(44)全日本予選事後インタビュー⑥/石堂壮真

2025.06.05

 三大駅伝への復帰を懸けて挑んだ全日本大学駅伝予選会(全日本予選)。明大は高速レースに対応できず10位に終わり、伊勢路への出場権を逃した。しかし、期待の井上史琉(政経2=世羅)が自己ベストをマークして28分台に突入するなど、各選手が現状の最善を尽くした。今回は、レースを終えた選手たちの声をお届けする。

 第6回は石堂壮真(政経3=世羅)のインタビューです。(この取材は6月3日にオンラインで行われたものです)

——初めて全日本予選を走りましたが、いかがでしたか。
 「今回が初めての公式戦で、かなり緊張はしました。楽しんで走る気持ちで臨んだのですが、結果は振るわなかったので悔しいです」

——レースの振り返りをお願いします。
 「自分のレースプランとしては、最初は中盤あたりでレースを進めて、終盤でしっかりスパートをかけて勝ち切るという作戦でした。その終盤で差し込みが来てしまい、そこでうまく対応ができませんでした」

——ご自身の持ち味について教えてください。
 「練習以上の力が発揮できることだと思います。故障が多い方ではありますが、故障明けでもしっかりパフォーマンスを出すことができます」

——チームとして今回の結果をどのように捉えていますか。
 「チームとしては、今の実力を把握できたいい機会だと捉えています。全員が力を出し切った結果が、力負けだったという感じです。まずは箱根駅伝予選会(予選会)に向けて、他校との力の差を埋めていく必要があると思います」

——レース後に大志田秀次駅伝監督からどのような話がありましたか。
 「監督と2人で話した時は、今回うまく走れなかったということを伝えました。監督からは、これをどう次に生かすか自分で考えることが大事というアドバイスをいただきました。同じ失敗をしないために、今回の経験で改善することが大切だと言っていただきました」

——次の目標を教えてください。
 「次の目標は、予選会です。去年よりもスタート時間が早いので、コンディション的には走りやすいと思っています。タイムは例年よりは速くなると思うので、1時間3分は切らないといけないです。なので、そこを目標にして夏合宿を頑張りたいと思います」

——ありがとうございました。

[武田隼輔]