(79)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑪/堀颯介

2025.10.15

 昨年度7年ぶりに本選出場を逃した明大が、リベンジを懸け箱根駅伝予選会(箱根予選)に挑む。「紫紺の襷プロジェクト」初年度として、まず箱根駅伝への出場権獲得が絶対条件だ。伝統ある紫紺の誇りを懸け、箱根路への「帰還」を果たす。今回は箱根予選にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 第11回は堀颯介(商4=仙台育英)のインタビューです(この取材は10月8日にオンラインで行われたものです)。

——ラストイヤーとなります。想いを聞かせてください。
 「昨年度の悔しさもあるので、箱根予選でしっかり勝ち進んでチームの目標を達成したいです。4年生として後輩にしっかり残していけるよう、まずは箱根予選を突破してシード権の獲得を目指したいと思います」

——箱根予選に向けてどのような調整を行ってきましたか。
 「例年と違って、箱根予選に向けて何回も合宿をしました。環境のいい場所で質の高い練習ができているので、自信を持ってスタートラインに立てると思います」

——大志田秀次駅伝監督からどのようなお話やアドバイスがありましたか。
 「しっかり準備をしていくという話と、暑さ対策が必要な時にしっかり対応して走らなければならないので、そこの話し合いをしました」

——ハーフマラソンの自己ベストは1時間3分54秒ですが、今回はどのようなレースにしたいと考えていますか。
 「そのタイムが大学2年時の箱根予選のタイムだと思うので、まずはしっかりそのタイムをクリアします。自分の目標はチーム内トップの62分台で、そこに向けてまだ調整が残っているので、しっかりやっていきたいなと思います」

——具体的にはどのようなレースプランを考えていますか。
 「自分は集団走をすることはなく、1人でタイムを狙います。他校のライバルには絶対負けたくないので、そこをまず目標にして走ります。後半、公園内に入ってからのアップダウンで大きな差がつくと思っているので、そこをしっかり耐えられるような走りをしたいと思います」

——チームの連携について、誰が抜け出すのか、集団走をするのか、そういう話は出ていますか。
 「まだ最後の調整練習が終わっていないので決まっていないのですが、やはり調子のいい選手がタイムを稼がないといけないと思います。集団走ではなく、個人で走ると思っています」

——現時点で調子のいい選手を教えてください。
 「森下(翔太・政経4=世羅)はしっかり練習を積めていると思うので、チームのエースとして活躍してくれると思っています」

——大志田駅伝監督が就任したことによって、昨年度と比較して箱根予選の迎え方の中で変化はありましたか。
 「昨年度は気づいたら箱根予選の日になっていたという感じで、あまりしっかり準備できているイメージが自分にはありませんでした。今年度は準備の話もしっかり大志田さんがしてくれていますし、合宿などにも行っているので、そういう箱根予選に向かう気持ちは、昨年度よりも作れていると思います」

——意気込みを聞かせてください。
 「自分のスローガンは『自分史上最高の走り』なので、自己ベスト更新は前提として、チームトップの62分台で走れるように頑張りたいと思います」

——ありがとうございました。

[武田隼輔]