
(1)春季リーグ戦事前インタビュー 石井佑季・水谷悠真
2年ぶりのグランドスラムを目指す明大にとって、春季関東学生1部リーグ戦(春リーグ)は、その戦いの幕開けを告げる重要な舞台だ。1年間の流れを決定づけるこの大会で勢いをつけ、王座奪還への道を切り開けるか。昨季の悔しさを胸に、新チームが始動する。今回は石井佑季(商1=希望が丘)、水谷悠真(商1=実践学園)に話を聞いた。
(この取材は5月3日に行われたものです)
石井
――先日行われていた関東学生新人選手権(新人戦)を振り返っていかがでしたか。
「結果としてはダブルスもシングルスも思うような成績ではなかったので、次のリーグ戦では自分の満足できるプレーをしたいと思います」
――新人戦での経験をどのように春季関東学生1部リーグ戦に生かしていきたいですか。
「もしかしたら新人戦で当たったメンバーの人とも春リーグで当たることもあるかもしれないので、その対策や、チームの雰囲気などを大事にしていきたいと思います」
――リーグ戦を迎えるにあたって、現在の心境はいかがですか。
「まだ自分は出るか分からないのですが、出るとなったら、やはり明治の選手として、少しでも自分のプレーをしてチームに貢献できたらいいと思います」
――明大に進学を決められた理由は何でしょうか。
「やはり卒業していく先輩などに強い人が多くて、プロ選手だったり、実業団選手だったりがいて、強い環境で自分ももっと強くなりたいと思ったからです」
――明大卓球部には入学前はどのようなイメージを抱かれていましたか。
「全員が強いというイメージと、あとは少し練習量が多いのかなと思っていました」
――入学されて1カ月ほど経ちましたが、イメージは変化されましたか。
「結構みんな明るいなというイメージと、練習量も思ったより多くなくて、きちんと自分の時間を使える環境だなと思いました」
――大学生活には慣れてきましたか。
「慣れてきました。(授業についてはいかがですか。)全然ついていけていないです」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「本当に明るいと思います。(伸び伸びとした雰囲気なのでしょうか。)伸び伸びというか、しっかりするところはしっかりして、遊ぶ時とか楽しい時はみんな元気だなという印象です」
――現在行っている練習はどのようなものでしょうか。
「新人戦もそうだったのですが、自分は大事なところでミスしてしまうことが多いなと思っていて、今は結構ヘッドワークや課題練習の中でミスしないように、自分がミスしないところでずっと連続で強打できるように練習しています」
――春リーグでレギュラーを取るために意識していることなどはありますか。
「普段の試合、練習試合や、少し小さいオープン戦とかでも簡単に負けないようにしています」
――簡単に負けないようにというのは、やはり1ゲームでも取るということでしょうか。
「そうですね。ゲームを最後まで諦めないとか、全然勝てなさそうでもなんとか点数を取ろうという気持ちを大事にしています」
――同期の選手たちにはどのような印象を抱かれていますか。
「同期はうるさい人とか、真面目な人とかたくさんいるのですが、みんなと仲良くするようにしています」
――先輩についてはいかがですか。
「先輩は関わる人は数人しかいないのですが、授業のことだったり、寮の掃除のことだったり、優しくしてくれるなと思います」
――目標とされている先輩などはいらっしゃいますか。
「目標にしている先輩は木方さん(木方圭介・政経2=野田学園)です」
――どういったところを目標にされていますか。
「競った時でもしっかり攻めていくところや、ミスしないところに憧れています」
――ご自身の持ち味はなんでしょうか。
「自分はバックハンドが得意なので、攻められるところはバックで攻めて、バックでチャンスをつくって、フォアでのミスを減らしたいと思います」
――大学でのリーグ戦は初めてだと思いますが、意識している大学はありますか。
「意識しているのは専大です。この前の定期戦も負けてしまったので、次は勝てるように向かっていきたいと思います」
――最後に意気込みをお聞かせください。
「自分が出ることになったら、チームに勢いをつけられるような試合をしたいと思います。もし出られなくてもそのサポートや応援を全力でしたいと思います」
――ありがとうございました。
水谷
――先日の新人戦を振り返っていかがでしたか。
「シングルス、ダブルスともに優勝を目指していたのですが、ダブルスは3位、シングルスは4回戦敗退で終わってしまい、とても悔しかったです」
――ドイツでの練習経験もあるとのことですが、新人戦の時の調子はいかがでしたか。
「調子自体は悪くなかったのですが、足が思うように動かなくて、メンタルも不安定で、自分のプレーがうまく出せなかった印象です」
――その経験から得た課題や収穫を、春リーグにどうつなげていきたいですか。
「体が我慢できない場面があったので、これからトレーニングを増やしていきます。きつい場面でもメンタルで負けないように、普段から追い込む練習をしていきたいと思います」
――春リーグが大学リーグ戦初出場になると思いますが、意気込みをお願いします。
「みんな強い相手なので、一球一球、声を出して全力でぶつかっていきたいです」
――特に意識している大学や選手はいますか。
「専修大学には去年何度も負けていると思うので、今回は絶対に勝ちたいです」
――明大に入学して1カ月が経ちましたが、環境の変化は感じますか。
「高校のときと比べて練習の質が高くて、普段よりも疲れます。強い選手が多くて、すごくいい環境だなと思います」
――先輩との関係性はいかがですか。
「みんな優しくて、寮生活も楽しめています。2人部屋で、同じ野田学園出身の選手と一緒です。他の選手も部屋に遊びに来たりして、とても充実しています」
――チーム全体の雰囲気はどう感じていますか。
「これまでは4年生が試合に出ていて引っ張っていた印象でしたが、今年は下級生中心で、すごく新鮮な感じがします」
――高校時代は主軸としてチームを引っ張ってきたと思いますが、大学で下級生として挑むギャップはありますか。
「高校とは雰囲気が違うので、挑戦者として頑張っていきたいです」
――春リーグに向けた最終調整のポイントはどちらですか。
「きつい練習を重ねて、焦る場面でも気持ちで負けないように自信をつけていきたいです。体幹トレーニングやウエイト、ランニングも続けていきます」
――試合で注目してほしいポイントございますか。
「ガッツを出して声を出す、自分らしいがむしゃらなプレーに注目してもらえたらうれしいです」
――個人・チームとしての目標をお伺いしたいです。
「個人では全勝、チームでは優勝を目指して頑張ります」
――最後に、明大を応援してくださるファンの皆さんへ一言お願いします。
「いつも応援ありがとうございます。自分はガッツあるプレーで頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
[大島菜央、杉本菜緒]
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