(71)立大戦事前インタビュー➂ 西川侑志主将、丸山一喜内野手
(この取材は9月5日、zoomにて行われました)
西川侑志主将
――昨季のリーグ戦を振り返っていかがですか。
「チームとしては3位という結果で最終カードまで優勝の可能性を残していたのですが、初カードの慶應戦と明治戦で勝ち点を落としてしまって、悔しさの残るシーズンとなりましたし、個人としても4番としてなかなかチャンスで一本出なかったところが、悔しさが残るシーズンとなりました」
――今年度のチームの強みを教えてください。
「強みとしてはバッティングだと思います。筋力の方も強化してきた中でチーム打率も出ますし、その面に関しては良かった点だと思っています。課題として守備力で、失点の多さが気になっていたので、そこの面に関しては夏のキャンプを通して改善しつつあります」
――夏はどのような部分に注力されましたか。
「バッティング面もさらに磨きをかけて、守備の面に関してはチーム全体として1点でも少なくというところにこだわって、サインプレーであったり、連携プレーであったりというところをしっかり詰めて練習させていただきました」
――今季特に期待する選手を教えてください。
「山形(球道選手)です。春のリーグで三冠になって、日本代表にも選出されて、やはりアメリカの日米野球を世界の舞台で経験したことはかなり大きな財産になっていると思います。打撃に関してもバッターボックスで堂々としてますし、やはり注目されるバッターだと思いますが、この夏の期間も非常に調子が良かったので、秋のリーグも期待できると個人的に思っています」
――明大の印象を教えてください。
「イメージは選手層が厚いなという印象を強く感じていて、投手にしても150キロピッチャーが何人もいますし、バッティングに関しても榊原(七斗外野手・情コミ3=報徳学園)からスタートして9番まで切れ目のない打線だと思うので、警戒しながらなんとか負けないように頑張りたいなと思っています」
――特に警戒している選手を教えてください。
「リードオフマンである榊原に関しては、やはり1番バッターが打つと波に乗ってしまうと思うので、そこはしっかり警戒しつつ、ピッチャーでも毛利(海大投手・情コミ4=福岡大大濠)選手でしたり、やはり投手陣は結束がかなりあるので、警戒しながら頑張っていきたいなと思っています」
――主将として、どのようなチームビルディングを心がけていますか。
「立教大学は今年は当たり前のことを当たり前にするというところに力を入れていて、全力疾走であったり、カバーリングであったりスポーツなので失敗してしまうことも多いのですが、その失敗にならない当たり前のプレー、できることをしっかりやるというところは、先ほど述べたプレーだけでなく、私生活においても意識してやるようにしてきました」
――ラストシーズンに向けて意気込みをお願いします。
「チームとしては必ず優勝を成し遂げて、この夏に長嶋さんがお亡くなりになられましたが、縦じまのユニホームを着て戦えることに誇りを持って、優勝目指して頑張っていきたいなと思います」
――ありがとうございました。

丸山一喜内野手
――春のリーグ戦を振り返っていかがですか。
「個人としては一応キャリアハイということで、要所ではバッティング面では良かった一方で、守備はいくつかミスもありましたし、後半結果を少し残せなかったのも悔しいです。チームとしては春の結果は優勝目指して全員でやっていたのですが、結果3位で悔しかったです」
――センター方向への打球が非常に多いですが、打撃で意識していることを教えてください。
「普段のバッティング練習でもセンターをこう意識してバッティング練習しているので、それが試合に結びついているのかなと思います」
――早大戦のサヨナラ本塁打など、勝負強い印象があります。
「勝負強いと言われるのはうれしいです。そのチャンスで、一本っていうことは高校からずっとやっているので、その辺のメンタル面というか、チャンスの打席の気持ちの持ち方とかは結構自信ある方だと思います」
――現状の課題などあれば教えてください。
「現状の課題はやはり守備面です。守備面ではやはり六大学のサードみんなうまいので、そこに入り込めるように頑張りたいと思います」
――6月に行われた大学日本代表候補合宿にも参加されました。
「六大学のすごい選手が集まっていましたし、各大学いつもリーグ戦で戦っているのでわかるのですが、日本全国から集まってきたそのリーグの各リーグのすごい人たち、やはり見たらいろいろなすごい人が全国にいるのだなと感じました」
――その中で改めて感じたご自身の強みを教えてください。
「合宿でもチャンスで打てたことは、試合形式だったのであまりそのタイムリーと関係ないかもしれないですけど、やっぱりいいピッチャー相手に振り負けない力は発揮できたのかなと思います」
――今季における立大のキーパーソンを教えてください。
「同級生の斎藤(蓉選手)くんです。春に初めて投げて、それまでずっとケガでリハビリしていたのですが、その経過とかも一緒に過ごすことが多くて、すごく熱心にリハビリも丁寧にやって投げた春だったのでそこでいいピッチングしてくれたので、期待しています」
――明大の印象を教えてください。
「明治大学の印象で言ったら、ピッチャーの枚数が売りといいますか、誰が出てきても怖いですし、打線も切れ目がないし、ピッチャーは油断できないというか、もう気持ち切らしたら負けるぐらいのイメージです」
――その中で何か特に対戦してみたいピッチャーなどっていたりしますか、
「毛利さんです。毛利さんは去年も何回か試合して、今年の春は2試合、1カードと第3戦。2回やったのですが、ヒット一本も打てていないので、この秋は毛利さん攻略していきたいなと思っています」
――今季の意気込みをお願いします。
「チームとしてはリーグ戦優勝です。個人としても春の成績以上の成績を残して、とりあえず勝つためにチームを勝利に導けるバッティングをして、チームが勝つ打点を稼いでいきたいです」
――ありがとうございました。
[伊原遼太朗]
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