
(20)UP AND COMING ROOKIEs~ルーキー特集2025~ 永沢拓夢「成し遂げたことのない日本一になるために」
20人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。『完遂』のもと、7年ぶりの日本一を目指す明大に欠かせない存在となるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第14回は永沢拓夢(営1=国学院栃木)のインタビューをお送りします。(この取材は5月20日に行われたものです。)
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「お父さんとお兄ちゃんの影響で、幼稚園の時ぐらいから始めました」
――国学院栃木高に入学した理由を教えてください。
「体験に行った時に、寮もきれいでしたし、グラウンドも改装したばかりで新しくて、環境がとてもいいなと思って入学を決めました」
――高校3年間で印象に残っている試合はありますか。
「花園(全国高校大会)の京都工学院高戦です。高3の代は最初の関東新人大会で優勝して成績は良かったんですけど、サニックス(サニックスワールドユース大会)終わりから夏頃にかけて、チームでケガ人が増えたりして、チームの成績が結構落ちてしまって、関東大会で桐蔭学園にボコボコにされて、夏合宿でも全然勝てない状況が続いていました。その中で花園に入ってからは、関東新人大会ぐらいにあったディフェンス力が戻ってきて、スタッツを国栃ではコーチが出してくれるんですけど、その試合ではチームで188本ぐらいタックルにいって、90%ぐらいが確か成功していて、自分は10本ぐらいタックルして、100%成功しました。国栃といえばディフェンスのチームというのは3年間ずっと思ってやってきたので、調子が悪かった中でも花園でみんな気合が入って、僕たちらしさを取り戻せたという点で、工学院戦が印象に残っています」
――BKリーダーをして得たものはありますか。
「自分はそういうタイプではなかったので、途中で選ばれてどうすればいいか分からなくて、特にそこまで重要なことはしていなかったとは思うんですけど、チームのみんながいい人だったので、支えてついてきてくれて最後までできたのはありました。樹凛(神尾・政経1=国学院栃木)と2人でBKリーダーをやっていたんですけど、試合になると責任感もリーダーではなかった時とは全然違ったので、責任を持って一つ一つプレーしていかないといけないなというのは感じていました。」
――高校3年間を振り返っていかがですか。
「1年生の時にちょっとケガしたぐらいで、それ以外はほぼケガもなく、みんなで楽しくできました。3年の中盤からは、チームとしても自分としてもうまくいかなかったところが最後までずっとあって、最後負けてしまってもっとできたのかなという気持ちもありますけど、準決勝まで進めて良かったなと思います」
――明大に進学した理由を教えてください。
「小さい頃に明治を一番最初に見て、紫紺のジャージーを見て、憧れを持っていたのもありますし、6個上のお姉ちゃんが明治出身で『明治来なよ』って言われていて(笑)。行けたらいいなってずっと思っていました」
――入部して約3カ月経ちますが、練習はいかがですか。
「朝練が6時半からなのに、みんな練習になると目つきが変わって朝とは思えないぐらいの雰囲気がつくられて、あと練習時間が1時間半なのは短い方だと思うんですけど、その中で集中して移動時間もみんなジョグして、限られた練習時間の中で、大学トップレベルの練習ができているのは本当にすごいなと感じています」
――ご自身が強みにしていることを教えてください。
「スピードもそうですけど、ステップの部分は注目してほしいと思います。あとはタックルも武器だと思っているので、今はまだ大学だとフィジカルが全然違って、通用しないかもしれないですけど、タックルは国栃を卒業しているというのもあるので持ち味にしていきたいです」
――今重点的に行っていることはありますか。
「大学に入って、フィジカルは全然違うなと痛感しているので体重を増やすのと、筋トレは重点的に毎日やっていかないといけないなと思います」
――大学4年間の目標を教えてください。
「今まで自分が経験したことない日本一を成し遂げるために、明治に入学したのもあるので、後輩も入ってくると思うんですけど、このメンバーで絶対日本一を達成したいと思います」
――ありがとうございました。
[木曽琴乃]
◆永沢 拓夢(ながさわ・ひろむ)営1、国学院栃木高。180センチ、84キロ
海外サッカーをよく観るという永沢選手!「シミュレーションでちょっとぶつかったくらいで倒れるのはラグビーとは全然違うなと思いますね(笑)」。ラガーマンあるあるなのかもしれません!
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