(52)関東大学対抗戦・帝京大学戦 試合後コメント➁

2025.11.17

劇的な展開で21―17と帝京大から3年ぶりに白星をつかんだ。今回は帝京大戦後のインタビューをお送りします。

左センター平翔太主将(商4=東福岡)
——伊藤龍之介選手(商3=国学院栃木)をスタンドオフに戻し、東海隼選手(情コミ4=光泉カトリック)がセンターに戻ってくる形で、BKラインも(関東大学)対抗戦の序盤の形に戻りましたが感触はいかがでしたか。
 「龍之介が10番に入ることで、FWとのコミュニケーションがいつも以上にうまく取れていたので、そういった意味でいい形だったと思います」

――自陣での戦いも多かった前半の印象はいかがですか。
 「第1のプランでいけば、先制点を取ろうっていう形ではありました。先制点を取られた時のプランもしっかり考えてゲームを運んでいたので、別にペナルティーをもらったからといって士気が下がる試合でもなかったですし、逆にポジティブに捉えられていたので良かったです」

スクラムハーフ柴田竜成(営4=秋田工)
——後半も競った時間が続いていましたが、意識していたことを教えてください。
 「我慢する時間だと思っていて、ロースコアの展開を想定していたので、そこは別に焦ることなく全員で我慢できればいいと考えていました」

——今試合はキックに徹したアタックでしたが、ゲームプランを教えてください。
 「キックプランだったので、いかに敵陣でプレーできるかのところだったので、しっかりキックして、がめつく攻めずにしっかりエリア(を取る)というところですね。ハイボールのところも強みなのでそこをしっかり上げてこうというプランでした」

スタンドオフ伊藤龍
――対抗戦では5年ぶりの帝京大戦勝利となりましたが、チームにとってどんな試合になりましたか。
 「今までずっと負けて悔しい思いをしてきたので、帝京に勝つために1週間毎日のようにミーティングをして、毎日のようにみんなで調べて、修正を繰り返してやってきたので、このゲームの持つ意味は本当に大きかったと思います。ここで勝ったというのは本当に自分たちの自信になりましたし、帝京に対して少なからず苦手意識みたいなのはみんなの中にあったんですけど、それが少し消えた試合になったんじゃないかと思います」

――ここまで全体的に中盤でボールを持ちすぎているところがありましたが、その修正はいかがでしたか。
 「チームの課題として、中盤の(ボールの)持ちすぎで、自分たちで自滅するところがすごくありました。早めに自分たちが蹴って、そこに対してしっかり整えたラインでプレッシャーをかける。そこから向こうのペナルティーを誘って、またキックで敵陣に入る。自分たちのやりたい形をつくるのが僕たちのプランです」

左ウイング古賀龍人(商1=桐蔭学園)
——今試合はウイングでの出場でしたがいかがでしたか。
 「ポジションはどこであれ、この試合に出る以上は全員の思いを背負っていますし全力でやりました」

——ハイボールの部分はいかがでしたか。
 「自分の長所でもある身長を生かしたハイボールは戦術になっていて、そこは自分の役割だと思っているので、100点とは言えないですけど、まあまあ良かった部分はあったので、これから八幡山に帰ってそこの部分の質をどんどん上げていきたいなと思います」

右センター東
——前半は無得点でしたが、後半に修正力を見せた点を振り返っていかがですか。
 「10点ビハインドから始まって、後半入るにあたって、自分たちのやってきたことは間違いではなかったので、後半の入りからしっかりゲームプランをこのまま継続してやっていこうという話になりました」

——試合終盤で帝京大に逆転された時に、チームの中ではどのような話し合いをされていましたか。
 「本当に最後までやることは変わらず、自分たちを信じて、仲間を信じてやっていこう話になりました」

フルバック竹之下仁吾(政経3=報徳学園)
——試合を振り返っていかがでしたか。
 「みんなが今日やるプランを遂行した結果だと思いますし、FWには感謝の気持ちしかないです」

——良かった点と改善点を教えてください。
 「今日はハイボールがカギというところで、エリアのところでハイボールで競るシーンは多くはなかったんですけど、細かいディフェンスのトークで後ろから喋り続けることだったり、そういうシーンは良かったなと思います。でも今日は別に(自分が)目立つ瞬間はなく、チーム全体で勝つ。誰かが輝いたとかじゃなくて、本当にチーム全員が輝いた結果が今日のスコアになったかなと思うので、ボールタッチは少なかったんですけど、まずはチームが勝って良かったと思います」

——ありがとうございました。

[ラグビー担当一同]