(65)菅平合宿インタビュー①/桶田悠生、河田珠夏

2025.10.01

 今年度も長野・菅平にて長距離部門の合宿が行われた。昨年度の箱根駅伝予選会(箱根予選)の雪辱を果たすため、チーム一丸となって練習に励む選手たち。勝負のシーズンを目前に、覚悟を新たにした彼らの声をお届けする。

 第1回は桶田悠生(政経1=八千代松陰)、河田珠夏(文1=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は9月14日に行われたものです)

桶田
――全日本大学駅伝予選会(全日本予選)から夏合宿まではどのような練習をしてきましたか。
 「まずは距離を踏んで足をつくることを重点に取り組んできました」

――大志田監督からはどのようなお話がありましたか。 
 「正しいことを継続するということを常に言われています」

――現在のコンディションについてはいかがですか。
 「今はごく普通の状態ですが、これから上げていければ箱根予選でも通用するくらいの調子になると思います」

――今年度から取り組んでいることはありますか。
 「練習の質が上がり、スピードも向上してきました。ジョグの後に流しを速いペースで行うなど、昨年度よりスピードを意識した取り組みをしています」

――合宿で強化している部分を教えてください。
 「全日本予選前は速いペースでの練習が多かったですが、今はハーフマラソンを意識して、長い距離を一定のペースで押していく練習が中心になっています」

――合宿の目標を教えてください。
 「距離を踏むことも大事ですが、それ以上にポイント練習でしっかり集団についていくことや、他の人に勝つことを目標にしています」

――前半シーズンを振り返っていかがですか。
 「良かった点はあまりなかったのですが、悪かった点としては高校時代までできていた安定したレース運びができず、大きく集団から離れてしまうレースが多かったことです。秋シーズンでは安定して成績を残せる選手になりたいです」

――今後の意気込みをお願いします。
 「1年生ですが、上級生に引けを取らない走りをして、チームに貢献していきたいと思います」

――ありがとうございました。

河田
——現在のコンディションはいかがですか。
 「合宿で継続して練習ができているので、疲労が溜まっている状態です。ケガはしていません」

——合宿の練習には着いていけていますか。
 「練習中に集団から離れたりすることもありますが、なんとかなっています」

——今回の合宿の目標を教えてください。
 「8月の紋別合宿から、長い距離を走り続けているので、とにかくケガしないことだけを考えて、それを目標にしています」

——練習の消化率はいかがですか。
 「7割くらいです。順調に進んでいます」

——シーズン前半が終わりましたが、チームには馴染めましたか
 「馴染めました。先輩たちも優しいです」

——高校時から成長を実感した点はありますか。
 「距離走やペース走の速度が上がっているので、高校ではできなかったであろう練習ができている点に成長を感じます」

——全日本大学駅伝予選会(全日本予選)に出場されていましたが、その時の心境を振り返っていかがですか。
 「練習を重ねてきたことが認められた気がしてうれしかったです」

——シーズン前半を振り返っていかがですか。
 「全日本予選直前にケガをしてしまったのが心残りです。そこからはすぐに治して、ケガを繰り返さないように意識してトレーニングしました。今のところ再発することもないので、ケガからも収穫があったと思います。来年度の前半シーズンは今年度よりいいものになるように頑張ります」

——ハーフマラソンへの対応のために、何を意識して練習されていますか。
 「以前はあまり長い距離に慣れていませんでしたが、25キロ走や30キロ走を積み重ねていくうちに、長い距離に対しての耐性がついてきました」

——部内で特に意識している選手はいらっしゃいますか。
 「小川(心徠・情コミ1=学法石川)です。練習の消化率が同じくらいだからです」

——ご自身の武器はどのような点だと思いますか。
 「今まではラストスパートが苦手だと思っていましたが、シーズン前半は最後まで上げ切ることができるようになってきました。そこが少しずつ強みに変わっていると思います」

——後半シーズンに向けて、チームの一員としての抱負をお願いします。
「ケガをしないこと、練習を一生懸命やること、試合に出場できたら、1秒でも早くゴールして、チームに貢献したいです」

――ありがとうございました。

[下田裕也、中村慈詠]