
(21)関東インカレ事前インタビュー③/長田隼人、原田真聡
短距離、長距離、競歩の全ブロックが結束して挑む関東学生対校選手権(関東インカレ)。近藤岬主将(理工4=十日町)が掲げた目標は1部残留ではなく、1部16校中の12位。より高みを目指し、各校のライバルと熱戦を繰り広げる。今回は、短距離、競歩部門の出場選手の声をお届けする。
第3回は長田隼人(商3=松山工)、原田真聡(文3=東京農大二)のインタビューです。(この取材は4月30日にオンラインで行われたものです。)
長田
男子1万メートルW
——現在のコンディションはいかがでしょうか。
「今のコンディションとしては良好です」
——2月の日本選手権・20キロ競歩(神戸競歩)、3月の全日本競歩能美大会(能美競歩)と続いていましたが、そこからはどのように過ごしていましたか。
「(関東インカレ前)最後のレースは日本学生陸上競技個人選手権(学生個人)でしたが、神戸競歩、能美競歩が終わって、トラックシーズンに入るのでそこに向けた練習を行うようにしていました。先日の学生個人では6位であまり納得のいく結果ではありませんでしたが、関東インカレに向けていい流れは持っていくことができた期間だったかなと思います」
——今大会、主将の近藤岬(理工4=十日町)選手が出場されないことについてはいかがでしょうか。
「主将の近藤さんは関東インカレ一部残留に向けてポイントを稼ぐ重要な立場なので、ケガで出られないというのは非常に残念ですが、だからといってネガティブになるのではなく、自分が高いポイントを取るんだという高い意識でやっていこうと思います」
——チームの雰囲気はいかがですか。
「長距離ブロック、短距離ブロックはあまり深く見ることができていませんが、競歩ブロックはみんな全員同じ目標に向かって高い意識で頑張れているかなと思います」
——関東インカレの個人とチームの目標を教えてください。
「個人としての目標は、もちろん優勝を狙っています。チームとしての関東インカルの目標は、競歩ブロックだけで言ったら3人全員入賞で、チーム全体では一部残留することが目標です」
——最後に今年度の意気込みをお聞かせください。
「自分は3年生ということで、大学生活の折り返しにもなります。大学1年生、2年生とあまり納得のいく結果が出なかったので、そういった意味でも、大学3年生からしっかり挽回して、学生の競歩界トップを狙えるように頑張ります」
——ありがとうございました。

原田
男子400メートル
——シーズンが始まり、ここまでの調子はいかがですか。
「今シーズンの最初の試合から調整があまりうまくいっておらず、悔しい結果で終わった4月ですが、関東インカレでは4月に失敗した反省を生かせるようなレースにしたいと思っています」
——どのように調子を上げていくか考えていますか。
「シーズンが始まってから、東京六大学対校陸上競技大会(六大学)、日本グランプリシリーズ出雲大会、学生個人に出ましたが、そこでうまく走れなかった要因として、スピード面と体力面の両立がうまくできていませんでした。練習方法を振り返って、一番調子が良かった時にやっていた練習をやるようにしています」
——関東インカレにはどのようなイメージがありますか。
「チーム全体で盛り上がれる大会なので、走っていても観戦していても楽しい大会というイメージがあります」
——個人としての目標を教えてください。
「昨年度が4位でぎりぎり表彰台に乗れなかったので、今年度は3位以内を目標に頑張っていきたいです」
——短距離ブロックとしての目標は決まっていますか。
「長距離、競歩ブロックと協力して、短距離主体で点を取るような結果を残したいと考えています」
——全日本大学駅伝予選会(全日本予選)の影響もあり、長距離部門は例年に比べて出場人数が少なくなっています。
「例年より長距離ブロックで点を取るのが難しく、昨年度も苦しい思いをして1部残留をした形だったので、昨年度より点を取ってチームに貢献したいです」
——チーム全体としての雰囲気はいかがですか。
「シーズン序盤から自己ベストを更新している選手も多いので、チームとしてはとてもいい雰囲気だと思います」
——注目選手を教えてください。
「自分と同じ400メートルに出場する古俣由人(法2=東京学館新潟)です。同じ短長ブロックというのもあって冬季から一緒に練習を積んで、今年度も自己ベストを更新して波に乗っている選手です。彼なら決勝まで行って戦える実力はあると思うので、とても注目しています」
——最後に意気込みをお願いします。
「チームのために点を取れるように頑張ります」
——ありがとうございました。
[安田賢司、橋場涼斗]
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