(38)インカレ直前インタビュー/小林亮太

2025.12.01

 12月6日より全日本選手権大会(インカレ)がついに幕を開ける。今季ここまで無冠と苦しむ明大にとってタイトル奪取のラストチャンス。初戦から北海道学生リーグ無敗優勝を果たした札幌大とのマッチアップとなっており、熱戦が予想される。今季初となる全国の舞台で〝貫徹〟を胸に頂に向けた挑戦が今、始まる。

 今回は小林亮太(文4=ジュビロ磐田U-18)のインタビューをお届けします。

――監督やコーチ陣への思いを教えてください。

 「今年度監督とヘッドコーチが新しく来て、分からない中でも自分たちのために頑張ってくれました。鬼木(祐輔コーチ)さんやGKコーチの榎本(達也)さんはずっと見ていただいてるので、恩返しという形でインカレでは日本一を取れるように頑張りたいと思います」

――後輩たちへの思いを教えてください。

 「今年度タイトルをまだ一つも取れていなくて、後輩たちに4年生として結果で背中を見せられていないので、日本一という形で、自分たち4年が結果で後輩たちに背中を見せたいと思っています」

――同期への思いを教えてください。

 「4年間、1年生の時は結構きつい仕事が色々あったのですが、同期の存在がいたからここまでやってくることができました。プレー面でも日常生活でもたくさんお世話になり、楽しい思い出もたくさんあります。(試合に)出れない選手もいると思うのですが、そういう選手のためにも感謝の気持ちとラストみんなで頑張ってタイトル取ろうという気持ちで頑張りたいなと思います」

――4年間を振り返っていかがですか。

 「きつかった思い出が結構たくさんあって、それとプラスで今年も脱臼やケガも1年から結構してきました。苦しい時も同期や先輩、後輩たち仲間がいたからやってこられたと思っているので(感謝を)プレーで示せるように頑張りたいなと思います」

――今年度はリーグ戦など多くの試合でスタメンに名を連ねました。最後の1年を振り返っていかがですか。

 「昨年の10月に手術をして、今年こそはというふうに思っていました。それが試合に目に見える結果には出ていないですが、自分が出た試合で勝つことができたり、いい試合ができた時はうれしかったです。今まで1年生から3年生までできていなかった分、今年は4年生として頑張ろうというシーズンで、リーグ戦もタイトルを取れず3位で終わってしまいましたが、個人としてはできる部分もたくさん出せた悪くないシーズンだったかなと思っています」

――4年間で成長した部分を教えてください。

 「自分で考えて行動するというのは高校の時とは違って自分でも一つ、できるようになったと思います。ケガのリハビリ期間で自分に何が足りないかや、外から見て何をしなければいけないかなどそういう人としての部分はこの4年間で成長したかなと思います」

――これまでで一番思い出に残っている試合を教えてください。

 「昨年度の総理大臣杯(全日本大学トーナメント)で阪南大に負けた試合が一番思い出に残っています。その試合の途中で亨太さん(常磐・令7法卒=現FC東京)と交代して出て、0-2で負けたのですが、もう負けたくないというか、自分が何もできなかった大会だったからこそ、ここからやってやろうと思いました」

――インカレの開幕が迫っていますが、日々どんな意識で練習をしていますか。

 「4年生にとって最後の試合、最後の大会になりますし、練習から『まだ終わらないぞ』という感情や意識をもって今練習しています」

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「もう大学サッカーで最後の大会になりますし、ここでタイトル取れないと自分たちにとっても後悔が残る大会になると思うので、死に物狂いで4年生で気持ちを見せて戦い、絶対にタイトルを取りたいなと思います」

――ありがとうございました。

[吉㟢帆奏]

◆小林 亮太(こばやし・りょうた)文4、ジュビロ磐田U-18、180センチ、75キロ