(1)全日本大学選手権(インカレ)事前インタビュー/湧川裕斗「チームを勝たせることがスターターの役目」
全日本大学選手権(インカレ)がついに開幕する。今年度は、春に関東大学選手権で3位、秋季リーグ戦でシード権内の7位と飛躍を遂げた明大。今回は秋季リーグ戦の振り返りと、インカレに挑む選手たちの意気込みを伺った。
第1回は湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)のインタビューです。(この取材は11月23日に電話にて行われたものです)
――リーグ戦でご自身はどのような役割でしたか。
「最初の方はシックスマンとして出て、チームの流れを変えるという感じだったのですが、途中からスターターとして出て、チームを勝たせるという役割に変わったと思います。練習試合もしていて、そこでもスターターとして出させてもらっているので、チームを勝たせることが役目だと思います」
――湧川選手は3Pシュート成功数がチーム内2位の成績でした。ルーキーインタビューでもおっしゃっていたご自身の武器である3Pシュートは通用したと思いますか。
「(1巡目は)ちょっと確率が悪かったのですが、2巡目は50パーセントくらいで決めることができたので、2巡目以降は通用したかなと思います」
――明大はフリースローの成功数が他大学と比べて低いですが、どのようにお考えですか。
「接戦の試合こそフリースローが大事だと思いますし、インカレは特に接戦の試合が増えるので、リーグ戦を通してフリースローは確率が低かったので、リーグ戦が終わってからインカレまでの期間、これまで以上にフリースローの練習をチーム全体でしています」
――リーグ戦で相性が悪いと感じたチームのタイプはありますか。
「ドライブが強いチームに弱いと思います」
――今季のベンチの明るさの要因はどなたですか。
「千保(銀河・情コミ1=開志国際)くんや、山際(祐希・営3=新潟商業)さんですね」
――明大の勝利パターンはロースコアゲームですが、ディフェンスにはどのような意識を持っていますか。
「普段の練習の時からチームディフェンスにこだわってやっているので、その意識がロースコアで勝利できるというところにつながっているのかなと思います」
――インカレまで残り2週間を切りましたが、今の率直な気持ちはいかがですか。
「初めてのインカレなので楽しみな気持ちが大きいです」
――インカレで警戒すべき相手はどこですか。
「天理大です」
――具体的には天理大のどのような部分なのでしょうか。
「今年からすごい留学生が入って、インサイドもアウトサイドもどっちもレベルが上がっているからです。あと、関西リーグ(関西学生リーグ戦)でも全勝している点ですね」
――ここまで今年のチームでの成績を振り返っていかがですか。
「いろいろな大会をチームでやっていく中で成長できているので、最後のインカレはしっかり成長した部分を試合で出して、3位以上の結果を取れるようにしたいです」
――インカレ直前の今はどのような点を重点的に練習していますか。
「リーグ戦で自分が課題だと思ったところ、3Pシュートの確率や、ポイントガード(PG)としてのプレイメークでどのプレーを選択するかというのが課題だったので、自主練習の時もチーム練習の時も意識しています」
――インカレで明大が勝つにはどのようなことが必要だとお考えですか。
「個人の力では負けてない部分は大きいと思うので、チーム力があることが大事だと思います」
――チーム目標とご自身の目標を教えてください。
「チームの目標は優勝です。個人の目標では毎試合平均20点と平均6アシスト以上を目標に頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[川瀬吾一]
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