
(23)UP AND COMING ROOKIEs~ルーキー特集2025~百武聖仁「『自分たちで常に考える』ラグビーを」
20人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。『完遂』のもと、7年ぶりの日本一を目指す明大に欠かせない存在となるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第17回は百武聖仁(商1=東海大仰星)のインタビューをお送りいたします。(このインタビューは5月17日に行われたものです)
――東海大仰星高から明大に進学する選手は少ないですが、進学の決め手を教えてください。
「花園(全国高校大会)では優勝出来ずに準優勝で終わったので大学では全国大学選手権で優勝できるチームに行きたいと思ったからです」
――高校時代、一番印象に残った試合を教えてください。
「1試合に絞るなら、花園の準決勝で常翔学園と当たった試合です。自分たちのチームにイエローカードが2枚出て、13人で戦わないといけない苦しい展開だったんですけど、最後の最後まで粘って勝つことが出来たのがとても嬉しかったです」
――高校日本代表での経験はどのようなものでしたか。
「日本では、他の選手と比べてもサイズにあまり差が無くて、相手に負けることは少なかったんですけど、外国の選手はフィジカル面で歯が立ちませんでした。学ぶものがとても多かったです」
――同じく高校日本代表に選ばれて、明大に進学したチームメートとはお話されますか。
「イングランド代表との試合は僅差で負けてしまったので、それが悔しいねとは話しました。(U18のメンバーは)みんな向上心が高いので、U20ではリベンジできるようにしたいって次の機会を見据えた話をしています」
――高校ラグビーと大学ラグビーでは何が変わりましたか。
「大学では体格の差を痛感することが多くて、特にスクラムやラインアウトのセットプレーの強度が高校とは全然違うなって思います」
――寮生活はいかがですか。
「高校は京都から通っていたので、最初は大変なこともあったんですけど、慣れてきました。同じ部屋の川村心馬(法4=函館ラ・サール)さん、伊藤利江人(商3=報徳学園)さん、野村俊介(文2=大阪桐蔭)さんには優しくしてもらっていてお兄ちゃんみたいな感じです」
――部内で目標としている選手はいますか。
「やっぱり同じロックの物部耀大朗(商3=中部大春日丘)さんは意識しています。特に物部さんの体格を活かしたインパクトプレーを尊敬しています」
――ご自身のアピールポイントを教えてください。
「運動量とタックルです。あとは東海大大阪仰星のチーム方針で、『自分たちで常に考える』というのがあって、高校の時もFWの中で考えるのをやめないでプレーすることを意識していたので、ラグビーIQといった部分では負けないと思います」
――ご自身の課題を教えてください。
「繰り返しになってしまうんですが、高校の時よりもフィジカル面で課題を感じる部分が大きいので、大学でも通用するフィジカルをつくって、ボールキャリーの技術を向上させたいです」
――明大での目標を教えてください。
「紫紺のジャージーを着て、全国大学選手権で優勝することです。個人として達成したい目標はU20で日本代表に選ばれてプレーすることです」
――ありがとうございました。
[近藤未怜]
◆百武 聖仁(ひゃくたけ まさと)商1、東海大仰星。187センチ・108キロ
京都出身だという百武選手。東京に来てびっくりしたのは人の多さだそう。「京都も大阪も人が多い地域ですけど、東京はさらに多いです(笑)」
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