(75)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑦/石堂壮真

2025.10.14

 昨年度7年ぶりに本選出場を逃した明大が、リベンジを懸け箱根駅伝予選会(箱根予選)に挑む。「紫紺の襷プロジェクト」初年度として、まず箱根駅伝への出場権獲得が絶対条件だ。伝統ある紫紺の誇りを懸け、箱根路への「帰還」を果たす。今回は箱根予選にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 第7回は石堂壮真(政経3=世羅)のインタビューです。(この取材は10月9日にオンラインで行われたものです)

——今回エントリーメンバーに選ばれた率直なお気持ちをお願いします。
  「選ばれるのは当たり前だと思っていたので、選ばれた上で結果をどう残すかを考えながらやってきました」

——現在のコンディションについて教えてください。
  「結構疲労も取れてきて、状態は9月の夏合宿の時よりは上がってきているかなという感じです」

——夏合宿後の練習で力を入れている点はありますか。
  「レースを想定した練習が結構入っていたのですが、そこでしっかり走れるようにコンディションを合わせることを意識していました」

——夏合宿で練習をしっかり積まれた後での変化や成長は何か感じましたか。
 「距離に対する耐性はだいぶついたかなという点があり、長い距離でも余裕を持って練習をこなせるようになったのが大きく成長した部分かなと思います」

——箱根予選での個人の目標をお願いします。
  「個人の目標は63分台でゴールすることで、チーム内でも上位でしっかりゴールできるように頑張りたいと思います」

——箱根予選の通過に向けて重要だと考える点はありますか。
  「一番大事なのはやはり10人の合計タイムです。10人がしっかりまとまって、ばらけずにゴールすることと、その上でタイムも大事になってくるので、62分台から最低でも64分前半ではまとめないといけないのかなと思っています」

——レースプランは考えていますか。
  「最初突っ込みすぎずに、残りの公園入ってからのラスト5キロが一番順位を左右する、大事なポイントなので、ラスト5キロでしっかり3分切りのペースで押せるようにプランを立てています」

——今回の明大のエントリーメンバーについてはどのように感じていますか。
  「(エントリーメンバーに)入るであろう綾(一輝・理工3=八千代松陰)や2年生の成合(洸琉・情コミ2=宮崎日大)が外れてしまっていますが、それ以外のメンバーでもしっかり夏合宿にAチームで走ったメンバーがメンバー入りしていることは、今年度の明大にとっては大きなことかなと思っています。今の段階でしっかり走れる、現状のベストメンバーが組めているのかなと思います」

——今年度のエントリーメンバーは、3年生が2人の構成です。
  「4年生に力のある先輩が多いことと、3年生もケガをしてしまった人や練習はできていたけど、あと少しで入れなかった人もいるので、3年生が少なくはありますが、4年生の勢いに負けないように頑張りたいなという気持ちは大きいです」

——石堂選手から見てキーパーソンとなる選手はどなただと思いますか。
  「大事になってくるのは4年生です。やはり人数が一番多いので、4年生が今年度の箱根予選の大事なキーパーソンかなと思っています。そこに負けずに1年生も2年生も3年生も一緒に戦っていかないといけないのかなと思ってはいて、人物で言うと森下さん(翔太・政経4=世羅)と堀さん(颯介・商4=仙台育英)です。今の明大の中では力が飛び抜けているので2人がキーパーソンかなと思います」

——意気込みをお願いします。
  「応援してくださる方にいい報告ができるように、執念を持って走ります。応援よろしくお願いします」

——ありがとうございました。

[熊谷実夏]