(13)ルーキー特集⑫/佐藤翼

2025.04.08

   創立150周年の節目に、競走部は「箱根駅伝優勝」という大きな目標を掲げ、新たな挑戦へと踏み出した。その象徴となるのが「紫紺の襷プロジェクト」。伝統を受け継ぎながら、箱根への道を切り開くべく、今年度も新たな仲間が加わった。そして、短距離・競歩の選手たちもまた、明大の名を背負い、それぞれの舞台でさらなる飛躍を誓う。彼らが胸に秘める覚悟とは——。未来を担うルーキーたちの決意に迫る。

 第12回は短距離部門・佐藤翼(商1=大分雄城台)のインタビューです。
(この取材は3月11日にオンラインで行われたものです)

——いつから陸上競技を始めましたか。
 「高校に入学してからです」

——入部のきっかけは何ですか。
 「元々走ることが好きだったからです。中学校に陸上部がなかったので高校で陸上部に入部しました」

——明大に進学を決めた理由を教えてください。
 「明大は競技場から寮まで距離が近いので自分の競技力向上につながると思ったのと、競走部に貢献したいと思ったからです」

——入部してみて競走部の印象はいかがですか。
 「チーム一丸となって競技に励んでいるところがかっこいいなと思います。自分もそこに入って一緒に走りたいと強く思います」

——環境が変わることで不安なことはありますか。
 「慣れない都会で生活することには不安もあります」

——今までで一番印象に残っているレースは何ですか。
 「一番印象に残っているのは、大分県高校総体の100メートルで当時の県記録を更新できたことです」

——ご自身の強みはどういった点でしょうか。
 「スタートから徐々に加速していって大きなストライドで走れるところだと思っています」

——大学で改善したい課題はありますか。
 「後半から失速してしまうところと、トップスピードを維持するのが苦手なところです。そこを改善して10秒03くらいで走れるようになりたいです」

——大学4年間での目標を教えてください。
 「まずは全日本大学選手権の標準記録を切ることです。上級生になったら、大きな大会で全国入賞や上位入賞できるようになりたいです」

——ありがとうございました。

[中村慈詠]

※写真は本人提供