
(48)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 宮田知弥内野手
(この取材は9月15日、電話にて行われました)
宮田知弥内野手(商4=横浜)
――昨季のご自身の成績について自己評価をお願いします。
「昨季は、自分が大学に入学して初めてちゃんとした結果を残せました。チームは優勝することができなかったですが、打順も3番と5番と中軸を任せてもらって、ランナーを返す役割などを少しは果たせたかなと思います」
――高森キャンプで個人的に強化したところはどこですか。
「個人としては、やはりクリーンアップを打っていて安打だけだとなかなか点につながらないので、チームの課題にも挙げられていた長打力というところを鍛えました」
――フィジカルトレーニングについてはどんな取り組みをしましたか。
「ウエイトトレーニングもしていましたが、第一は身体をケガしないようにストレッチ面を重点的に行って、可動域を広げることに重きを置いていました」
――夏季オープン戦では社会人やプロと対戦しましたが、打席に立ってみて球の印象はいかがでしたか。
「六大学の投手陣もレベルが高いのでさほど球自体には差はないと思いますが、やはり変化球の精度だったり、投げミスの少なさだったり、打てる球が少ないなというのは社会人やプロと対戦して感じましたね」
――夏にはオールスターゲームにも出場されましたが、仲を深めた他大学の選手はいらっしゃいますか。
「立大の選手とは同じチームでバスでも一緒だったので、結構仲良くなれましたね。同じサードの丸山(一喜内野手)と話したり、あとは西川(侑志主将)とも話しました」
――ご自身の打席での役割を教えてください。
「ランナーが塁にいなければチャンスをつくることが大事だと思いますし、ランナーがいればそれを進めたりホームに返すことがやはり仕事になると思うので、状況に応じたバッティングをしていきたいです」
――秋季リーグ戦は全ての試合が大事になってくると思いますが、特にカギとなる試合はどの試合だと思われますか。
「慶応戦が終わって1週空いて、その次からつづく3連戦が多分一番苦しくなってくるかなと思います。春に苦戦した立教、早稲田との試合が最後の方に残っているのでそこでどれだけ体力的に粘れるかというところが肝になってくると思います」
――この秋で大学野球を引退されますが、これまでの4年間を振り返っていかがですか。
「これまではずっと結果も出ていなくて、それでも田中さん(田中武宏前監督)が辛抱強く使ってくれていたのでなんとか恩返しをしたいという気持ちはありました。直接田中前監督に恩返しはできなかったんですけど、それでも出してもらった経験があったからこそ、今4年生になってもうまくやれていると思うので、田中前監督だけでなく指導してくださった皆さんに本当に感謝したいです」
――優勝にはどんなことが必要になってくると思いますか。
「どこもそんなに力の差があるわけじゃないと思うので、最後はちょっとしたところの運なんじゃないですかね。野球の技術どうこうの話ではないと思うので、私生活の面を大事に、体調に気をつけてやっていきたいなと思います」
――最後に、個人としての秋の目標を教えてください。
「あまりこだわってはいないのですが、春に首位打者のタイトルが惜しいところまで行ったので、首位打者のタイトルを取ってみたいです」
――ありがとうございました。
[平良有梨奈]

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