(6)ルーキー特集⑤/河田珠夏

2025.04.06

 創立150周年の節目に、競走部は『箱根駅伝優勝』という大きな目標を掲げ、新たな挑戦へと踏み出した。その象徴となるのが「紫紺の襷プロジェクト」。伝統を受け継ぎながら、箱根への道を切り開くべく、今年度も新たな仲間が加わった。そして、短距離・競歩の選手たちもまた、明大の名を背負い、それぞれの舞台でさらなる飛躍を誓う。彼らが胸に秘める覚悟とは——。未来を担うルーキーたちの決意に迫る。

 第5回は長距離部門・河田珠夏(文1=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は3月8日に行われたものです)

——陸上を始めたのはいつ頃ですか。
 「中学生の頃はサッカー部でしたが、駅伝大会に出ていました。陸上を始めたのは高校からです」

——高校3年時には1500メートルでインターハイに出場されました。
 「1500メートルには八千代松陰高から3人出場しましたが、全員でインターハイに進めたことはうれしかったです」

——千葉県高等学校駅伝競走大会(千葉県高校駅伝)には出走されましたが、全国高校駅伝(都大路)ではメンバー外となりました。
 「千葉県高校駅伝で大腿骨を疲労骨折してしまいました」

——高校時代は1500メートルを主戦とされていましたが、2月のU—20日本陸上競技選手権大会・クロスカントリー競走にも出走されました。振り返っていかがですか。
 「設定ペースはありましたが、復帰レースだったこともあって最初の1キロからきつくて、早くやめたいと思いながら走っていました。これから長い距離に対応していきたいです」

——明大に進学することを決めた理由を教えてください。
 「英語の勉強をしたかったので、高校3年時のインターハイで辞める予定でした。ただ、どこか駅伝への心残りがあって、英語の勉強もできる明大に興味を持ちました。尊敬できるチームメイトである桶田(悠生・政経1=八千代松陰)も明大に進むことを決めていたので、自分も明大に進学することにしました」

——意識している選手はいますか。
 「まずは桶田です。また、高校時代のチームメイトだった柳澤碧泉(専大)や和久井夏輝(國學院大)、松村達也(駒大)もライバル視しています」

——目標としている選手はいますか。
 「綾(一輝・理工3=八千代松陰)選手です。高校時代から結果を残しても天狗(てんぐ)にならず、すごく性格のいい選手でした」

——大学4年間で一番出てみたいレースを教えてください。
 「箱根駅伝です。直感ですが1区が好きなので走りたいです」

——ルーキーイヤーと大学4年間の目標をそれぞれお願いします
 「1年目は5000メートルで14分0秒、1万メートルで29分20秒を出して、大学4年間で三大駅伝に出場したいです」

——ありがとうございました。

[橋場涼斗]