
(27)「日本一へのプロセスだと思ってやっていきたい」平翔太主将 春シーズン総括インタビュー
春シーズンを終え、関東大学春季交流大会では5戦を戦い抜き4勝1敗で準優勝。早大に勝利するも、王者・帝京大に完封負けを喫した。しかしルーキーや初紫紺を着た選手の活躍も多く見られ、部内の競争は激しくなっている。そこで今回は春シーズンを終えた選手たちにインタビューを行い、春の振り返りと夏、秋に向けた意気込みを伺った。7月11日より連載していく。
第1回は平翔太主将(商4=東福岡)のインタビューをお送りします。(この取材は7月5日に行われたものです)
――チーム全体で春シーズンを振り返っていかがですか。
「今年のラグビーテーマとして『ベースアップ』というのを掲げてやってきたんですけど、試合を積み重ねるごとに着々とベースアップできていたのかなと思います」
――具体的にどんなところがベースアップしたのでしょうか。
「アタックでいうと、昨年以上にスクエアタックというのを意識していました。それはBKだけではなくて、しっかりFWも意識して、練習通りに試合でも出せたのが良かったかなと思っています。ディフェンスでいうと、チームでは『ジャンプ』って言っているんですけど、しっかり前に出て相手を仕留めるディフェンスを練習でFWとコミュニケーションを取りながらやってきたので良かったかなと思います。あとは春シーズンはケガ人が多かったので治して夏、秋シーズンと迎えたいと思います」
――個人として振り返っていかがですが。
「12番として、しっかりFWにオーガナイズするというところではできていたかなと思います」
――試合に出ていて昨年度とは違うところはありますか。
「試合中のコミュニケーションはFW、BK関係なく慎重に取れているのかなと思っていて、これはもう練習中もしっかりリーダー陣に頼らず、一人一人が主体性を持って発言していたのでそれが試合でも出せていたと思います」
――1年生の活躍はいかがでしたか。
「1年生らしくもっとエナジーを出してプレーしてほしかったんですけど、ちょっと消極的な部分もあったので、しっかり今後Aチームに着々と絡んで、自分の強みを出してほしいと願ってます」
――ご自身から見た春シーズンMVPはどなたを選びますか。
「ダントツで藤井達哉(政経3=東福岡)ですね。接点での強さは本当に激しくて、ディフェンスの部分でも本当にチームで一番体を張っていてアタックの部分でも、ボールキャリ―でどんどんゲインを切っていくようなプレーがありました。練習中でもミーティング中でもプラスの意見を言ってくれていたので、メンタル的にも成長してるのかなと思っています」
――夏に強化していきたいことを教えてください。
「ディフェンスの部分は継続的に強化していきたいのと、帝京大戦で特にトライを取り切れるチャンスはいっぱいあったのに、結局取り切れなかったので、取り切れる力をしっかり精度高く練習していきたいなと思っています」
――春シーズンで印象に残っている試合を教えてください。
「早稲田大戦ですかね。満足はしていないんですけど、練習でやっていることが全て出たので達成感というか、自信にはつながりました」
――夏、秋に向けて意気込みをお願いします。
「日本一に向けて、試合の勝ち負けはあるんですけど、日本一になるためのプロセスでもあるので、しっかりと目の前の相手に対して泥臭くやっていきたいなって思います」
――ありがとうございました。
[木曽琴乃]
◆平 翔太(たいら・しょうた)商4、東福岡高。178センチ、94キロ
現在オフ期間に入っているそうで予定を伺うと「ウエート強化します」と真っ先に答え記者は驚きを隠せませんでした!さすがは明大キャプテンです
関連記事
RELATED ENTRIES