
(14)UP AND COMING ROOKIEs~ルーキー特集2025~ 神尾樹凛「日本一になり続ける」
20人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。『完遂』のもと、7年ぶりの日本一を目指す明大に欠かせない存在となるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第8回は神尾樹凛(政経1=国学院栃木)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです。)
――明大に進学した決め手を教えてください。
「自分が尊敬している先輩が明治大学のラグビー部に所属していて、それに憧れて自分も紫紺のジャージを着たいと思い明治大学を選びました」
――その先輩とはどなたですか。
「3年生の伊藤龍之介(商3=国学院栃木)さんです。同じ高校の先輩なのですが、高校を選んだ理由も龍之介さんがいたからで、ずっと龍之介さんの背中を追いかけています。スキルやフィジカルの面で目標としている選手ですし、いずれは超えていかなければいけない先輩だと思っています」
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「自分は幼稚園の頃はだいぶやんちゃで、車のボンネットとかを飛び回るような子供だったんですよね。それで親が、この元気さを何かのスポーツにぶつけたいと言って、球技の格闘技といわれるラグビーを始めました」
――高校3年間を振り返っていかがでしたか。
「自分はまだ18年しか生きていませんが、今までの人生で一番充実した時間だったと思います」
――高校時代で一番成長したポイントを教えてください。
「高校3年生の5月、6月に自分が怪我してしまって、その頃が自分は一番成長したと思います。自分は1年生から試合に出させていただいて、キャプテンもやらせてもらっていたのですが、手術をして、スポーツから離れる時期が多くなったことでチーム全体を見られるようになったと思います。リハビリの時に下級生ともたくさん関わるようになったので、キャプテンとしても成長できたと思っています」
――高校時代の印象深い試合を教えてください
「高校2年生の時の花園で中部大春日丘に負けた試合と、高校3年生の時の花園での桐蔭学園との試合ですね。高校2年の中部大春日丘との試合は、自分のせいで負けてしまったように思って、そこから10番を背負うことの重みや責任を強く感じて、自分の中でスイッチが入った試合でした。高校3年の桐蔭学園との試合は高校3年間の集大成のような試合で、敗れてしまいましたが自分もチームもすべて出し切れたので、悔しい思いで終わったけれどとても印象に残っています」
――明大ラグビー部には国学院栃木高の同期の永沢拓夢(営1=国学院栃木)選手も入部されましたが、永沢選手とは高校時代どのような関係でしたか。
「永沢君は1年生の時から凄くて、ポジションは違うけれどずっとライバル視していましたね。良きライバルでもありますし、一番心を開いて話せるのが(永沢)拓夢でした」
――ご自身の強みを教えてください。
「自分のプレーの質が悪くても気持ちを落とさずに、常にプラスに考えて次に進めるところだと思います」
――今年の抱負と、4年間の目標を教えてください。
「今年の抱負は、まず大学日本一に貢献することと、紫紺を着ることです。4年間の目標は、大学日本一になり続けることです。私生活でも明治大学の学生であるという自覚をもって生活していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[加藤晃誠]
◆神尾 樹凛(かみお・きりん)政経1、国学院栃木高、173センチ・80キロ
趣味は服を買うことだそう。「東京に来てから、渋谷とか表参道のおしゃれなお店に行くことが増えました(笑)」
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