
(1)再起へ新プロジェクト始動/「紫紺の襷プロジェクト〜Mの輝きを再び」キックオフイベント
明治大学創立150周年記念事業「紫紺の襷プロジェクト~Mの輝きを再び~」のキックオフイベントが行われた。この事業は、明大競走部の2031年度箱根駅伝(箱根)優勝を目指すものである。
◆4・2 「紫紺の襷プロジェクト〜Mの輝きを再び」キックオフイベント
(明治大学リバティホール)
中川秀一部長のあいさつから始まり、園原健弘監督からはプロジェクトの説明や寄付のお願いがされた。大志田秀次新駅伝監督にマイクが移ると、会場からは万雷の拍手が送られた。自身の思い描く指導方針を発表する中で、大志田駅伝監督は「正しいことを正しくやるだけでなく、継続することが一番大事」と継続力の重要性を語った。その後、今年度から就任した射場雄太朗長距離コーチによるスピーチや、現役部員の決意表明が行われた。応援団によるスペシャルステージで選手たちへ激励が送られ、イベントは幕を閉じた。
昨年度は箱根駅伝への出場を逃した明大競走部だが、大志田駅伝監督、射場長距離コーチの就任などにより盤石な新体制を築いた。2025年度、長距離ブロックの選手たちはどのような走りを見せるだろうか。
[橋場涼斗]
5名の選手と大志田駅伝監督のインタビュー
大志田駅伝監督
――明大の監督を引き受けた決め手は何ですか。
「11月に監督就任の声を掛けていただき、1カ月ほど保留させてもらいました。自分の気持ちがどう変わっていくのかを確認するためです。明大の選手を見ていくうちに、素質がたくさん眠っている面白いチームではないかと思いました。そういった点から11月末に自分で判断して引き受けることにしました」
――チームに合流されて間もないですが、手応えはいかがですか。
「手応えについては選手に聞いてもらいたいですね(笑)。選手と共に目標をしっかり持って、それに向かって日々取り組んでいきたいと思います。学生なので体調の変化や勉強との両立もありますから、そういった点を積み重ねながら修正していくつもりです。選手たちは箱根のシード権獲得を目標に掲げています。射場コーチとともにサポートしながら、目標達成のために何をすべきかを明確にして、選手が口にした目標に対してしっかりと答えを出していきたいと思います」
――今年度の目標をお願いします。
室田安寿駅伝主将(情コミ4=宮崎日大)
「個人の目標として箱根10区での区間賞を掲げましたが、まずはチームとして箱根に出場することを第一に取り組みます。また、10区を走って最高の景色を見るために、主将として練習面や生活面で引っ張っていければなと思います」
堀颯介(商4=仙台育英)
「1万メートル28分20秒と各駅伝で区間3位以内に入ることです。紫紺の襷プロジェクトを通じて個人、チームと共に成長できるよう努めます」
山本樹(営4=専大松戸)
「家族と、陸上競技を通じて応援してくださった方々への感謝の気持ちを結果で示すことです」
綾一輝(理工3=八千代松陰)
「まずは予選会をしっかり通過して、箱根では明大記録を出せるような強い選手になります。また、紫紺の襷プロジェクトの1年目に携われたことを嬉しく思っており、個人としてもチームとしても、1年目にふさわしいスタートを切れるように成長していきます」
大湊柊翔(情コミ3=学法石川)
「1万メートルで27分50秒を出し、駅伝シーズンは箱根のシード権を獲得することです。個人的な思いとして、今年度の4年生にはとてもお世話になっているので、最後笑顔で卒業してもらうために結果を残していきたいです」
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