(88)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑤/吉川響
第102回箱根駅伝の出場権を懸けて行われた箱根駅伝予選会(箱根予選)。やや気温が高かったものの、比較的走りやすいコンディションで行われたレースで、選手は熱い走りを見せた。しかし、明大はボーダーラインの10位に1分58秒及ばず、惜しくも2大会連続で本選への出場権を逃すという悔しい結果に。今回は、悔しさを胸に秘めた指導者と出走した12人のレース直後の声をお届けする。
第5回は吉川響(文4=世羅)のインタビューです。
(この取材は10月21日にオンラインで行われたものです)
吉川
126着 1時間4分7秒
——当日のレースを振り返っていかがですか。
「自分の走りは最低限できたと思うのですが予選敗退となってしまったので、個人としてもチームとしてもとても悔しい結果になりました」
——当日の気温や湿度などはいかがでしたか。
「ウォーミングアップ中は気温が高くなく、走りやすいコンディションだと感じていたのですがスタートの直前から日が差してきたので、暑くなっていくのかなと感じていました」
——想定していたレースプランと実際のレースプランとのギャップはありましたか。
「自分は集団の後ろで走り、10キロまでは余裕を持っていくという感じでした。そこまでは予定通りいけました。公園内に入ってペースアップをしなくてはいけなかったところでペースアップできませんでした」
——指導者陣からどのような声掛けがありましたか。
「調子の良い選手が集団の前の方で走ると言われていたので、前に行く人は前で頑張って、自分が後ろでの役割を担うという形で、後ろは頼んだぞと言われました」
——今年度は昨年度に比べて全体のタイムも上がっていましたが、今回の予選を通過するために明大に足りなかったものは何ですか。
「ハーフマラソンもすごく高速化しているというのを改めて実感しました。自分たちも距離を踏む練習だけではなく、スピード練習も取り入れていかなければ、高速レースの中で勝ち切ることができないということを感じました」
——4年間を振り返っていかがですか。
「1、2年時には箱根駅伝を走ったのですがどちらもいい結果は残せませんでした。3、4年時は本選に出場できずに終わってしまい、自分の中では消化不良だったのですが、チームで学べたこと、明大に入ったからこそ学べたこともたくさんあったので、自分にとって重要な4年間になったと思います」
——最後に後輩と応援してくださった方々にメッセージをお願いします。
「後輩たちは自分たちと一緒に今回の結果にすごく悔しい思いをしているので、この悔しさをバネにゼロから再スタートを切って箱根駅伝本選の出場権を獲得してもらいたいと思っています。後輩たちの頑張りに引き続きご支援をよろしくお願いします」
——ありがとうございました。
[吉澤真穂]
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