(35)インカレ直前インタビュー/田部健斗
12月6日より全日本選手権大会(インカレ)がついに幕を開ける。今季ここまで無冠と苦しむ明大にとってタイトル奪取のラストチャンス。初戦から北海道学生リーグ無敗優勝を果たした札幌大とのマッチアップとなっており、熱戦が予想される。今季初となる全国の舞台で〝貫徹〟を胸に頂に向けた挑戦が今、始まる。
今回は田部健斗(商4=広島皆実)のインタビューをお届けします。
——4年間振り返っていかがでしたか。
「学年ごとに中身のある4年間だったと思います。あっという間という感じもなく、一年一年着実に成長もあり、悔しい思いもありという中身の濃い4年間でした」
——4年間で成長したと感じる部分を教えてください。
「もちろんサッカーの技術とか個人の能力という部分は明大に来て成長しましたが、それよりもサッカー以外の部分が成長しました。大学でのサッカー部以外の人とのコミュニティの中での生活や、就職活動を通してサッカーだけという考え方から、色々な物事に対して多角的に見られるようになったと思います」
——4年間で一番印象に残っていることを教えて下さい。
「入寮した日です。衝撃的で、すごく印象に残っています。林晴己(政経4=高川学園)と一緒に新幹線乗って入寮したのですが、寮が建て替わる前で、16人部屋でした。先輩方もいる部屋の中に自分の荷物が届いていて、とんでもないところで生活が始まるなと思ったのが今でも一番印象に残っています」
——寮生活で苦労したことを教えてください。
「初めての寮生活だったので、上下関係のある中、洗濯や掃除といった身の回りのことを自分でやるということはすごく苦労したかなと思います」
——監督やコーチへの思いをお聞かせください。
「今年から監督が変わって、3年間栗田さん(大輔前監督)の下で厳しさもありながらも、サッカーと人としての両面ですごく成長できたことに感謝しています。池上(寿之)監督になって1年目という難しい中ですけど、栗田さんとはまた違った色の監督の下で、新しいサッカーをする中で新しい成長もあります。学生よりも高い熱量を持って監督、スタッフが向き合ってくださる明治のこの環境が当たり前ではないと思いますし明治にきて良かったと思います」
——後輩についての思いをお聞かせください。
「後輩たちは今年1年間4年生が思うような結果が出ていない中でも、トップの試合に出て活躍する選手もいれば、Ⅰリーグ(インディペンデスリーグ)、新人戦(関東大学リーグ新人戦)で活躍する選手がいます。新しい環境で苦しみながらも全力でもがいている姿から毎日刺激をもらっていますし、全力で取り組んでいく日々は必ず成長に繋がってくると思うので、このまま頑張ってほしいなというふうに思います」
——期待している後輩を教えてください。
「桒原陸人(商3=ガンバ大阪ユース)、前田隼希(政経3=鹿児島城西)、熊谷空大(法2=京都サンガU―18)です。桒原は入学した時から関わることが多くて、1学年下なのですが戦う姿勢とかストイックな部分はすごく尊敬しています。自分に厳しい性格がいいところでもあり、ストイックすぎる部分で苦労しそうだなというふうにも思うので自分を見失わないようにしてほしいです。来年度はチームを引っ張っていく存在だと思うので、頑張ってほしいです。前田は部屋が一緒で、熊谷は前に同部屋でした。本当にいい後輩で仲がいいので期待しています」
——同期への思いをお聞かせください。
「同期の半分ぐらいの選手がⅠリーグからトップに上がってきたので、一緒に下から積み上げてきた同期の活躍がすごく自分にとって刺激になっています。怜(島野・法4=仙台育英)とか晴己(林)のようにずっとトップで頑張ってきた選手に対しては、熱量だとか取り組みにまだまだ応えきれてない部分がありますが、彼らを中心とした同期を見て自分も頑張ろうと思えるので、本当に感謝しています」
——チームの雰囲気はいかがですか。
「インカレ優勝という大きい目標に向けて、常に高みを追求しています。現状に満足している人は1人もいないし、より精度を高めていかないといけないのですがそこがまだ本当の意味で追求できてないとは思います。これから日本一を取るにあたって全員がもう1、2段階追求していこうという状況です」
——インカレの意気込みを教えてください。
「明大での最後の大会ですし、自分としても全力でプレーするのは最後になるので本当に後悔をしないような大会にしたいと思います。もちろん自分の想いもありますけど明治が優勝できれば、それ以外何もいらないと思うので、チームが優勝するために頑張っていきたいなというふうに思います」
——ありがとうございました。
[近藤陽紀]
◆田部健斗(たべ・けんと)商4、広島皆実、165センチ・61キロ
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