
(24)シーズン後インタビュー 丸山英希
各選手がさまざまな思いを抱え駆け抜けた今シーズン。全日本フィギュアスケート選手権(全日本)に6人が出場、日本学生氷上競技選手権(インカレ)では男子が団体部門で優勝を果たすなど活躍した1年となった。本インタビューではシーズン後の選手たちの声をお届けする。
(この取材は3月29日に行われたものです)
第3回は丸山英希(法2=宇都宮短大付属)のインタビューです。
――環境も大きく変わった一年だったと思いますが、この一年を振り返っていかがですか。
「まだ全然大学生活に慣れていないのですが、いったんはちゃんとした生活が送れているのかなと思っています」
――学業との両立は大変でしたか。
「そうですね、大変でした。一般の生徒の人や他の部活の法学部のスポーツ推薦の人と協力しながら頑張ってやりました」
――前期と後期合わせて特に印象に残っている講義はありますか。
「心理学の授業とかは結構聞いていて内容が面白かったです。自分が普段何も思わなかったようなところが実はこういう考えがあってみたいな。日常のところに隠れていたので面白いなと思いました」
――プライベートでの思い出はありますか。
「同期の三浦佳生選手(政経2=目黒日大)とは結構遊んでいて、最近も遊びました。なので、そこの思い出が強いです」
――三浦選手とはどこに行かれたのですか。
「基本自分が横浜に行った時は家で遊ぶことが多くて。ゲームしたりとか、ただご飯食べたりとか。どこかに行くということはあまりないです。もちろんフィギュアの話もしますし、テレビでその他の選手とかの昔の試合の映像とか流して見たりしています」
――今年はインカレで明大が優勝を果たしましたが、観に行かれていましたか。
「観には行けてなかったです。遠かったというのと練習が入っていたので。行きたかったのですが、行けなかったです。佐藤駿選手(商4=埼玉栄)と大島光翔選手(令7政経卒)は普段から一緒に練習しているので、ジャンプとかはよく見ていたのですが、やはりインカレという舞台で映像だけ見てもやはりかっこよくて、すごいなと思いました」
――来年はインカレ出場を目指しますか。
「そうですね。最初は全日本を目指して頑張るというのと、その後にあるインカレにも頑張って出場できるように頑張りたいです」
――今の近況をお聞きしてもよろしいですか。
「ジャンプの練習とかもそうなのですが、自分割と細身な方なので、体作りとか食事の面を最近頑張っています。筋肉があまり足りてないので、とりあえず筋肉をつけるところから始めようかなと思っています」
――今シーズン全体を振り返っていかがですか。
「ブロック大会や東インカレとかは、あまり調子が良くなくて。結構辛い思いしていたのですが、後半の方の東日本のフリーはノーミスでいい演技ができたので、その点は最後にちゃんといい演技ができてよかったなと思っています」
――技術面を振り返っていかがですか。
「そうですね。自分はシーズンの最初ぐらいに思っていたほど成長ができていなかったので、技術面の成長はちょっと悔しい思いがまだまだありました」
――具体的にジャンプの面ではいかがですか。
「最初はブロック大会とか東日本に入れられるように、3回転フリップを頑張って練習していて、試合の直近までプログラムに入れて練習していたのですが、やはり確率とかがあまり良くなくて。さすがに大会のプログラムに入れられる状態じゃなかったので、フリップはちょっと悔しいです」
――表現面を振り返っていかがですか。
「フリーは昨シーズンと一緒だったので、より磨きをかけて頑張れたなと思いました。ショートは今シーズンから新しくしたショートプログラムだったのですが、結構気に入った曲だったので、楽しく表現できました」
――今シーズンはどのような練習を重点的におこないましたか。
「毎回の試合の時に1本ジャンプができなかったりすると、焦ってどんどんテンポが早くなったり、焦ってしまうことが多くて、その都度1本ミスしてしまっても丁寧に1本1本飛ぶというところを気を付けて練習していました」
――今シーズン少しでも成長を感じた点があれば教えてください。
「最初の方はジャンプが全然飛べなかったのですが、後半の方は決まったジャンプはいつもより質がいいジャンプをできたので、そこは良かったなと思っています」
――明大に入って約一年が経ちますが、レベルの高い選手が集まっている中で受ける刺激があれば教えてください。
「やはり直近でも、佐藤駿選手が世界選手権で活躍されているところとかを見て、やはり自分ももっと頑張らないとなという気持ちになりました」
――今シーズン印象に残った大会を教えてください。
「印象に残ったのはやはり東日本大会。そこまでずっとうまくいかない試合が続いたので、全日本には行けなかったのですが、東日本という舞台でフリーノーミスできたのはやはり印象が強いです」
――SP(ショートプログラム)『Beautiful Things』を滑ってみていかがでしたか。
「今までやったことない曲調だったので、振り付けの時は結構大変だったのですが、やはり1年通してやってみて、あの曲でよかったなと思いました」
――FS(フリースケーティング)『ロミオとジュリエット』は昨シーズンから継続となりましたが、滑ってみていかがでしたか。
「この曲は自分のスケートのスタイルに合っていて表現がしやすくて。次のシーズンは変えてしまうのですが、もっともっと使いたかったなという気持ちはあります」
――これからオフシーズンとなりますが、予定はありますか。
「少し先にはなってしまうのですが、ゴールデンウィークに所属しているチームでの合宿があるので、そういうところでもっともっと成長できたらなと思っています」
――来シーズンはどのようなシーズンにしたいですか。
「来シーズンは、今シーズン練習してて入れられなかったフリップや他の3回転をバンバン入れてもっと点数が出せるように頑張りたいです」
――具体的な目標があれば教えていただきたいです。
「やはり毎シーズン全日本を目指して頑張っているので、来シーズンも全日本に出場できるように頑張ります」
――ありがとうございました。
[杉山瑞希]
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