
(16)ルーキー特集⑮/若本琉惺
創立150周年の節目に、競走部は『箱根駅伝優勝』という大きな目標を掲げ、新たな挑戦へと踏み出した。その象徴となるのが「紫紺の襷プロジェクト」。伝統を受け継ぎながら、箱根への道を切り開くべく、今年も新たな仲間が加わった。そして、短距離・競歩の選手たちもまた、明大の名を背負い、それぞれの舞台でさらなる飛躍を誓う。彼らが胸に秘める覚悟とは——。未来を担うルーキーたちの決意に迫る。
第15回は競歩部門・若本琉惺(法1=小豆島中央)のインタビューです。
(この取材は3月11日にオンラインにて行われたものです)
——陸上競技はいつ頃から始めましたか。
「小学6年生の秋から始めました」
——陸上をやる前は何か他のスポーツをされていましたか。
「バドミントンをしていました」
——競歩を始めたのはいつ頃ですか。
「高校2年生の春から始めました」
——競歩を始めたきっかけは何ですか。
「1年生の冬にケガをして、2年生の総体予選をどうするかってなった時に、先輩たちが長距離の枠を取っていたので、余っている競歩でインターハイを狙うという感じで始めました」
——競歩の魅力はどのようなところだと思いますか。
「高校から始まる競技なので、練習すればすぐ上達するところだと思います。みんなが同じスタートラインに立っているので、やればやるだけの成績がついてくるところが面白みだと思います」
——高校2年時にU18の3000メートル競歩で優勝されていますが、当時の心境を振り返っていかがですか。
「当時自分としても優勝を狙っていて、狙ったレースで勝つことができたのはとてもうれしかったです」
——高校の競技人生振り返っていかがですか。
「高校2年から競歩を始めて、その頃は思った以上の結果が出ていたのですが、高校3年の春から夏は思うような結果が出なくて、辛い時期もありました。ですが、3年時の国民体育大会で県記録を更新して入賞できたのは良かったです」
——明大で憧れの選手はいらっしゃいますか。
「同じ四国出身の長田隼人選手(商3=松山工)です」
——高校時代の練習と比較して違うところはありますか。
「高校の練習はひたすら歩くという感じでしたが、大学では競歩の技術練習をコーチがみっちり見てくださって、そういうサポートの手厚さを感じます」
——明大に進学を決めた理由を教えてください。
「競歩の強い選手が集まっているのが一番の決め手です」
——現在のご自身の歩きの特徴や、強みを教えてください。
「ハイペースな展開になっても歩型が安定していて、失格にならないところが強みだと思います」
——その強みはどのように培われましたか。
「高校時代の監督から『常に歩型を意識して練習しろ』と言われていたので、今になって武器になっているのかなと感じます」
——現在課題に感じている部分や、改善していきたい部分はありますか。
「体重管理が苦手なのと、体幹が弱い部分があるので、自分でしっかり管理したり、トレーニングで体幹を強めたりして強化していきたいです」
——陸上競技以外で大学で楽しみなことはありますか。
「香川から東京に来たので、いろいろなご飯屋さんを巡るのが楽しみです」
——今年度の目標を教えてください。
「5000メートル競歩で20分切りが目標です」
——最後に4年間通しての目標や意気込みをお願いします。
「全日本インカレ(全日本学生選手権)で優勝が目標です」
——ありがとうございました。
[加藤菜々香]
※写真は本人提供
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