(41)全日本予選事後インタビュー③/吉川響

2025.06.04

 三大駅伝への復帰を懸けて挑んだ全日本大学駅伝予選会(全日本予選)。明大は高速レースに対応できず10位に終わり、伊勢路への出場権を逃した。しかし、期待の井上史琉(政経2=世羅)が自己ベストをマークして28分台に突入するなど、各選手が現状の最善を尽くした。今回は、レースを終えた選手たちの声をお届けする。

 第3回は吉川響(文4=世羅)のインタビューです。(この取材は5月30日にオンラインで行われたものです)

——ご自身のレースを振り返っていかがですか。
 「まだ調子が上がりきっていない中で出走するという形になり、2組目を走ることになったのですが、もう少し調子を上げた状態で挑みたかったという気持ちがありました。チームとしても予選敗退になってしまったので、悔いは残ります」

——どのようなレースプランを考えていましたか。
 「あまり攻めすぎず、全員で走る。全員が確実に、無理なことをせず、自分が走りやすい位置をキープして、後半上げていくというレースプランでした」

——当日のコンディションはいかがでしたか。
 「自分が走る時は雨が降っていて、少し気温も下がっていたので、コンディションとしては走りやすい状況でした」

——監督からどのような声かけがありましたか。
 「レース前では、そこまで無理に自分から前に出ず、自分の走りやすい位置を見つけて、走ってくれという指示がありました。レース後は、この状態の中ではよくやってくれたと言われました」

——石堂選手(壮真・政経3=世羅)とは、レース前に何か話されましたか。
 「自分は何回かこのレースを走ったことがあり、石堂は初めての全日本予選だったので、とにかく落ち着いて走ろうと話しました」

——全日本予選を終えて、チームの雰囲気はどのような感じですか。
 「本選に行けなかったことはチームとしても残念な結果になってしまったのですが、自分たちが目指すのは箱根駅伝の予選会なので、そこにしっかり照準を合わせてやっていこうとなり、すでに向かっていっている状況です」

——最後に今後の意気込みをお願いします。
 「全日本予選は敗退してしまったのですが、自分たちは箱根駅伝のシード権獲得というもう一つ大きな目標を達成するために予選会を突破しないといけないので、まずはしっかり夏合宿から予選会を見据えてチーム全体でやっていきたいと思っています」

——ありがとうございました。

[吉澤真穂]