(99)上尾シティハーフマラソン事後インタビュー②/河田珠夏、小林周太郎

2025.11.20

 箱根駅伝出場校も参加する上尾シティハーフマラソン(上尾ハーフ)。岩佐太陽(商1=鳥栖工)、小林周太郎(営3=伊賀白鳳)が自己ベストを更新し、ハーフマラソン初出走の1年生らも確かな手応えを得た。チームの底上げが図られる明大は選手おのおのが課題を明確にし、次なるステップを見据えている。今回は出場した7人の選手のインタビューをお届けする。

 第2回は河田珠夏(文1=八千代松陰)、小林のインタビューです。

河田
180位  1時間5分16秒  初
——初のハーフマラソンでしたが、今日のレースを振り返っていかがですか。
 「練習ではハーフマラソンぐらいのペースで16キロまで走っていたのですが、今回は16キロ手前から足がきつかったです。まだまだ練習が足りないと思いました」

——出走した経緯について教えてください。
 「箱根駅伝予選会に出ていないため、来年度に向けてもハーフマラソンを経験しておいた方がいいという意図で出走しました」

——コンディションについてはいかがでしたか。
 「アップ時は寒いと感じたのですが、スタート前になると暑すぎず、寒すぎずでいいコンディションでした」

——このレース自体はどのような目標で臨まれましたか。
 「64分くらいを出せたらいいなと思っていました」

——今後の意気込みをお願いします。 
 「1キロ3分ペースで20キロまで走り切る力がないのでジョグの距離を増やしながら、年明けに出走するハーフマラソンで30秒から1分近くベストを更新したいです」

(写真:ラストスパートをかける小林)

小林
208位 1時間5分49秒 自己ベスト
――今大会はどのような目標を立てて臨みましたか。
 「ハーフマラソンを走るのは大学1年生ぶりだったのでタイムも狙っていましたが、まずは流れに乗って21キロをしっかり走り切ろうと考えていました。そのうえで、タイムもついてくればいいなという認識でした」

――上尾ハーフに向けては、夏から仕上げてきましたか。
 「6月頃までは日本学生対校選手権(日本インカレ)もあったのでミドルで練習していましたが、7月頃から長距離の方へ移りました。ハーフマラソンで記録を狙うというよりは3000メートルSⅭにつながるような目的を持って、練習に取り組んでいます」

――今回のレースを振り返っていかがですか。
 「長距離に移って4カ月半から5カ月くらいですが、その中でもここまで刻めたということは収穫としたいと思っています。この後もハーフマラソンが続くので、そこに向けてもしっかり気持ちをつくってやっていきたいです」

――新体制が始まっていますが、心境などはいかがですか。
 「チームの方針が毎年流動的で固定されていないのが明大の現状で、それを固めていく段階においてまだまだ大変だなと感じています。変わることが悪いとは思いませんが、いろいろと固定されてきた部分がまた変わってしまうことはやはり大変で、それでも慣れていかないといけないと思っています。新体制になったので、さらにみんなで同じ方向を向いて頑張っていきたいです」

――最高学年として、どうチームを率いていきたいと考えていますか。
 「キャプテンが大湊(柊翔・情コミ3=学法石川)になって、副キャプテンが綾(一輝・理工3=八千代松陰)になりました。2人は僕たちの学年の中で、競技面でも引っ張ってきてくれているので、今回のチーム方針としては2人ばかりに任せず新4年生全員で支え合うという話をしています。それは当たり前のことではありますが、やはり全員で戦っていかなければならない種目だと思っているので、まずは『みんなで頑張る』ことをやっていきます」

――ありがとうございました。

[吉澤真穂、春田麻衣]