
(18)東京六大学対校陸上競技大会事後インタビュー②/倉澤幹拡、宮坂玲皇
多くの選手が各々の目標を定めて臨んだ第58回東京六大学対校陸上競技大会(六大学)。今回は短距離部門の4名に、今大会の振り返りや新体制について、またそれぞれが思い描く今シーズンの展望を伺った。
第2回は倉澤幹拡(営2=日本航空)、宮坂玲皇(商1=岩倉)のインタビューです。
倉澤
対校男子100メートル決勝 5位 10秒88
対校男子4×100メートルR決勝 2位 40秒18
――今回のレースの目標はありましたか。
「100メートルに関しては、関東学生対校選手権(関東インカレ)のA標準と日本学生対校選手権(日本インカレ)の標準記録を切れたらいいと思って出ましたが、なかなかうまくいきませんでした」
――リレーはどのような気持ちで臨みましたか。
「特に目標はなく、バトンをもらう側が初めてだったので、『やってみよう』という感じで挑みました」
――100メートル予選を1組3着で通過しました。
「全然ダメでした。スタートから出遅れて、前半の差のままゴールしてしまいました」
――今回は順位よりもタイムを狙ったレースだったのでしょうか。
「昨年度は1年間ケガで走れなくて自分の持ちタイムがなかったので、できるだけいいタイムが出せればと思って出ました」
――リレーでの走りはいかがでしたか。
「そこまで悪くなかったと思いますが、他選手に詰められた部分はあったので、強化していきたいです」
――良かった点と反省点を教えてください。
「良かったのは、1日3本走り切れたことです。悪かったのは、3本目で足がつってしまったことなので、勝負できるような体づくりをしていきます」
――次戦は決まっていますか。
「大きな大会は関東インカレになるので、走ることになったらチームに貢献できるように頑張りたいと思います」
――今後への意気込みをお願いします。
「日本インカレ出場を目指して頑張っていきます」
――ありがとうございました。

宮坂
対校男子走幅跳決勝 1位 7m42(+0.1) 明大記録タイ
――跳躍を振り返っていかがですか。
「練習跳躍からなかなか助走が合わなくて、1本目、2本目も合わず、どうしようかなと考えていましたが、決勝の5本目からしっかり出力も上がってきました。この競技場に慣れることもできて、全てが最後にまとまって良かったと思います」
――明大記録タイでしたが、心境はいかがですか。
「まだまだいけるとは感じています。次の大会ではもう(新たな)明大記録を残したいと思っています」
――明大での練習は今大会に生きましたか。
「高校には競技場がなかったので、ずっと移動して他の競技場などを借りていました。このような素晴らしい環境で練習ができて良かったと思っています」
――今大会に合わせて、事前に考えていたプランはありますか。
「関東インカレに合わせて調整をしていたので、あまり六大学へは調整はしていませんでした。ですが明大記録タイという、シーズン初戦としていい記録が出せて良かったと思います」
――今回の試合で得られた課題はありますか。
「踏み切り時に少し後傾で入ってしまって、足がちょっと間延びしてしまう癖があるのですが、今日は本当にその癖がよく出てしまったと思います。もっと体は真っすぐ入って、なるべく間延びしないようにして、より前に跳べる跳躍を目指して今後改善していこうと思っています」
――収穫はありますか。
「大学の雰囲気に慣れるという部分です。 今日はとても緊張していたので、本当にどうなるかなと思っていました。結果的に1位も取ることができて、大学の空気感も大体分かったので、それが一番の収穫かなと思います」
――次に目標とする大会を教えてください。
「まだ決まっていませんが、関東インカレの前にどこかの記録会に出たいと思っているので、そこに向けて練習をしていきます」
――この1年の意気込みをお願いします。
「関東インカレの前に出ようと考えている記録会などで、日本インカレの標準記録を切って、今年度の全日本インカレに出場して、入賞できればと考えています」
――ありがとうございました。
[橋場涼斗、中村慈詠]
関連記事
RELATED ENTRIES