
(23)関東インカレ事前インタビュー⑤/竹尾拓真、鷹羽柊弥
短距離、長距離、競歩の全ブロックが結束して挑む関東学生対校選手権(関東インカレ)。近藤岬主将(理工4=十日町)が掲げた目標は1部残留ではなく、1部16校中の12位。より高みを目指し、各校のライバルと熱戦を繰り広げる。今回は、短距離、競歩部門の出場選手の声をお届けする。
第5回は竹尾拓真(農4=明星)、鷹羽柊弥(法4=盛岡四)のインタビューです。(この取材は4月30日、4月29日にオンラインで行われたものです)
竹尾
男子100メートル
——現在のコンディションを教えてください。
「4月は結構連戦で疲労が溜まっていましたが、今は連戦が終わって走り込みや補強ができていて、いい追い込みができていると思います」
——東京六大学対校大会(六大学)の頃は左ハムの筋膜炎が起こっていたとのことですが、現在そちらの状態はいかがでしょうか。
「もう治っていて、少し痛みはありますが全然走れる状態です」
——関東インカレはどのような位置づけの大会でしょうか。
「競走部の中で関東インカレの1部残留、箱根駅伝のシード権獲得という2つの目標があります。その(達成の)ために、年間を通して短距離ブロックにとっては非常に重要な大会となると思います」
——個人的な目標タイムや順位は決めていますか。
「具体的なタイムは決めていませんが、しっかり決勝に残れるように調整していきたいです。4×100メートルRに関しては優勝も狙えるチームだと思うので、しっかり優勝を狙ってチームに貢献できたらと思います」
——今年度の部全体の雰囲気はどのように感じていますか。
「今年度から岬(近藤・理工4=十日町)が全体部長になって、長距離の監督も大志田(秀次)さんになってから、部全体としては挨拶もより徹底されて、雰囲気も良くなりました。大志田監督になってから長距離の雰囲気も良くなっているのかなと、傍から見ていて思います。競歩はずっと強くて今も強い子がたくさんいて、優しい子ばかりです。そういった意味では競走部は結構盛り上がっているのかなと感じています」
——ブロック間の交流は今年度も意識的に続いていますか。
「挨拶の徹底というのもありますが、関東インカレや全日本大学駅伝予選会や箱根予選、箱根駅伝は全員参加で応援するということになっています。六大学から交流は深まっていると思います」
——最高学年として、短距離部門や競走部全体にどのように働きかけていきたいと考えていますか。
「短距離部門としては、やはりブロック長の佐田(龍昇・法4=大分東明)が抱え込まないように、みんなでサポートをすることです。部全体としては、挨拶の徹底ですね。後輩が入ってきて、新入生は最初の方は挨拶できなかったりということもありますが、自分たちが挨拶をするようにして(新入生からも)挨拶できるようになってもらって、その後はもう言わなくても(挨拶を)するような雰囲気をつくることに徹したいです」
——関東インカレへの意気込みをお願いします。
「ラストの関東インカレになるので、精一杯出せる力を出していきたいと思います」
――ありがとうございました。

鷹羽
男子200メートル
男子4×100メートルR
——コンディションはいかがですか。
「日本学生個人選手権(学生個人)で今のコンディションについて分かったのですが、あまり良くないなと思っています。これからの1週間でしっかり感覚を確かめるための練習を積んで、睡眠も普段の生活も整えて本番に挑みたいです」
——学生個人はいかがでしたか。
「六大学で1日3本走った分、代償が大きくて、ハムストリングスがかなり痛くて1週間ぐらい練習しなかった時期がありました。その練習不足があって、感覚を確かめずに学生個人に出たので、そこで思っていたよりもスピードが出なかったです。六大学の時とはまた違う走りになってしまったので、準決勝までは️いけましたが、本当だったら決勝までいきたかったです。次の関東インカレでリベンジかなと思っています」
——ケガではなく、少し痛めた感じですか。
「強い筋肉痛が起きて、これで走ったらケガにつながりそうだなと思ったので、1週間ぐらいセーブした感じです」
——関東インカレの位置づけを教えてください。
「関東インカレは最終学年として、チームを引っ張るためにも自分が結果を残さないといけないと思っています。関東インカレでは決勝に残って、チームに得点を与えられる走りをし、ベストを更新するようにしたいです」
——4×100メートルR(4継)と200メートルの目標は何ですか。
「4継では明大新記録を越せる実力のあるメンバーたちがそろったと思っているので、明大新記録の更新と表彰台に登ることが目標です。個人としては決勝進出して自己ベストを更新し、一つでも高い順位を取ってくることです」
——チームの雰囲気はいかがですか。
「歴代の先輩方と同じように上下関係は厳しくなくて、先輩と後輩が声を掛け合って協力しながら生活できています。練習面でも先輩と一緒に行って、後輩も声を掛けて一緒に切磋琢磨(せっさたくま)しながらできるくらい仲が良く、練習しやすい雰囲気だと思います」
——意気込みをお願いします。
「自己ベストを更新して、個人でもリレーでも表彰台に乗ることです」
――ありがとうございました。
[春田麻衣、熊谷実夏]
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