(91)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑧/石堂壮真
第102回箱根駅伝の出場権を懸けて行われた箱根駅伝予選会(箱根予選)。やや気温が高かったものの、比較的走りやすいコンディションで行われたレースで、選手は熱い走りを見せた。しかし、明大はボーダーラインの10位に1分58秒及ばず、惜しくも2大会連続で本選への出場権を逃すという悔しい結果に。今回は、悔しさを胸に秘めた指導者と出走した12人のレース直後の声をお届けする。
第8回は石堂壮真(政経3=世羅)のインタビューです。
(この取材は10月23日にオンラインで行われたものです)
石堂
187着 1時間4分40秒 PB
――レース前はどのような心境でしたか。
「レースには自信を持ってスタートラインに立つことができたのが、今回は良かった点かなと思います」
――レース全体を振り返っていかがでしたか。
「目標だった設定タイムよりは大きく遅れてしまって、チームに貢献する走りができず悔しかったです」
――当日の気温や湿度などはいかがでしたか。
「スタート前に日差しが出てきたり気温が上がったりはしましたが、走っていてすごく暑いなというのは、特に感じませんでした」
――ご自身のコンディションはいかがでしたか。
「合宿が終わって3週間前からの調整に入る段階の練習で、徐々に走れるようになりました。そこの練習が結構こなせていたので、自信をつけた状態でスタートラインに立てました」
――公園内の走りを振り返っていかがでしたか。
「公園内に入った時点でかなり自分的にはきつくなっていたので、アップダウンも思ったよりきついと感じました。最後(足が)動かなかったことが反省点です」
――今回は応援の人数も多かったですが、沿道にいる方は見えましたか。
「やはり明大の応援はすごいなと思いました。僕は今年度が(箱根予選の出走が)初めてですが、至る所で『明治がんばれ』という声が飛び交っていて、公園内では明大の応援の方たちが固まって応援してくれていたので、それはすごく自分の中で力になりました」
――予選通過には何が足りなかったと考えていますか。
「他大の選手と比べても、僕たちの中で大崩れしている選手っていうのはいなかったと思います。その分ずば抜けたタイムで走って、日本人トップ集団でゴールする人が他大には3、4人いたような点で、やはり差が出てしまったと思います。チームの中では今出せる力を出し切ったのですが、他大の実力の方が上でした」
――今後の目標を教えてください。
「まずはMARCH対抗戦で28分台を出すことが一つの目標です。最近の自分のレーススタイルが、様子を見て抑えて走って最後に上げられなくなることが多いので、しっかり積極的に他大の人と前で勝負するレーススタイルを目指します」
――応援してくれた方々へメッセージをお願いします。
「2年連続で箱根予選に落ちることになってしまって、今年度のプロジェクトでたくさんの支援をしていただいたにもかかわらず、結果で返せなかったことを申し訳なく思っています。過程がどうであれ結果を残すしかないので、しっかり結果に貪欲になってやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[熊谷実夏]
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