
(30)関東インカレ事後インタビュー⑥/加世堂懸
「関東インカレ1部残留・箱根駅伝シード権獲得」を目標に掲げる競走部にとって、最初の大一番となった第104回関東学生対校選手権(関東インカレ)。全日本大学駅伝予選会の開催が例年より早期となった影響で、短距離・競歩部門の一人一人が背負う期待や重圧は否応なく増大した。しかしその重さに押し負けることなく、見事21点を獲得し1部残留を達成。今回は、4日間の熱戦を終えた選手たちの声をお届けする。
第6回は加世堂懸(商3=仙台育英)のインタビューです。
加世堂
男子1部800メートル準決勝1組 8着 1分59秒60
――コンディションを教えてください。
「2月に仙骨の疲労骨折があり、かなり急いで仕上げた感じでした。全然調子が上がらなかったので、最初は出場するか迷っていました。今年度から練習拠点を変えて、コーチの横田さんが『800メートルは出よう』と言ってくれたので、新しく次に進むための一歩のつもりで出ました。予選はいい感じに走れて、いい感覚を取り戻したかなと思います。予選は自分的には展開も含めて、予定以上ぐらいに走れたので満足しています」
――準決勝はいかがでしたか。
「2本走る力がなかったのと、コンディションが良くなかったので、2本しっかり出し切れなかったことが課題として見つかりました」
――準決勝では周囲の選手のスピード感もかなり速くなったと思いますが、いかがでしたか。
「昨年度と比べて練習の消化とかも全然違って、練習をやっていないと2本目を走るのは難しいなと思いました」
――新しい練習拠点での練習について教えてください。
「明大のグラウンドで、向こうのチームの人が来てくれて、合同で行っていいます。練習のスケジュール的な部分がガラッと変わっていたので、慣れるのが今は大変です」
――練習メニューは違いますか。
「今までは週2回強度の高い練習を行っていたのですが、今年度から週3回に増えました。そのため、かなり疲労が溜まって大変です」
――他の選手は参加されていますか。
「今のところ明大では自分だけです」
――今後出場予定の大会は決まっていますか。
「日本学生対校選手権になります。今年度はまだ1500メートルを全然走れていないので、そこで1回いい感覚を取り戻せるように頑張りたいと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「まずは環境の変化に慣れて、明大記録を更新できるように今年度は頑張りたいです」
――ありがとうございました。
[熊谷実夏]
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