
(72)箱根駅伝予選会事前インタビュー④/河田珠夏
昨年度7年ぶりに本選出場を逃した明大が、リベンジを懸け箱根駅伝予選会(箱根予選)に挑む。「紫紺の襷プロジェクト」初年度として、まず箱根駅伝への出場権獲得が絶対条件だ。伝統ある紫紺の誇りを懸け、箱根路への「帰還」を果たす。今回は箱根予選にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。
第4回は河田珠夏(文1=八千代松陰)のインタビューです。(このインタビューは10月9日にオンラインで行われたものです)
——エントリーメンバーに選ばれた心境を教えてください。
「本選出場に向けて、自分のベースのパフォーマンスを発揮できるように頑張ろうと思います」
——夏合宿を振り返っていかがですか。
「高校の頃に比べて、距離もペースも格段に上がっていました。最初は練習メニューを見ただけでこんな練習できるのかなと不安でしたが、続けていくうちに意外とこなせるようになり、自信もついてきました。最近はその成果が走りにも表れているように感じ、非常に充実しています」
——現在のコンディションはいかがですか。
「夏合宿で追い込んだ成果が走りに現れてきています。疲労が抜けるにつれて調子も上がり、高校の頃にはできなかった練習も余裕を持ってこなせるようになりました。成長を実感していますし、状態はいいです」
——箱根予選ではどんな走りをしたいですか。
「失敗が許されないレースなので、序盤は安全に入って大きな失速を防ぎ、後半5キロでペースを上げていけたらと考えています」
——残りの期間ではどんな練習をされますか。
「疲労を抜くことを第一に、距離を落としながら調整していきます。ケガにも気をつけて、当日に最高のパフォーマンスを出せるように準備したいです」
——1年生ながら選出されたことに対する心境はいかがですか。
「緊張はすごくあります。でも応援してくださる方々がたくさんいるので、その人たちやチーム、自分のために全力を尽くしたいです」
——箱根予選のコースの印象はいかがですか。
「17キロ地点あたりの坂が勝負の分かれ目になると聞きました。試走ではジョグでしたが、思ったよりもきつくない印象でした。ただ本番のペースや疲労の状況ではまた違ってくると思います」
——理想のレース展開はどのようなものですか。
「1キロ3分ちょっとで押して、ラストで上げられるのが理想です。でも思い通りにはいかないので、気温などの状況を見ながら臨機応変に対応したいです」
——チーム内で特に期待している選手はいらっしゃいますか。
「吉川響(文4=世羅)さんです。毎年速いタイムで走っているので、今年度もやってくれると思います」
——最後に意気込みをお願いします。
「出たかったけど出られなかった人、ケガで走れない人など、いろんな思いがある中で自分を選んでいただいたので、責任を持って本選出場に向けて精一杯頑張ります」
——ありがとうございました。
[下田裕也]
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