
(11)UP AND COMING ROOKIEs~ルーキー特集2025~ 岩田大司「スキルアップして紫紺のジャージーを」
20人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。『完遂』のもと、7年ぶりの日本一を目指す明大に欠かせない存在となるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第5回は岩田大司(情コミ1=佐賀工)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです)
――明大に進学した理由を教えてください。
「小学生の時に僕の出身が大分なんですけど、大分でワールドカップ前のイベントみたいな感じで、早明戦がありました。その早明戦の後にパレードで明治大学の選手と一緒に歩いて、その明治大学の選手から『明治大学に来いよ』みたいなことを言われたことが一つの理由としてあります。また、試合を見て明治大学の選手たちがぱっと回してプライオリティを持ってるのがかっこよくて明治大学でラグビーをしたいなと思って進学を決めました」
――高校3年間のラグビー生活を振り返ってみていかがでしたか。
「僕は寮生活で3年間ずっと本当に家族みたいな感じで一緒にラグビーしてる人たちといました。そこで絆も深まったし、練習を一緒に乗り越えて、辛いこととかもあったんですけど仲間と一緒に高校3年間ラグビーできたこことがとてもいい経験になりました」
――今までで一番印象に残っている試合を教えてください。
「最後の花園(全国高校大会)です。僕が3年生の時の花園の2回戦で大阪仰星と当たって、大差で負けるって思われてたんですけど、前半は3―0で勝っていました。後半にもう1本トライを取って勝てそうだったんですけど、ラインアウトでスティールして、マイボールになった時に、僕がエリアで蹴ろうとしたら、そこでチャージされてしまって、それでトライを取られてしまいました。そこで10―7だったんですけど、もう1本トライを取られて負けてしまった試合です。僕のミスであったり、もっとこうしとけば良かったなっていう悔いも残ってしまったのでやっぱりその試合が一番思い出に残ってます」
――岩田選手の強みを教えてください。
「スクラムハーフって一番体が小さいポジションだと思うんですけど僕はその中でも体が大きい方と思ってるので、その体の強さを生かした力強いプレーだったり、キックとか仕掛けが僕の持ち味です」
――大学に入って気づいたことはありますか。
「集団生活の厳しさを改めて実感しました。1人が悪いこととか部則を破ったりしたら、みんなに罰が与えられたりすることで、(高校の時は)個人での罰はあるんですけどそういうのがなかったので、こっちに来て改めて気をつけようと思いました」
――ライバル視している選手などはいますか。
「同学年で同じポジションの後藤快斗(政経1=桐蔭学園)ですかね。体は小さいんですけど、的確な判断とすばしっこさが武器だと思います」
――これから向上させたいと思うポイントなどありますか。
「スクラムハーフとしてもっと判断力を良くしたりとか、テンポ良くボールさばきするというのが僕のこれから成長させていきたいところです。私生活では遅刻をなくしてみんなに迷惑をかけないっていうところを意識していきます」
――今年度の目標と大学4年間での目標を教えてください。
「今年の目標はもっとスキルをアップして、紫紺のジャージーを着ることです。4年間での目標は、レギュラーになって(全国)大学選手権優勝することと、U―20や、U―23のカテゴリーに入ることです」
――ありがとうございました。
[保坂啓太郎]
◆岩田 大司(いわた・だいし)情コミ1、佐賀工高。174センチ・80キロ
仲の良い同期は永沢拓夢 (営1=国学院栃木)選手や、神尾樹凛(政経1=国学院栃木)選手、安田快史(文1=関大北陽)選手だそう。「よくご飯を食べに行きます。中華や萬丸がおいしかったです」
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