(64)〜The road to Recapture〜 楠田知己「みんなが熱くなれるような明治らしいプレーを」
「最後の1分1秒までスキを見せず、全力を尽くす」。平翔太主将(商4=東福岡)がスローガンである『完遂』に込めた意味だ。関東大学対抗戦(対抗戦)、全国大学選手権制覇の渇望を胸にラグビーに向き合ってきた4年生は明大での日々を振り返って何を語るのか。4年間の総括とラストシーズンの意気込みを伺った。11月7日より連載していく。
第22回は楠田知己(政経4=東海大仰星)のインタビューをお送りします。(この取材は11月7日に行われたものです。)
――明大ラグビー部に入部した理由を教えてください。
「対抗戦に出場したいということと、日本一を目指す環境に入りたいことです。僕は中高同じ環境でラグビーしてきたのもあり、新しい環境でラグビーしたいなという気持ちがありました。仰星はBKとFWが一体のような展開するラグビーなんですけど、明治はスクラム、モールというイメージで、自分がFWというのもあり、FWで勝つことを大事にしている環境が魅力的に思ったので明治がいいなと思いました」
――明大ラグビーを選んで良かったことと大変だったことを教えてください。
「良かったことと大変なことが一緒で、本当にいろいろな人がいることです。面白いし、めっちゃ個性豊かで逆に困ったり。今、副キャプテンとしてチームを見る時に、みんなとても頑張り屋さんだけど自分に対してのプライドも高かったり、まとめるのが難しいなと思います。逆にそれが明治らしいかなとは思うんですけど、いろいろな人がいるのは、いいこととちょっと困ったことです」
――4年間で一番印象に残っている試合を教えてください。
「これからそういう試合がまた出てきたらいいなと思うんですけど、2年時の春の帝京のB戦で同期が多く出ている試合で、あまり帝京に勝てていない中で大差で勝って楽しかったととても覚えてます。これからもタフな試合が続くと思うんですけど、紫紺を着て同期と(試合に)出る中で勝てたらなと思います」
――4年間でつらかった時期や苦しかったことを教えてください。
「振り返ってみると、ケガをしなかったらもっとできたこともあったんじゃないとか思ったりはします。あと(卒業まで)2カ月ぐらいでとなったら、もっとみんなとラグビーしたかったなと少し思っています」
――4年間でご自身の中の変化や成長した部分を教えてください。
「去年感じたことなんですけど、去年はほとんどラグビーをしていなくて、就職活動をしている時に、自己分析をしたり将来のこと考えたりして自分の今まで知っていく時に、ラグビーで人間形成や人格ができてきたんだなと知れました。また将来ラグビーするかどうかで、やっぱりラグビーが好きで続けたいなと思っているんだなと感じました」
――特にお世話になった先輩と期待を寄せている後輩を教えてください。
「お世話になったのは金昂平さん(令7政経卒・現日野レッドドルフィンズ)です。同じ部屋というのもあり、3年生の時とかしんどい時期に同じ部屋で、(昂平さんは)最後の学年でウエートとか一緒にやったり、試合でめっちゃかっこいい姿を見せてくれました。後輩はもうみんなですね。(可愛いがっている後輩は)とても多いですけど、今のチーム的に、本当に4年生かと思うぐらい存在感を出してくれているのは伊藤龍之介くん(商3=国学院栃木)かなと思います。同じ部屋だった時期もあったんですけど、ものすごく熱があって頼りになる後輩なので、今年も来年も頑張ってほしいです」
――平主将や利川桐生 副将(政経4=大阪桐蔭)の存在はどのようなものですか。
「プレーで明らかに光っている2人で、みんなが真似できないような感じですごいなと思います。また、結構口下手な2人なので自分がうまくまとめられるように頑張ります」
――同期の方への思いを教えてください。
「この個性豊かなメンバーがこの明治で集まったっていうのは縁だと思っています。帝京がずっと優勝している中で、やはりみんなと日本一になりたいなという思いがあるので、ガチで優勝しようというみんなに向けてのメッセージです」
――今年度のスローガンである『完遂』はどのようなものですか。
「私生活からしっかり見直して、ラグビーで優勝するというところで、実際は日本一の過程でまだまだなところがいっぱいあるので、最後に大学ラグビー終えた時に『完遂』できたと言えるように。だから今はまだ途中なんですけど、1年で『完遂』はどういうものだったのかなっていうのを見てほしいなと思います。」
――早明戦に向けて応援してくださる方々へのメッセージと意気込みをお願いします。
「すごく楽しみにしてくださっている方々が多くて、明治の勝ちを望んでいる人が多いと思うんですけど、その期待に応えられるように。またみんなが熱くなれるような明治らしいプレーを早明戦でしたいので応援よろしくお願いします。そして、しっかり体を張って明治に必要だなと思われる選手になれるように頑張ります」
――ありがとうございました。
[岩本文乃]
◆楠田 知己(くすだ・ともき)政経4、東海大仰星高。184センチ・104キロ
4年間で『完遂』したことはコーヒーが飲めるようになったこと!「昂平さんが毎日飲んでいたら好きになったと言っていて。絶対に飲めないと思っていたんですけど、無理やり飲んでいたら好きになりました(笑)」
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