
(28)春季リーグ戦後インタビュー 大室亮満投手
(この取材は5月31日に行われました)
大室亮満投手(文2=高松商)
――今季を振り返っていかがでしたか。
「目標にしていたリーグ戦で登板を果たすという目標を果たせたのがまずうれしかったなと思います。あとは、自分の想像以上に登板させていただく機会があったので、これを今後の大学野球の糧としたいなと思います」
――デビューできた時はどんな気持ちでしたか。
「いやもう最初は『なんで自分がここに立っとんやろ』みたいな結構夢見心地な不思議な感覚でした」
――デビュー戦の東大1回戦で3奪三振という結果に対して自己評価はいかがですか。
「まさかこんないいピッチングをするとは。東大戦はあまり覚えてないくらい緊張していたので、投げ終わった後は今までで一番汗をかきました(笑)。そのくらい緊張しました。1イニングだったのですが、びっくりするくらい疲れました」
――投げる前にチームメイトから何か声を掛けてもらいましたか。
「直さん(松本直投手・情コミ3=鎌倉学園)から『同部屋で頑張ろう。頑張れ』という感じで声を掛けてもらって、終わった後も声を掛けてもらってうれしかったです」
――今季は三振を奪うことが多かったと思います。
「振り返ってみると三振が多かったのですが、ただ勢いで抑えられたみたいな感じで。別に自分の実力で抑えているなという感覚は全くなくて、ただただ自分の好きなボールを投げて、たまたま抑えられるみたいな感じで、これなら抑えられるみたいな手応えはそこまで感じなかったので、今後もしリーグ戦投げるとすれば、しっかり根拠を持ったピッチングをして抑えられたら良いかなと思います」
――母の日の登板もありました。
「正直母の日はもう何も連絡してなくて(笑)。でもいいピッチングをしたら両親とか姉が連絡くれますし、すごくそういうのは励みになっているのでとても感謝しています」
――競り合う中での登板が目立ちましたが、どのような気持ちで挑みましたか。
「僅差だと登板前は弱気というか、怖いなという気持ちはあるのですが、それがいい発奮材料になって、いつも以上の力が出るので、それでいいかなと思います。緊張して当たり前だと思って投げていました」
――法大3回戦は急な登板になりました。
「はい、そうですね。まさか投げるとは思っていなかったのですが、もうとにかく粘ってリードを守りたいという一心で、ほぼ無心で投げていました。(最後の雄たけびは)良かったなって。安堵(あんど)の雄たけびです」
――来季に向けて意気込みをお願いします。
「来季は初戦がどこかは分からないですが、まずしっかりベンチ入りを果たして、チームでの競争に勝てるよう、アピールできたらなと思います」
――ありがとうございました。
[小松錦葵]

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