(19)関東インカレ事前インタビュー①/古俣由人、下野玲央

2025.05.05

 短距離、長距離、競歩の全ブロックが結束して挑む関東学生対校選手権(関東インカレ)。近藤岬主将(理工4=十日町)が掲げた目標は1部残留ではなく、1部16校中の12位。より高みを目指し、各校のライバルと熱戦を繰り広げる。今回は、短距離、競歩部門の出場選手の声をお届けする。

 第1回は古俣由人(法2=東京学館新潟)下野玲央(文1=川越東)のインタビューです。
(この取材はオンラインで行われたものです)

古俣
男子400メートル
——昨年度の関東インカレでは、ケガで出場がかないませんでした。今大会を前に、どのような心境でしょうか。
 「昨年度はたくさんの人の期待を背負う中、関東インカレに出場できず悔しい思いをしました。申し訳ない気持ちと自己管理に甘さを痛感しました。今年度は関東インカレまで残り1週間あるので、万全な状態で挑めるよう体調管理を徹底したいです。今大会の抱負は、決勝に残って少しでもポイントを稼ぐことです。メダル圏内に食い込むような活躍をして明大に貢献したいです」

——4月の東京六大学対校陸上競技大会(六大学)で400メートルの自己ベストをマークしました。今大会の400メートルはどのようなレースにしたいと考えていますか。
  「六大学で47秒07という自己ベストを出しました。先々週の記録会では46秒70で走れているので、自分としては波に乗っている状態で大会を迎えられると思います。400メートルでは、まず準決勝まで残り、最終的には決勝に勝ち上がりたいです」

——目標にしているタイムを教えください。
 「46秒30を目標に、走りたいと思います」

——昨年度の日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)では、4×400メートルRで明大記録に迫るタイムを出しました。今大会では、チームとしてどのようなレースを目指していますか。
 「関東インカレでは、チームとして決勝に進出し、少しでも明大に貢献したいです。昨年度の日本インカレのように明大記録に迫る走りを全員でしたいと考えています。チーム一丸となってひとりひとりの総力を高め、最終日まで体調面などの調整をしながら臨めば、自ずと結果はついてくると信じています」

——昨年度はバトンのパスミスにより失格となったレースがありました。今大会に向けて、どのような対策をしてきましたか。
 「今年度は、昨年の悔しい思いを絶対に繰り返さないというのがチームの目標です。そのために練習中から先輩方とも分け隔てなく話し合い、まずはチーム環境の改善から始めました。練習でもバトンパスを重点的に取り組み、チームのいい雰囲気を維持したまま関東インカレに臨みたいと思っています」

——今大会の意気込みをお願いします。
 「決勝で優勝争いに絡み、明大に貢献します」

——ありがとうございました。

下野
男子200メートル
男子4×100メートルR
——現在のコンディションはいかがですか。
 「とても良い状態ではありませんが、初戦からの伸びを感じています」

——200メートルと4×100メートルR(4継)の目標タイムをそれぞれ教えてください。
 「200メートルは20秒台、4継は明大記録を目指します」

——レースプランをそれぞれ教えてください。
 「200メートルは自分よりも自己ベストが速い選手ばかりなので、カーブを抜けたところからスピードを保ちつつ、根性で順位を上げていきたいです。4継はアンカーとしてすべきことをするだけです」

——関東インカレに向けて取り組んできたことはありますか。
 「自分は他の選手と違い、冬練習を積めていませんでした。そのため、最近の練習は200メートルの長さに慣れるために走り込んできました。4継については、バトンの受け取り方、加速の仕方などの基礎から見直しています」

——ライバルや意識している選手はいらっしゃいますか。
 「自分と同じ200メートル走に出場する川津靖生選手(法3=明星学園)と鷹羽柊弥選手(法4=盛岡第四)です。先輩たちはとんでもなく速いので、少しでも2人に引けを取らないような走りをしたいです」

——指導陣からの声かけはありましたか。
 「今年の関東インカレの出場は自分にはまだ早いと感じていましたが、コーチ達からの勧めで出場を決断しました。恥をかかないように頑張ります」

——今大会の意気込みを教えてください。
 「自分は経験的にもタイム的にも挑戦者の立場にありますが、少しでも明治の下野に勝ちたいと思われるような走りを見せたいと思っています。初の関東インカレを楽しみます」

——ありがとうございました。

[中村慈詠、武田隼輔]