(78)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑩/古井康介

2025.10.15

 昨年度7年ぶりに本選出場を逃した明大が、リベンジをかけ箱根駅伝予選会(箱根予選)に挑む。「紫紺の襷プロジェクト」初年度として、まず箱根駅伝への出場権獲得が絶対条件だ。伝統ある紫紺の誇りを懸け、箱根路への「帰還」を果たす。今回は箱根予選にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 第10回は古井康介(政経4=浜松日体)のインタビューをお届けします。(この取材は10月8日にオンラインにて行われました)

——現在のコンディションはいかがですか。
 「最低限の練習はできているのかなという感じです」

——今年度の前半シーズンはレースへの出場が少なかったと思いますが、いかがでしたか。
 「ケガして治ってまた再発してということが多く、試合に出ることができずに前半シーズンが終わりました。後半はレースに出ていない不安も多少はありますが、ケガなく来ることができているので、とりあえずいいかなと思います」

——今年度から新体制となりましたが、夏合宿の強度の変化はありましたか。
 「昨年度よりメリハリのある練習というか、距離を踏む時はとことん踏んで、リカバリーの時はしっかり距離も落として体を回復するというメリハリは昨年度よりありました」

——ご自身での夏合宿の手応えはいかがですか。
 「前半のことを思えば、できているかなという感じです。完璧ではありませんが、最低限は積めていると思います」

——箱根予選を通過するために、古井選手ご自身で必要なことは何だと考えていますか。
 「経験者なので、理解が深い分、有利になってくるとは思います。そこを生かしたレースをして、1秒でも早くゴールして貢献できればと思います」

——今までの箱根予選を踏まえ、具体的に生かしていきたいと思っている点はありますか。
 「公園内に入ってからの落ち方が毎回あまり良くないので、そこを抑えられるようには走りたいなと考えています」

——古井選手から見て、チーム内で調子のいい選手を教えてください。
 「ずっとしっかりアベレージ高く練習を積めていると思うのは、井上(史琉・政経2=世羅)かなと思います」

——古井選手が考えるライバル校を教えてください。
 「自分自身走っていないというのもあり、他大と競り合うのがあまり今年度はないので、そこまで意識はできていません。比べることができていないので、とりあえず自分のベストを尽くすことしか考えていないです」

——古井選手ご自身の目標タイムを教えてください。
 「昨年度経験して、一概にタイムとは言えないのかなと思っています。昨年度、暑くて思っていたタイムより落ちましたが、順位は思ったよりはひどくはなかったです。(今年度は)いいコンディションなら63分切れるように走りたいなと思っていますが、コンディション次第なので、なんとも言えないです」

——順位としての目標はありますか。
 「順位としては、50位より前で走ることができれば、63分を切ったぐらいの力として出せていると思うので、50位を切れればいいなと思っています」

——夏合宿を終えてから箱根予選までの期間はどのような調整を行っていますか。
 「しっかり調整に入ったのは今週からなので、どんな調整というのもありませんが、昨年度よりかはまだしっかり距離を踏んで、しっかりピークを持ってこられるようにできているのかなと個人的に思っています」

——箱根予選の意気込みをお願いします。
 「とりあえずは本選(箱根駅伝)に出場すること。そのために自分のベストを出せるように頑張りたいです」

——ありがとうございました。

[安田賢司]