい試合が続きましたが、いかがでしたか。
「全ての試合において、前半負けていて後半で逆転といういい形で持っていけました。あそこで勝ち切れるのが明治大学の強さかなと思います」
――決勝はどのような気持ちで臨みましたか。
「自分たちでしっかりディフェンスをして、いつもの形を体現できれば勝てるということはチーム全員で話していたので、それをしっかり徹底して、全員で集中してできたので良かったと思います」
――決勝戦では終始リードして試合を進めることができました。
「前半は10点で抑えて、ディフェンスから速攻で点を取るという形でした。明治大学の一番いい形でゲームを運べていました」
――後半は坂本選手も多くのセーブを見せました。
「準々決勝、準決勝でなかなかいいセーブができていなかったので、その分今日(決勝戦で)たくさん止めることができて安心しています」
――インカレ優勝です。率直な感想を教えてください。
「日本一を取るために明治大学に来て練習してきたので、率直にうれしいです。ここからまだ3年間あるので、全部優勝して4連覇できるように頑張りたいです」
――今後の目標や意気込みをお願いします。
「日本選手権は4年生が最後の大会なので、しっかり全力で取り組んで、来年、再来年もインカレで活躍できるように頑張ります」
――ありがとうございました。
[橋場涼斗]
◆坂本 京介(さかもと・きょうすけ)営1、洛北高。178センチ、72キロ
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