(19)UP AND COMING ROOKIEs~ルーキー特集2025~ 佐々木大斗「世界で活躍できるフィジカルとスキルを身につけたい」
20人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。『完遂』のもと、7年ぶりの日本一を目指す明大に欠かせない存在となるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第13回は佐々木大斗(政経1=常翔学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです)
――ラグビーを始めた時期ときっかけを教えてください。
「自分がラグビーを始めたきっかけは、中学校に上がる頃にその先輩に誘われたからです」
――常翔学園高での3年間を振り返っていかがですか。
「最初はレベルが高くてついていけなかったですが、学年が上がっていくごとに力もスキルも身についてきて、最後全国大会(花園)で全部出し切れて、後悔がないので良かったと思います」
――高校時代に一番印象に残っている試合はありますか。
「(高校3年時の)全国大会の準々決勝の大分東明戦で、常翔がディフェンスでずっと粘れたところです。ラスト10分ぐらいずっと大分東明さんがアタックしていて、あと1トライ取られたら逆転で終わっていたのですが、しっかり全員でディフェンスできたところが、3年間しんどい練習を頑張ったからなのかなと感じました」
――高校最後の試合となった花園準決勝・東海大仰星高戦を振り返っていかがですか。
「自分たちのやることをやって負けたので、悔しい気持ちもあるんですけど、ここまでやって負けたなら仕方ないと感じたぐらい出し切れたので、悔いが残る試合ではなかったです」
――高校日本代表のイングランド遠征はいかがでしたか。
「自国ではないイングランドで試合をすることで、国を背負ってアウェーで戦うということも肌で感じましたし、日本国内では味わえないフィジカルや体格差の中で戦えて、自分にとっていい経験になりました。次戦う時は倒せるように、それまでにしっかり準備しようというモチベーションにもなる試合だったと思います。(FWは)一人一人背も高いし、ウエートも相手の方が重くて、固かったんですけど、セットプレーは全然負けていませんでした。(スクラムでは)しっかり自分たちも低さと塊(になること)を意識して、競れていたシーンもあったので、そこは良かったなと思います」
――プロップとして、スクラムに対するこだわりはありますか。
「常翔学園はセットプレーに力を注いでいたチームでもあったので、どこのチームよりもスクラムを練習した自信はありますし、負けたくないというよりも、負けられない、常翔を背負ってスクラムを組むことにプライドも誇りもありました」
――明大ラグビー部を選んだ理由を教えてください。
「常翔と同じで、昔から強い伝統校でプレーすることがすごくかっこいいと感じて、チャンスだと思い(明大で)プレーしたいなと思いました」
――明大ラグビー部での活動は現在いかがですか。
「寮生活が初めてだったので、最初は慣れないことばかりでした。ですが部屋の先輩や近いポジションの先輩がすごく優しく教えてくれたりして、寮生活にも慣れることができて、練習に集中できる環境をつくっていただいているので、ありがたいです」
――先輩から学ぶことはありますか。
「高校と大学は(レベルが)全然違って、スクラムも全然違いますし、同じポジションの先輩のいいところを盗んでいく感じです。いろんなことを吸収していきたいと思っています」
――目標としている選手を教えてください。
「為房慶次朗さん(令6文卒・現クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)です。常翔の先輩でもありますし、セットプレーとフィールドプレーができるところが日本で求められているプロップ像にすごく当てはまっていると思っていて、(為房選手のように)世界に通用するような選手になりたいなと思っています」
――佐々木選手のプレーの強みを教えてください。
「高校ではセットプレーをメインに強みにしていましたが、大学ではセットプレーはもちろん、フィールドではディフェンスでもアタックでも目立てるような選手になっていきたいと思います」
――今年度の目標と大学4年間の目標をそれぞれお願いします。
「1年生の目標は、なるべく早く紫紺を着てチームに貢献することです。4年間の目標は大学日本一になることと、日本代表に選ばれて、世界で活躍できるようなフィジカルやスキルを身につけていきたいと思っています」
――ありがとうございました。
[晴山赳生]
◆佐々木 大斗(ささき・はると)政経1、常翔学園高。176センチ・110キロ
同部屋の先輩は菊池優希(政経4=山形中央)、中瀬亮誠(文3=桐蔭学園)、阿部煌生(政経2=流経大柏)。「食事に連れて行ってくれたり、自分の誕生日に3人がケーキを持ってハッピーバースデーを歌って祝ってくれて、めちゃめちゃうれしかったです!」
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