(62)日本選手権リレー事後インタビュー①/鷹羽柊弥

2025.07.21

 今年度の日本選手権リレーは岐阜県で開催され、明大は4×100メートルR(4継)と4×400メートルR(マイルリレー)のどちらにも出場した。酷暑の中行われたレースで、4継もマイルリレーも見事に決勝へ進出し、そろって入賞を果たした。今回は力走を見せたリレーメンバーの中から3名のインタビューをお届けする。

 第1回は鷹羽柊弥(法4=盛岡四)のインタビューです。(このインタビューは7月16日に電話で行われたものです)

鷹羽
男子4×100メートルR予選2組 39秒14 2着
男子4×100メートルR決勝 39秒18 6位

——当日は厳しい暑さに見舞われましたが、コンディションや調整はいかがでしたか。
 「今までの試合の中で1番湿度も気温も高く、こまめに水分補給をすることで熱中症にならないように意識しながらアップをしていました。コンディションは、2週間前に試合に出場し、自己ベストを更新することができたので、日本選手権リレーに向けた走り込みや量をこなすようなメニューはせずに質にこだわったメニューをしていました。そのため疲労感なく、いい状態で当日を迎えられました」


——予選と決勝のそれぞれの自分の走りはいかがでしたか。
 「予選は、当日のアップ段階で2走の竹尾拓真(農4=明星学園)とバトン合わせをした時に少しバトンが詰まってしまい、自分の走りもうまく流れに乗れなかったので不安はありました。本番ではうまくいったので自分の走りに集中することができ、いい走りができたと思っています。決勝は、バトンパスの詰まりはなかったのですが、アンダーハンドパスで掴んだ位置が悪く、渡す前に持ち変える動作が入ってしまったことがもったいなかったと思っています。走りに関しては、落ち着いて走ることができました」

——タイムや順位についてはどのように感じていますか。
 「予選の39秒14に関しては、予選だったので問題なかったのですが、自分のタイム的には80点ぐらいですね。チームとしては明大新の38秒を出すことと表彰台でメダルを取ることを目標にしていました。あとは、全員10秒3台を今シーズンに出しているので、38秒台は出して当たり前だと感じていました。予選の39秒14には満足せずに決勝でもう1段階上げようと話していたのですが、予選よりもタイムを落として、39秒18で6位になってしまったことは非常に悔しい結果になったと感じています。良かったところは、関東学生対校選手権でも自分がフライングしてしまい、順位がつかなかったことや昨年度の日本選手権リレーでバトンミスで失格になったことがあったので(今大会で)しっかり走り通せたということは、決勝でも戦えるようなメンタル作りができたのかなと思っています」


——先月の日本学生対校選手権ではマイルリレーでの出場でしたが、4継を走るというのはいつ頃決まりましたか。
 「4継を走るのが決まったのは、2週間前の岩手県選手権で10秒35の自己ベストをマークした時に、コーチの方から日本選手権リレーは4継でいこうとお話をいただきました」


——最後に後輩や明大への期待を教えてください。
 「今年度は、後輩が多く占めている中でマイルリレーの明大記録も更新でき、4継でも明大新に近いタイムを叩き出しているので、来年度以降も明大新を更新できるチームであると思っています。色々な大会に出場し、経験を積んでいる選手が残っているので、表彰台を狙えるような精神力と実力が伴い、いい結果が出せるようぜひ頑張ってほしいと思っています」

——ありがとうございました。

[吉澤真穂]